BOYS : ボーイズ


WRITTEN BY DIXON-FARRELL







オリジナル「PLEASE PLEASE ME」は5曲目だけど

日本盤では4曲目に収録。


さあ、リンゴ・スターの登場だ。

ジョン、ポール、ジョージがこれで本当のビートルズになった。と思ったかは

良くわからないけど、リンゴ・スターの加入でビートルズは本当のバンドになった。

そして、収録曲以外では完全民主主義のグループであるビートルズは

リンゴ・スターにもリード・ヴォーカルをとらせている。


ヘタウマの極意。


決して上手い歌ではないけど、味のあるマッタリ声。


曲は1961年にガールグループ、シュレルズが全米1位に送り込んだ

名曲「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」のB面曲。

ビートルズが歌うのだから「ガールズ」にすればいいのに、あえて「ボーイズ」

それは歌詞よりのりを大事にした結果とみた。


一発録音だと思うから、スネアと椅子の間にマイクスタンドを立てて

録音したのかなと想像できる。

キャバーン時代から歌っていたから、ノリも「いつものあれで・・」という感じでそつがない。


この曲の、ハイライトはハリウッド・ボウルのライブ盤(未CD化)の

B面1曲目に収録され、ポールが「ボーイズ!!リンゴー!!」といって

怒涛のように始まるところ。


リンゴもあえてノリノリ、すごくかっこいい。

リンゴって調整役だから、クールでいるより

フロントの3人以上にオーバーアクション気味のほうが

メンバーも安心するんだと思う。


「リンゴもノッテルや!俺も楽しいぞ!!」なんてジョンは思っていたかも・・・。


ビートルズにとって、ライブでの大事なレパートリー曲でもあります。

PLEASE PLEASE ME : プリーズ・プリーズ・ミー


WRITTEN BY LENNON-McCARTNEY


英国 1963年1月11日 発売

日本 1964年3月5日  発売


英国での4曲入りEP盤  B面1曲目に収録

1963年9月6日発売、日本では解散後1970年6月25日


ビートルズのセカンドシングルだ。

デビュー曲「LOVE ME DO」と比べて、ドライブ感が断然違う。

デビュー曲が悪いというより、この曲のすごさが際立っているのだ。


ジョンが主に作った曲で、彼らしく言葉の意味を意識したもので

それはタイトルのPLEASEという単語を重ねているのでも理解できる。

同じ単語で違う意味を持つものを選び、そこから膨らませていった。


イントロのハーモニカ、ジョンのエネルギッシュなリード・ヴォーカル、

ポールのぶつかり合うようなハーモニー、ジョージのシンプルなリードギター

そして、肝となるリンゴの魅力的なドライブ感溢れるドラミング。


「これがビートルズ・サウンドだ!」としてある意味パターンを確立した重要な曲。


ジョージ・マーティンも

「おめでとう、ナンバーワンヒットの誕生だ」とレコーディングを終え

4人に言ったそうだが、そのとおり英国では初のナンバー・ワンヒットになった。



この曲はステレオ・ミックスとモノラル・ミックスではテイクが違い、

ステレオ・ミックスではサビのあとのもう一度一番の歌詞を歌うところで

ジョンが歌詞を間違え、笑っているように聴こえる。


アナログ盤でビートルズを聴きまくった人には

CD化されたモノラルミックスに違和感を覚えたはず。


1963年のシングル盤は、今、続けて聴いても

本当にひとつの流れで繋がっているように思える。

音一つ一つにビートルズの魅力が詰まっている。

その当時、リアルに聴いたらそれはそれは衝撃的だったのを想像できる。

脳みそがひっくり返る!という表現がぴったり!!


21世紀に発売された超ビッグベスト盤「1」には収録されなかった。

アメリカで1位になっていなかったそうだからそうだが、

こんな重要な曲を収録しないなんて、納得いかない!と思ったものだ。


映像的に言えば、白黒からカラーになったような華やかさを感じる。

この曲から英国ではビートルズ文化がトップギアに入り、

その後、あっという間に音楽の世界を変えていくようになる。




10月9日は


ジョン・オノ・レノンの誕生日です。


68回目ですね。


今日はホワイトアルバムを聴きます。


1968年作品。68つながりで・・・・。


ドゥ・ユゥ・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

      :DO YOU WANT TO KNOW A SECRET


WRITTEN BY LENNON - McCARTNEY



1966年ビートルズ来日時に発売された「ステレオ!これがビートルズ」

中身は「PLEASE PLEASE MEの曲順を変えたアルバム。

B面4曲目の位置は変わらず・・・。



ジョン・レノンが作った曲だけど、リード・ヴォーカルはジョージ・ハリソン

可愛い曲です。ジョンは「自分で歌うのが恥ずかしかったから、ジョージに歌わせた。」と

ジョージは「自分の歌は気に入らなかった。どう歌えばいいのかわからなかったから。」と言っていた。


結果的にはジョージが歌って正解。このとき20歳。

ジョンじゃ毒がありすぎたかもしれないしね。


サビでのスティックを叩いて、メリハリをつけるなんざ気を使っているし、

ギターの弾き方は「蜜の味」見たいのが面白い。


深いエコーがなんか『二人の秘密だよ・・』なんて雰囲気も醸し出していると思いませんか?


