東邦3-1豊川
2013年、秋の県大会は東邦高校の優勝で幕を閉じました。
私的な戦前の予想は豊川優勢、スコアは5-2ぐらいかなという感じだったんですが見事に外れましたw
強打で押し切れないと脆さを見せるのが東邦のキャラクターだと思っていたのですが、
新チームは接戦でも強い野球をしますね。
結果的にはこの時点で勝負あったという感じでしたね。
1、2番コンビの鋭い振りからの強烈な打球で、
豊川の先発投手田中空良君の出鼻を挫いたのが大きかったかもしれませんね。
その後に主砲の宮沢君が合わせただけのような
技ありのセンター前へのタイムリーヒットを放ったのを見て、
東邦の攻撃バリエーションに幅の広さを感じました。
豊川のエース・田中君もストライクとボールがややはっきりした立ち上がりではありましたかね。
その後に持ち直してツーシームとスライダーのコンビネーションで
あっさり終わらせるイニングを重ねていた辺りは流石の貫録。
今大会でホームランを量産した溝口君も少ない球数で2打席連続三振に抑えられていました。
田中君の好投を支えたのが3塁手の中村君。
意図的に打たせてたのか東邦打線の振りが鋭いのか
3塁方向への打球が多かったのですが、ライン際の強烈な打球を逆シングルで止めるなど、
一試合を通じて見事なグラブ捌きを見せていました。
豊川の3塁手が堂(ry林並の守備力だったら東邦のワンサイドゲームになってたかもしれないですねw
(そのぐらい中村君が頑張っていたということですわ)
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中京大中京戦の好投で一躍名を挙げた田中空良との対戦という事で心に期するものがあったのか
東邦のエースナンバー・大井君は一世一代レベルのピッチングを見せました。
序盤こそ長打を何本か打たれましたが尻上がりにピッチングの完成度が増して行き、
試合終盤はヒット性の当たりを打たれる気が全くしなかった。
当てるのがやっとの落ちる変化球と、生きの良いストレートとのコンビネーションが冴えわたりました。
一冬越してストレートに磨きがかかったら安定感では県内ナンバーワンレベルになるんじゃないかな。
失策を誘う3塁線への強烈な当たりと終盤の3塁打で2得点に絡んだ松原君。
遊撃手としても堅い守りを見せます。
初回に技ありのタイムリーヒットを放った宮沢君
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という訳で、
両チーム残念なプレーは全く見当たらない決勝に相応しいレベルの高い一戦でした。
決勝を戦った両校が強いのは間違いないので、東海大会は期待して良いのではないでしょうか。
東邦高校は旧チームで控えだった選手ばかりなので
経験不足を懸念されていましたが杞憂に終わりましたね。
高校野球における強打は水物なので打てない時にも主導権を握れるかというのが
真の強者になる上での重要課題だと思うわれるのですが
東邦の新チームは一点を争う試合でも着実に加点できる巧さがありますね。
負けはしましたが豊川高校も強打で打ち負かすだけじゃなく
進塁の上手さを生かすような得点シーンもあったので東海大会を含めた
今後の好結果が期待できるチームだと思います。
田中空良という絶対的エースを手札に持っているのが大きいですよね。
過去の世代が阻まれたあと一歩の壁を破る世代になって欲しいです。
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