固ゆで卵で行こう!

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

読書感想がメインですがジャンルは偏りがちです。

美味しい珈琲とスイーツで日々を生きてます。

先日、所用で大阪へ。


まずはモーニングにと、JR大阪駅北側のうめきた広場にある「GARB MONAQUE (ガーブ モナーク)」さんへ。
 
 

 
自分は「グッドモーニングバーガー」を。
 
淡路牛のパテはちょっと焦げていますが、味自体は肉肉しくて美味しかったです。
 
 
 
 
 

 
妻は湯だねパンとスープの「モーニングセット」を。
 
 
 
 
 
 

 

 
平日の早い時間帯だったこともあってか、まだ人も少なく、百貨店がオープンする時間までゆっくり食事できました。
 
また何かの機会に利用できそうです。

 

 

幼稚園に通う息子の郁登の付き添いで、子供向けの競技かるた教室に通うようになった39歳の希海もかるたに夢中になり、家でも一緒に練習するように。

しかし、郁登は小学校にあがるとサッカーへと興味を移し、かるた教室をやめてしまう。

今度はサッカー経験者の夫の勇介が張り切る中、かるたの札を払った感覚を忘れられない希海は、サッカー教室とかるた会の日が被ることなどに悩みつつも、今度は大人向けの会に通うことに…。

 

 

 

読みながら希海と共に、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、一緒になって悩んで考えてみたりしながらも、最後は幸せな気分で本を閉じることができました。

 

 

40歳にして競技かるたの魅力にハマった主人公の希海。

 

けれども趣味を楽しむには、時間もお金も必要。これはもう痛いほど分かります。

 

自分も本は沢山読みたいし、ライブも観に行きたいし、山もあちこち登りに行きたいし、遠方の友人知人にも会いに行きたいし、それに映画やドラマ、アニメだって観たいし、美味しいものも食べにも行きたい。

 

なんか、自分って・・・欲望まみれの人間みたい(笑)。

 

でも、希海にとって趣味を続けること、楽しむことは、母親として、妻として、そして自身の両親や夫の家族との関係といったものなどが問題となってきます。

 

価値観は人それぞれかも知れないけれど、それを押し付けられるのは辛いですし、特に母親という立場は、よりそういったものが顕著なものとなるのは間違いありません。

 

ちなみに希海に価値観を押し付ける人の中で、夫の勇介の妹が一番うざかったですし、腹立たしく思えましたし、希海がよくぶちキレなかったなぁと思いました(笑)。

 

 

また、周りからは優しく理解ある旦那と思われている夫の勇介について。

 

「確かにそうかも知れないけど、そうじゃないんだ」と、うまく言語化できない希海が胸に抱くモヤモヤや腹立たしい気持ちというのも共感できるものが。

 

これって一緒に長く生活していくうちに、相手に対して求めるものや理解して欲しいことについてお互い口にせず、知らずに我慢したり、我慢を強いていることも原因なのかも。

 

そうしてそれが爆発した後、希海と勇介の二人がどう感じ、どう思って関係修復にいたるのか、ドキドキとヒヤヒヤとした心配と共に、いっそのこと修復なんてしなくてもいいんじゃないかと無責任にもけしかけたくもなったりして(笑)。

 

でも、我が身を振り返ってみると、同じように言葉足らずのことが往々にしてあると思いますし、うん、反省しないと。

 

 

ところで、かるたに夢中になった頃の郁登が百人一首の歌と実際の風景を重ねる場面は美しくて、ちょっと泣きそうにもなったりしました。そしてその他にも印象に残る場面が沢山。


 

希海が札を払いその感触を忘れられない姿や、序歌に惹かれる場面。


夫婦仲が悪くなった後に、夫の勇介がことを「ママ」ではなく名前で呼んだ場面や、いつの間にかるたと希海について理解しようとしていた姿。


他にも実の両親から希海がまるで個人として扱われていないかのような場面や、義父母への対応方。


希海にとって心休める場所、喫茶たまさかでの珈琲の香り。


希海のママ友が、子供ができる前に沢山あった趣味はどこにいったんだろと、どこか寂し気に呟く姿。


息子の郁登がかるたを辞めるきっかけになった癇癪を起した時の気持ちに気付く場面や、試合でお手つきをした際に申告するか悩む場面などなど…。


 