アイドルみたいなビートルズの魅力がバシバシ来ています!!


この曲に似たジョンの作品で「BAD TO ME」という、レコード会社の後輩の

ビリー・J・クレーマーが歌ったものがありますが、イントロの作り方が同じパターンです。

(ビートルズにセルフ・カバーしてほしかった名曲)

この曲もビリー・J・クレーマーがカバーしていますが全く可愛くありません。

特に出足が演歌みたいです。






ビートルズを好きになったのは、1976年ごろなので

リアルタイムにビートルズを追っかけていないで、

きっかけはラジオからの「抱きしめたい」


その後、深く「のめりこんだのは、友人から

通称赤盤といわれている「THE BEATLES 1962-1966」借りてからです。


そこから、もう今までクルマやら鉄道やらの写真を撮っていた中学生が

イギリスの何を歌っているのかわからないけど、

とにかく「かっこいい」グループにのめりこんでいった。


当時、日本ではビートルズ来日10周年ということで

ラジオも今と違ってヘビーローテーションでビートルズが流れ、

鈴木ヒロミツMCのレギュラー番組もありました。


ポール・マッカートニーはウイングスを率いて、全米ツアーもはじまり

ジョージ・ハリスンもアルバム「ジョージ・ハリスン帝国」の余韻も残り

リンゴ・スターはレナウンのCMのために解散後メンバーの公式来日で

それはそれは盛り上がりました。


でも、自分はジョン・レノンが好きだったので、全く情報が入らないのが

不安でしょうがなく、ミュージック・ライフのビートルズ特集を見て、

ニューヨークに居ることしか確認できず、「スタンド・バイ・ミー」のシングルを買って

ただ、聴いていただけ。


学校では「ジョンが好き」というだけで、からかわれ、

「あんなお化けみたいな女と結婚したジョンはおかしい。」とか

「ポールはヒット曲を書いているのに、何しているんだ。」と

なぜか攻められてばかりで、それなりに肩身が狭かった思いがあります。


今では考えられないけど、ジョン・レノンは当時自分の周りでは一番人気が無かった。

特に「女子」には100%眼中に入っていなかった。


もっとも、当時一番人気があったのは

ベイ・シティ・ローラーズだったので、ビートルズ・ファンはマイノリティでしたが・・・。




I SAW HER STANDING THERE 

        アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア


WRITTEN BY LENNONーMcCARTNEY




日本では「ビートルズ!」で初登場!

なんと、B面の2曲目に収録。収録曲を見るとベスト盤みたいだから

しょうがないけど、もう少し流れを見てほしかった。



ビートルズのファースト・アルバム「PLEASE PLEASE ME」

(1963年3月22日発売)のオープニングを飾るロック・ン・ロール!


シングルヒットの「抱きしめたい」「シー・ラブス・ユー」と比べて、

真っ直ぐ差を感じる、ビートルズ流のストレート・ボールのような曲だ。


デビュー前からキャヴァーン・クラブ、ハンブルグでも歌っていた。

ポール自身も手ごたえのあった曲だと思うし、今でもライブで歌っている。

ポールのキャリアで一番長く付き合っている曲かもしれない。


カウントの「ワン、トゥ、スリー、フォー」が完全に曲の一部になっているし、

(その後発表のジョージの「TAXMAN]のジョンのカウントの違いが面白い。)

ジョンのリズム・ギター、バックコーラスも味がある。

そして、なんと言ってもジョージのギター・ソロ!!!

マニアなら聞いたときのある、アウトテイクのジョージの拙いギター・ソロの数々・・。

しかし、このギターソロは奇跡的にかっこいい。これしかないのだ。

そこに、ビートルズマジックを感じてします。


ポールのヴォーカルのはつらつさ、ジョンと違いすごく明るい、雲ひとつ無い、

晴れた日を思い浮かばせる。

ベースも弾けまくって、歌うベース。ドラムとベース・ラインで歌えるロックナンバー!!

当時としてはかなり目立つベース・ラインだったのではないでしょうか?


