ラスカルのブログ

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日々の実践記録でした。2016年3月で理科授業記録は終了しました。

 前回、35mmネガフィルムのスキャン結果でフジカラーの経年劣化がひどいことを述べた。しかし今回ポジフィルム(リバーサル・スライド)をスキャンしたところフジクロームはコダクロームより経年劣化が少ないことが判明。フジクロームではアプリによる退色処理が必要がなく、30年以上経過しても当時の色が綺麗に再現されている。
撮影機種はNikon FフォトミックTN、レンズはAiズームニッコール 100~300mm F5.6など


↓フジクロームで撮影した式根島(隈の井)多くの釣り師がみえる。1985年頃(300mm)



↓フジカG69を撮影した 1985年5月頃


ネガフィルムは普通プラスチック袋に入れて保存する。そのためフィルムと袋が触れ合い反応して劣化したと思える。ポジフィルムはマウントされておりそのため他の物質と密着することがないので劣化が防げたのだろう。長期保存するのならリバーサルフィルムで撮影するのが良い。

次回は式根島について、写真をのせ思いついたことを書く予定。


かつて撮影した膨大なフィルムを、ようやくフィルムスキャナーで読み取り、HDDに保存する作業に着手した。スキャナーはエプソンGT-9300UF。これは10数年前に立川ビックカメラで透過原稿ユニット(120フィルムや4×5判対応)と同時購入したものだがほとんど使用せず絶品となってしまった。透過原稿ユニットにいたってはパッケージを開けたこともない未使用新品状態。
 退職してようやく時間とやる気が出来たので膨大なフィルムをスキャンし、30年前後保存していた大量のフィルムを廃棄しようと思う。

↓ネガファイル(40年~30年間保存)



↓エプソンGT-9300UF


↓一度にスキャンできるネガフィルムは6枚。解像度を2400dpiにすると36枚撮り1本をスキャンするのに1時間10分ぐらいかかったので、途中から1200dpiでスキャンした。



↓カラーフィルムでは30年間の時間経過は画質劣化に大きく影響
上からフジ、コダック、サクラ(コニカ)だが、フジカラーの劣化が激しい。
コダックやサクラも変色しているが相対的に劣化面積が少ない。特にサクラカラー200はアプリで退色復元処理をしなくても良いまったく見事な状態だった。



↓フジフィルムで撮影した野球の試合。左側大半が緑色に変色している。



↓モノクロフィルム(白黒フィルム)でもフジは残念な結果になっている。フジフイルムは加水分解を起こしワカメ状になってしまい読み取り不能のものもあった(特に40年前のもの)。コダックのトライXは優秀でほとんど変化していない。サクラも加水分解は起きていない。また白黒フィルムだけだが強い酢酸臭がした。10年前に一部スキャンしたときは酢酸臭も加水分解もなかったのでこの間に劣化したのだろう。


↓ネガフィルムを入れるシートも透明な袋ではフィルムと接触して表面が変化していた。

カラーならこの部分が黄色になって見苦しい。この劣化もフジカラーが顕著。



↓透明なフィルムシートと半透明なフィルムシート。半透明な方が保存状態が良いようだ。



まとめ

モノクロではコダック、カラーではサクラとコダックが経年変化に強いようだ。特にサクラカラー200は経年変化に強い。今度フィルムを使うときの参考にしたいが、サクラ(コニカ)は写真から手を引いてしまったし、今後銀塩写真を撮る機会はないだろう。
次はスキャンしたデータを元に記事を書いてみようと思う。

喋らなくなったソフトバンクのお父さん犬。来年は戌年でもあるので電池を交換し再び喋るようにしたい。

↓無言のお父さん。赤い首輪も劣化しどことなく寂しそう。


↓カッターナイフで背中に切り込みを入れる。外科手術の要領。やったことないけど。


↓背中を開くと中に袋が見える。

 

↓鳴き笛が入っている袋を取り出す。

 