鮮やかな場面もあるけれど、主婦として、母として、そして40歳のひとりの女性としての生きづらさというのが、かるたを通じてリアルに描かれており、だからこそ希海を応援したくなります。

 

そうそう、印象深い場面でいえば、D級試験の際に対戦相手の子供に対して「こんクソガキが」と心の中で言葉にしている場面も忘れられません。

もしかして著者も競技かるたをする中で同じような場面で同じように思ったのかな、なんて(笑)。

 

 

それから、競技かるた自体についても読んでいて目に浮かぶようで分かりやすかったです。

 

漫画の『ちはやふる』は大好きで、アニメも映画も観ましたし、夏に放送されていた映画版の続編となるドラマ『ちはやふるーめぐりー』も大好きだったので、ある程度は分かっているつもりではいました。

 

でも、本書でより理解できた気がしますし、ドラマが終わってからも気が付けば頭の中で「なにわづに~」と序歌が流れていた自分としては、本書を読んで序歌のことが、より好きにもなりました。

 

 

実は冒頭で、癇癪を起こす子供の前で絶望に駆られている母親の姿を見せられた時は、リアルな姿だとしても、この物語の行く末が恐ろしいものになるのではと不安に思えました。

 

しかし、エピローグで描かれる未来には、まさに希望や愛が溢れていて、希海と同じような立場や悩みをもつ人への応援と同時に、著者自身の夢も描かれているのかな、なんて思うと幸せな気持ちになれるものがありました。

 

そして、こういう未来を描けるというのも、老若男女問わず競えるかるたの世界の素晴らしさなのかも。



湖西連峰をJR二川駅から天浜線の知波田駅までとお山歩した後は、天浜線で新所原駅まで向かい、そこでJRに乗り換えて浜松駅へ。

浜松駅では、せっかく浜松まで来たのだからと、下山メシとして、鰻を食べていくことにしました。

訪れたのは浜松駅すぐ近くにある「浜名湖うなぎ 丸浜」さん。

13時を過ぎていたせいもあってか、待たずに入店できましたが、カウンター席もあって、おひとり様でも気軽に入れるお店なのがありがたい。

老舗もいいけど、初めてだと自分には敷居が高過ぎるぐらい高いですし(笑)。

さて、注文したのは「うな重」の松。



表面はあまりパリパリと焼きすぎておらず、身はふわっとしています。

タレもあまり濃くなく、食べやすい感じでしょうか。

どちらかというと、関西風のパリパリしたものに慣れているので、こういうふわっとした食感はちょっと新鮮です。

駅近でリーズナブルに、そして気軽に鰻が食べられるお店ですね。


そして登山後の下山メシとして、エネルギーをチャージできて良かったです。



先日、仕事で浜松に行く用事があったので、ついでに登山もできたらと考えていました。

すると、毎朝登っているという友人から湖西連峰のことやコースの情報を教えてもらえ、二川駅からスタートし、神石山を越えて知波田駅をゴールとするルートで歩いてきました。


まず最初の二川自然遊歩道、遊歩道というぐらいあって歩きやすい道が続きます。

神石山まで続くコースには時々ビュースポットがあり、浜名湖方面や豊橋方面などの景色が楽しめましたし、座談山や神石山の山頂には広場で休憩されている登山客も多く賑わっていました。


神石山の山頂で少し休憩&補給を済ませると、大岩登山口方面へと向かいます。

雨宿り岩の上から眺望を楽しんだりしながら進むと、そういえば「パラダイス」と呼ばれる場所があるので探してくださいと友人から言われていたのを思い出しました。

どうも第二、第三とあるらしく、きづいたら最初のパラダイスを過ぎていたようなので、戻ってパラダイスへと続きそうなところに入っていくと、ありました、パラダイスが!