リンゴのドラムはすごいドライブ感で叩いている。

バス・ドラムがかすかに聞こえるというか、ごちゃごちゃしている。

当時の録音方法のお陰で、音が混沌としてリンゴのリズムが

大波のように聞こえるのが素晴らしい。


しかし、デビューアルバムのオープニングでこんなロックナンバーを

作って、演奏されたら回りのロックバンドはかなり衝撃だったし、へこんだと思う。


数あるビートルズのカバー曲でも、目立つものがないのも

若いビートルズのエネルギー、奇跡的な録音状態がカバーをしにくくさせている。

ビートルズをカバーすることの難しさは、レコードに入っている時代(空気)も

音にしなくてはいけないから、難しいのです。


イギリスではシングルカットされず、アメリカでは「抱きしめたい」のB面として発表。


1964年の初USツアーのワシントンD.Cでのライブ、

アンソロジーに収録されているスゥエーデンのライブ音源のテイクは

本当に素晴らしく、演奏テクニックの高さを知ることが出来ます。


チャックベリーやリトル・リチャードのロックンロールの名曲に肩を並べる

重要な曲です。







ANNA (GO TO HIM ) : アンナ


                    WRITTEN BY ALEXANDER




日本で最後の編集盤となった「ビートルズ NO.5」

このアルバムもA面3曲目 1965年5月発売。



ファースト・アルバム「PLEASE PLEASE ME」A面3曲目に収録のロッカ・バラード。

作者は黒人アーティストのアーサー・アレキサンダー。


THE ROLLING STONESも彼の「YOU BETTER MOVE ON」をカバーしている。

どちらも、似たリズムパターンでストーンズはライブでも良く取り上げたが

ビートルズは初期のBBCでのライブで披露しただけかもしれない。


前回の「BABY IT'S YOU」のところでも書いたが、

ジョン・レノンのヴォーカルの魅力が堪能できる名曲だ。


この曲の録音というか空気は、乾いたような、濡れたような

当時のロンドンの空気をパッケージしたように思える。

これから、ロンドンから文化が発していくエネルギーがグッとたまっていくような・・・。


当時22歳のジョンが、ティーンエイジャーををノックアウトするのは

充分すぎるほどのヴォーカル力で何度聴いても魅力の虜になってしまう。


ポールとジョージのコーラスも出すぎず、抑えすぎずのバランスがいい。

リンゴのドラムは3年後の「IN MY LIFE」に発展していくリズムパターン。


ファースト・アルバム最長の2分59秒に魅力がたっぷりだ。


ジョン・レノンが1980年に亡くなった直後

渋谷陽一のラジオ番組で、60分ビートルズとソロの曲をかけた時の

セレクトされた1曲で、ラジオから流れてきた時

泣けて泣けてしょうがなかった。


個人的には心の中に刷り込まれた曲のひとつになった。





2008年11月に英国ロックバンドTHE WHOの単独公演があります。

2005年の夏横浜でロックオデッッセイの野外コンサートで

ショート・バージョンでのライブはありましたが、今回は単独なので

もう何曲か増えて、時間も長くなると思うので楽しみです。


ストーンズ初来日と同じくらい今から緊張気味です。


新曲はまともに聴いていないので、学習しますが

1982年以前の曲なら完璧なので、ずっと歌っていることでしょう。


ジョン・レノンが

「詞はディランから、サウンドはザ・フーから影響された」

言っていたので、聴き始めたら飽きずにのめりこんで聴いています。


ザ・フーもビートルズ同様、アルバム出すたびにサウンドが変わってきて

ビートルズと違った革新性に満ちたアルバムが刺激的です。


ザ・フーの魅力もこれからご紹介していきます。


まずは「WHO'S NEXT」を聴こう。


フーズ・ネクスト〈デラックス・エディション〉/ザ・フー
¥3,670
Amazon.co.jp


持っていて損はないから!!


他にもレアなアイテム揃っています。

レアリティーズ『THE WHO』の紙ジャケットCD発売中

FROM ME TO YOU : フローム・ミー・トゥ・ユー


         WRITTEN BY JOHN LENNON &PAUL McCARTNEY



UK : 1963年4月12日発売

日本: 1963年5月27日発売  




ビートルズ3枚目のシングル・レコード。


1963年2月のヘレン・シャピロとの国内ツアー中にジョンとポールが移動中のバスで

書いたナンバー。


この頃のビートルズは本当に仲がいい。

写真や記録を見ても本当に4人がどこでも一緒!という感じだ。

ポールは後に

「本当の共作。サビは完璧、自分達の作曲能力が一歩前進した重要な曲だ。」と

話しているが、後追いのビートルズ・ファンにとってはどの位置にいるんだろう。


自分の周りにもこの曲で、ご飯が何杯も食えるような話は聞いたときがない。

ナンバーワンヒットになった曲でも、3本の指に入るくらいの地味な曲に思える。


初期のライブでは重要なナンバーでマイク一本で歌う彼らの様子がかっこいい。

ビートルズの冠番組でも「FROM US TO YOU」とタイトルを変えて歌っている。


この曲のあとのシングル「SHE LOVES YOU」「I WANT TO HOLD YOUR HAND」に比べると

確かに華やかさに欠けるけど、きちんと聴くと

ファースト・アルバムに収録されているオリジナルソングより垢抜けている感じがする。

シングル曲の中で、一番短いタイムかもしれない、1分58秒。


モノ・ミックスはイントロにハーモニカが入っているけど、

ステレオ・ミックスにはハーモニカなし。そんなところがマニア心をくすぐるけど

一般的には目立たない。


私は好きです。

大好きではないけど、彼らの「行くぞ!!」というような

勢いを感じることの出来るナンバーだからです。

ちょっとジョンとポールに自信が出てきたような力強さを感じる。