部活都大会も2回戦で敗退し(もう少しだったが)、3年生は全員受験勉強に取り組むことになった。
三者面談もほぼ終わり、自クラス教室は当分、使う当てがないので、この期間理科自習室に解放した。昨日も数名クラスで自習をしていた。今日は6人理科の自習をしている。
大日本図書P83観察2はセイロンベンケイの発芽を10日間程度観察するものである。セイロンベンケイは以前、小笠原母島に赴任した元同僚を訪ねたとき教員住宅周辺に自生しているものを見たことがある。小笠原ではセイロンベンケイを「ハカラメ」と呼んでいると教わった。確かにセイロンベンケイの葉を放置しておくと葉の周囲から芽が出て新しい個体が出来る。そのセイロンベンケイであるが、昨年、理科の講師の先生から1枚葉をもらい1年間育てたらかなり沢山の葉が得られたので、今回は夏休みの課題として希望する生徒に小さな葉を数枚づつ配布し、観察記録をレポートとして提出してもらうことにした。
↓今日の内容
↓生物の増え方
↓無性生殖の例としてセイロンベンケイの観察を行う。P83観察2
大日本図書P84のVTRを見せる。
↓理科室のセイロンベンケイ
↓観察の仕方
↓ジャガイモは種子植物であるので有性生殖も行う。
↓昔話題になったトマトとジャガイモ(ポテト)を融合させたポマト
↓さし木で増える植物。ソメイヨシノはもとは1本の木がさし木によって増やされたものである。D教科書P85VTR
2014/09/13付記
夏休み中に育てたセイロンベンケイのワークシートを2学期に提出してもらった。
以下はレポートの一部である。
配布したセイロンベンケイが枯れた生徒もいたようだが、葉を複数枚配布したので元気な個体を観察できたようだ。
育て方の基本は「室内で育てる。」「キッチンペーパーなどを水でしめらせその上に葉を置く。」の2点である。室外に置くと風で飛ばされたり、乾燥しすぎたりなどのトラブルがあるようだ。もちろん、鉢に土を入れて本格的に栽培しても良い。なお、観察が終了したらセイロンベンケイを処分するよう指導した。付近に放置して勝手に生育し生態系を乱すといけないからである。寒さに弱いので自生することないと思うが念のためである。