皆さん、こんにちは。
現在、日本列島には大寒波が居座っており、この寒さはしばらく続きそうです。
18日から19日にかけて太平洋沖を低気圧が通過していく予報が出ています。
このような低気圧が太平洋を通過すると、近いと雨、遠いと曇り、その中間が雪になり、時々平野に大雪を降らせます。
19日の朝は、関東地方に近づいて通過するため、大雪の恐れもありますので、十分に気を付けてくださいね。
さて、ここからテーマに入りたいと思いますが、今回は、アイソン彗星とラブジョイ彗星から幸せな生き方を考えてみたいと思います。
下の写真は、太陽へ突入する前のアイソン彗星です。
アイソン彗星は、皆さんご存知の通り、今世紀最大の彗星になると期待されていましたが、太陽に近づきすぎたため、分裂し消滅してしまいました。
私は、アイソン彗星は、あまりにも期待が大きかったため、最大の彗星を見せようと無理をして太陽に近づいて行ったのではないかと思います。
発見当初は、彗星の核の大きさが直径5キロメートルと思われていましたが、宇宙探査機などの観測の結果、僅か数百メートルしかなかったことが後で分かりました。
最初から太陽の熱に耐えれる大きさではなかったことになります。
自分を犠牲にしてまでも、世界中の皆さんを楽しませてやりたかったのか、無理をしすぎて太陽の熱で蒸発してしまいました。
人生においても、自分に対して周りの期待が大きければ大きいほどプレッシャーにつぶされてしまいます。
オリンピックの選手も、金メダルを期待されて、プレッシャーに負けてしまうことがよくあります。
私は、かつて病弱の養護学校へ勤務したことがありますが、勉強をしすぎて燃え尽き症候群になり、心身症の病名で次々に進学校の生徒が転校してきました。
周りに自分をよく見せようと無理していても、精神的に疲れてきます。
真面目すぎ、勉強しすぎ、考えすぎ、頑張りすぎなどで、無理をしすぎると身体が悲鳴を上げることになるので、マイペースでのん気に生きていくことが幸せな生き方だと思います。
ラブジョイ彗星は、これほどの大彗星で美しい尾を見せてくれていても、アイソン彗星の陰に隠れて、一般の方々には殆ど知られていませんでした。
私の写真が地元の新聞に掲載された時も、新聞記者が誰一人この彗星のことを知りませんでした。
ラブジョイ彗星は、ほとんど知られていなくても、新聞に取り上げてもらえなくても、毎晩美しい姿を見せ続けていたため、ついに世界中の皆さんに、ラブ(愛)とジョイ(歓喜)を与えることができるようになりました。
かつて、オリンピックで金メダルを取った岩崎恭子選手も、あまり期待されていなかった荒川静香選手も気楽に競技できたのが良かったように思います。
現在は、成果が出なくても、周りから評価されなくても、マイペースでこつこつと努力することによって、やがては努力が実る日がやってくると思います。
そのことをラブジョイ彗星が教えてくれているように思います。
最後の写真は、この日に通過した人工衛星です。
ふたご座流星群は、撮影中に10個ほど確認しましたが、どうしても彗星中心の撮影になったので、小さい流星が1枚だけ撮影できました。
自然現象は、いろいろな形で私たちに感動を与えてくれますが、幸せな生き方も教えてくれているように思っています。