確かに歩いてきたこの行程で一番の絶景。

他に誰もおらず、絶景を独り占めしてこれました。

教えてくれた友人に感謝、感謝。

ちなみに第二、第三は探さず下山。次の機会があれば探してみたいです。


パラダイスを過ぎた後は、人気のない登山道で、こちら側から登る人はあまりいないのか、すれ違う人も無し。

大岩に登って景色を楽しんだりしながら、最後の激下りの急斜面を慎重に降りると大岩登山口に到着。


その後はアスファルトの道路を歩くこと30分弱。

天竜浜名湖鉄道の知波田駅に到着しました。

しかし無人駅の知波田駅、歯医者さん?駅?どっちなのって思うような外見の駅。

見た目は歯科医にしか見えないという面白い建物でした。

ちなみにこのローカル線、日中の時間帯は一時間に一本しか運行しておらず。

パラダイス探しでロスった時間がなければ一本前に乗れたのですが、間に合わなかったのでのんびり待つことに。

汗をふいて水を飲みながらゆっくりしていたら、反対方面へ向かうエヴァンゲリオンのラッピング車両がきたので慌てて写真を(笑)。
 
最後の最後まで見どころたっぷりで楽しい山行となりました照れ

 
 

 
JR二川駅を朝の7時15分頃にスタート。
 
 
 

 
歩きやすい遊歩道。
 
 
 
 

 

 

 

 

浜名湖や豊橋市街方面などを眺められるビュースポットがいくつも。
 
 
 
 
 

 

 

 

 
神石山山頂と山頂からの眺望。
 
 
 
 
 

 

 

 
雨宿り岩は裏側から登れ、眺望が楽しめました。
 
 
 
 
 

 
ここを右にいくと…
 
 
 
 

 
通称パラダイスと呼ばれる絶景ポイントに到着。
 
 
 
 
 
 
 
 
素敵な場所でまさにパラダイス。
 
他に誰もいなくて絶景を独り占めです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大岩と大岩の上からの眺望。四等三角点もありました。
 
 
 
 
 
最後は激下りで慎重に足を運びます。
 
そんな中でも素敵な景色に癒されました。
 
 
 
 
 
 
 
最後はアスファルトの道路をひたすら歩きます。
 
 
 
 
 
 
11時過ぎ、天竜浜名湖鉄道、天竜浜名湖線の知波田駅に到着。
 
歯科医にしか見えない無人駅でした。
 
 
 
 
 
 
 
待っている間にエヴァンゲリオンのラッピング車両が。
 
慌てて写真をパシャリ。
 
最後の最後まで楽しめる山行、おつかれ山でした!

先日、浜松の素敵カフェでお茶した後、仕事を終えて豊橋からかけつけてくれたKさんも合流し、「鳥焼もろ川」さんで会食してきました。

日本庭園が望めるカウンター席に着くと、まずはコースで注文し、後から食べたいものを追加していただいてきました。

御料理も美味しく、落ち着いた、ちょっと大人な雰囲気のお店で、カウンター席ながら角の席を用意していただけ、L字に座れたおかげで、四人でお喋りするにも問題なく、色々とお話できて良かったです。

実際、ラストオーダー過ぎの時間まではあっという間。
Kさんとは一緒に山に登ったりなどしたことはあったものの、こうやって落ち着いてお話する機会は初めてかも知れないので、ちょっと新鮮だったかも(笑)。
 

 
 

 

なお、御料理の写真はほんの一部だけ。

 

 

 

 

 

静岡といえばということで黒はんぺんも。


 

 

 

最後は、もろ川名物と書かれていた鳥そぼろ丼(ハーフ)で〆てきました。

それにしてもこうやって集まってくださり本当に感謝です。

こういった機会があれば懲りずに集まっていただけたら嬉しいですし、福井にもまた遊びにきてくださいませ。

 

 

 

 

そうそう、Kさんがお土産にと「ピレーネ」を持ってきてくれて嬉しかったです(≧▽≦)
 

 

ホテルで食後のデザートとしてコンビニコーヒーと共に、ありがたくいただきました照れ