↓この袋は糸で本体に縫い付けてある。

小児が乱暴に扱ってもずれないような配慮だろうか、丁寧に作っている。


↓今回はハサミで糸を切断し本体から離したが、

そのままでも袋に穴を開け鳴き笛を取り出すことができることが後で判明。


↓お父さんから取り出された電子部品の鳴き笛


↓袋を破って鳴き笛本体を取り出す。


↓鳴き笛本体にドライバーを差し込み丁寧に蓋を開ける。


↓鳴き笛本体に錆などの劣化が見られる。


↓LR41を2個使用している。


↓作業を見守るお父さん


↓電池を交換しても喋らなかったので色々調べたら通電不良だということが分かった。

写真の接点をドライバーなどであらかじめ慎重に押し下げた後、ボタン電池を挿入するとよい。

念のため各部に接点復活剤を噴射した。


↓蓋をして鳴き笛を袋に入れる。


↓お父さんの背中から体内に埋め戻す。


↓白のミシン糸で傷口を縫い合わせる。

この作業は自分にはできないので奥さんにやってもらった。


↓縫い目はあまり目立たない。


↓新しい首輪と鈴をつけてもらいドヤ顔のお父さん犬


↓電池(LR41) はコンビニでも売っている(205円)がホームセンターでは164円だった(どちらも税込み)
作業時間は正味30分前後だった。

 

 現職の頃、教科書に、魚類は子を基本的に育てないのでマンボウのように数億卵を産んでも大人のマンボウになるのは数匹という記述が過去にあった。いつの間にかその記述がなくなった後も授業でよくその話をしたが「実際まだはっきり分かっていない」というのが事実というのが今日分かった。


今日のTBSラジオ番組でマンボウ研究者・澤井悦郎さんのお話。
「マンボウの卵巣に3億の卵があるがマンボウが実際何個卵を産むかまだ研究が進んでいない。マンボウが繁殖するには2匹以上大人になる必要があるので学者がマンボウは数億の卵を産むがそのうち大人になるのは数匹と想像した。」

それが教科書に載ったと思われる。マンボウには秘密が多い。

マンボウの秘密

全国の理科好きの中高生によんで欲しい秀逸本。

私は図書館で借りて読んだが今度本屋で購入する予定である。

 

 蛍光灯を修理した。もちろん自宅のである。久しぶりのブログ、書き方を忘れないように、記録してみる。
 昨日、自室の蛍光灯が不安定なので、散歩がてら近所のやさかに行って、32Wと40Wの2本セットになった蛍光管を購入した。セードを外すと古い蛍光管2本とも管の一部が黒くなっていた。これらは外して資源ゴミへ。
 
↓新しい蛍光管(1300円ぐらい)
 続いて、新しい蛍光管を取り付けて、スイッチを入れると一瞬ついてすぐ消えた。「あれ?」と思って電子回路部のプロテクターを軽くたたくと点灯した。しばらく放っておいてまたスイッチを入れると今度は反応なし。軽くたたくとしばらく点灯しまた消えた。どうやら本体が壊れているらしい。ということで蛍光灯の修理をすることにした。理科教員だった頃、よく理科室の顕微鏡光源装置の修理をした経験があるので、「ものを直す」ということはむしろ楽しい。
 
↓本体を天井から外して、プロテクターを外した。
 
↓電子回路の裏に錆は見当たらない
 
 
↓故障箇所発見!何と導線の切断(^_^;
どうしてこうなったのか?初期不良か、セード清掃のとき私が傷を付けたのか、原因が分からないのが気になったが、切断部分(錆びていた)を切ってつなぎ直すことにした。
 
↓ハサミで切断する
※黒マジックでコードの区別をする
 
↓コードのビニール被膜をとる
 
↓元のコードどうしを間違わないようにしっかり結ぶ
 
↓絶縁のためにビニールテープを巻く(ショートしない用に注意する)
 
↓蛍光灯本体をきれいに拭いて天井に取り付ける
 
↓再び新蛍光管を取り付け点灯!
 
