I SAW HER STANDING THERE 

        アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア


WRITTEN BY LENNONーMcCARTNEY




日本では「ビートルズ!」で初登場!

なんと、B面の2曲目に収録。収録曲を見るとベスト盤みたいだから

しょうがないけど、もう少し流れを見てほしかった。



ビートルズのファースト・アルバム「PLEASE PLEASE ME」

(1963年3月22日発売)のオープニングを飾るロック・ン・ロール!


シングルヒットの「抱きしめたい」「シー・ラブス・ユー」と比べて、

真っ直ぐ差を感じる、ビートルズ流のストレート・ボールのような曲だ。


デビュー前からキャヴァーン・クラブ、ハンブルグでも歌っていた。

ポール自身も手ごたえのあった曲だと思うし、今でもライブで歌っている。

ポールのキャリアで一番長く付き合っている曲かもしれない。


カウントの「ワン、トゥ、スリー、フォー」が完全に曲の一部になっているし、

(その後発表のジョージの「TAXMAN]のジョンのカウントの違いが面白い。)

ジョンのリズム・ギター、バックコーラスも味がある。

そして、なんと言ってもジョージのギター・ソロ!!!

マニアなら聞いたときのある、アウトテイクのジョージの拙いギター・ソロの数々・・。

しかし、このギターソロは奇跡的にかっこいい。これしかないのだ。

そこに、ビートルズマジックを感じてします。


ポールのヴォーカルのはつらつさ、ジョンと違いすごく明るい、雲ひとつ無い、

晴れた日を思い浮かばせる。

ベースも弾けまくって、歌うベース。ドラムとベース・ラインで歌えるロックナンバー!!

当時としてはかなり目立つベース・ラインだったのではないでしょうか?


リンゴのドラムはすごいドライブ感で叩いている。

バス・ドラムがかすかに聞こえるというか、ごちゃごちゃしている。

当時の録音方法のお陰で、音が混沌としてリンゴのリズムが

大波のように聞こえるのが素晴らしい。


しかし、デビューアルバムのオープニングでこんなロックナンバーを

作って、演奏されたら回りのロックバンドはかなり衝撃だったし、へこんだと思う。


数あるビートルズのカバー曲でも、目立つものがないのも

若いビートルズのエネルギー、奇跡的な録音状態がカバーをしにくくさせている。

ビートルズをカバーすることの難しさは、レコードに入っている時代(空気)も

音にしなくてはいけないから、難しいのです。


イギリスではシングルカットされず、アメリカでは「抱きしめたい」のB面として発表。


1964年の初USツアーのワシントンD.Cでのライブ、

アンソロジーに収録されているスゥエーデンのライブ音源のテイクは

本当に素晴らしく、演奏テクニックの高さを知ることが出来ます。


チャックベリーやリトル・リチャードのロックンロールの名曲に肩を並べる

重要な曲です。