↓セードを取り付けて作業終了(^_^)
 
まとめ
 修理がうまくいったのは良かったが、もし基盤(電子回路)が壊れていたら私にはどうにもならない。そうなると蛍光管2本の代金1300円が無駄になる。やはりここは、LEDにするべきだったのかもしれない。
 この蛍光灯は20年以上前に購入したものであるので、買い換えも考えたが、LED電灯は1万円前以上?だったので躊躇したのだ。消費電力を考えてもLEDが優れているので次に不都合があったら買い換えしよう。
 
 本校は創立40年、理科室のガス管も老朽化のため交換工事になった。そのため、期間中は理科室使用不可になり、やむを得ず空いている普通教室に引っ越しすることになった。


↓普通教室に2台のプロジェクターを設置した。焦点距離が長いので場所を取り、生徒のスペースが狭くなってしまった。




↓理科室はこれからの工事に向けて養生シートで覆われた。



↓新たにガス管を設置する箇所の床板を剥がす。



↓続いてコンクリート破砕機で溝を作る。このとき、道路工事と同じ大音量の音が発生し、1Fの理科室から3Fまで音が聞こえた。


↓コンクリート粉末で理科室が白くなった。


↓水道管も工事のため外されている。

↓この溝にガス管を設置する。つまり、古いガス管(コンクリート床内部にある)は見捨てられた。



↓元栓がこんなとこにも設置された。




今日の工事はここまで。
古いガス管を撤去して、新しいガス管と交換するのではなく、古いものはそのままにし、バイパスを通す工事であった。古いガス管は配置のあと、コンクリートが流し込まれいるため管だけ撤去することは不可能なのだろう。工事は来週に終わりそうである。

2016追記
この後、ガス管をコンクリートで固定し、新しい板を貼って工事終了となる



↓新しい床板



以上で理科関係のブログを終了します。
教科書も新しくなり、このブログも陳腐化していくようだが、今日も500アクセスあったので、しばらく残しておくことにした。
長らくのご愛読ありがとうございました。

まぁこんなものか?

では、公園に散歩しに行こう。

2016年Amebaおみくじ結果


来週、水曜日からスキー教室引率だ。
インフルエンザが心配。あとバスも。
 昨年末、訪れた新梅田スカイビルは、シースルーエレベーター、シースルーエスカレーターが設置されており、それに乗って上階の展望台に行く。その展望台はオープンエアタイプでカメラ撮影に不適な窓ガラスなどがなく、気持ちよく撮影に没頭できる。



↓このビルがある一帯を新梅田シティと呼ぶらしい。


↓新梅田スカイビルは「東棟」「西棟」の上に円形の空中庭園展望台が設置されている。


↓写真の黄色構造物の後ろから伸びている四角柱の構造物はエレベーターである。これは途中から4面シースルーになっており、高所恐怖症の者にとっては、とても厳しいものになっている。また、上の方のV字型の設備はシースルーエスカレーターである。



↓展望台から見たエスカレーター


↓USJ方面


↓淀川


↓淀川にかかる鉄橋を渡る阪急電車





 ブログで年賀状を作成してみた。
 今年は、あと3ヶ月間は身分に変化ないので、引き続き週20時間の理科授業中心に仕事を行うが、その他の当面の目標は以下の通りである。

①倉庫に眠っていた天体望遠鏡meadの使い方がほぼ分かったので、放課後、屋上で観測を続けていく。もっとも天体望遠鏡観測時間帯は5時30分~6時の間(夕方)で、その間、代表的な惑星が出現していないので地味な観測となる。

②昨年末の大掃除で、理科倉庫内の多くの不用物を廃棄したので、さらに倉庫内整備を行い、理科準備室の備品一部を倉庫に移動し、理科準備室を使いやすくする。

③最後の引率行事スキー教室を安全に実施し、自由時間に星空観望会をする(最後のチャンス)。

④4月以降、非常勤教員(週4日程度勤務)になる予定だが、そうなったら金曜日を休みにし、近隣の大規模公園、植物園での撮影や都内博物館めぐりを行う。

 以上、①~③は勤務に関することで、特に楽しみなことは④である。

 4月以降は非常勤教員となり、持ち授業時間も週最大11時間とほぼ半減する(手取り給料は半減以下になる)ので空いた時間を「アクティブラーニング」の研究をしようかと思っている。


今年もよろしくお願いします。

2016年元旦