マイカと児童労働問題について。

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「自分をキレイにする為の道具が、

自分や環境を傷つけたりするものであれば、意味がありません。」

人にも地球にも優しい手作りコスメスクール ethical cosmetic代表の増岡晶子（SHOKO）です。

現在多くの流通している化粧品が、様々な地球の環境破壊に繋がったり、児童労働問題をはじめとする社会問題などに繋がるものだったりすることは、あまり知られていません。化粧品が「自分にとってだけでなく、人、社会、地球環境にとっても良い影響を与えるものである」という観点を加えたものが「エシカルコスメ」です。 ethical cosmeticでは、そんなエシカルな化粧品を手作りすることをご提案しています。

▶︎　はじめましての方へのお手紙　増岡晶子
▶︎「お肌」と「地球」を助けるみんなのエシカルコスメについて
▶︎「みんなが１つになる」手作りコスメマスター講座卒業生の声
　　　　　　　　　　　　　　　 ▶︎【My Story】エシカルコスメに到るまでの物語

化粧品と環境問題。

化粧品と社会問題。

自分が毎日手に取ってお肌に使うものなのに

その化粧品の背景にあるストーリーを

まだまだ知らない人は結構多いですよね。

私も昔は全く知らずに

ただ自分に合う化粧品はないか？

という基準で選んでいただけでした。

あなたが使っている化粧品が

どういう経緯を経てあなたの手元に届いて

使うことで（自分以外に）どういう影響をもたらすのか？？

これは積極的に与えられる情報ではないし

ましてや聞いて気持ちの良い情報でもないので

自分からその情報を取りにいかなければ

なかなか知ることができないのですよね。

けれど

知ったら自分がその問題とどう向き合うか？

そこが一番大事なところで、

ぜひ考えてみて欲しいのです。

今日は手作りコスメやオーガニックコスメでも

よく使用される『マイカ』という素材について

お話しますね。

マイカとは、

日本語では『雲母（うんも）』や『きらら』とも言われる

鉱物の一種です。

プラスチック、塗料、ゴムなど

様々な業界で利用されているマイカですが、

主に化粧品では、ファンデーションのベースや

アイシャドウなどの色材として活用されています。

天然鉱石でアレルギー性も低いということもあり、

現在オーガニック系コスメなどの

メイクには欠かせない材料となっています。

マイカの需要原産地は

インド、中国、カナダ、フィンランド、ブラジルなど

多くの国で採掘されています。

非常に便利な鉱石として世界的に

需要の高まりをみせつつあるマイカですが、

実は、特にインド産のマイカの場合、

児童労働の温床となる違法採掘が

行われていることが問題視されているのです。

（出典：女性を彩る「きらめき」の影、雲母採取の児童労働インド）

私が常々「エシカルな」コスメを

みなさんにお勧めしているのは、

いくら天然成分で

お肌に安全性の高いものであっても

こういった問題が背景にあるものを

知らずに使いたくないから、です。

最近は

【持続可能なマイカの調達のために取り組むイニシアティブResponsible Mica Initiative (RMI)】

という団体が発足されていて、

国際的にマイカ鉱石の児童労働撲滅を目指し

透明性のある持続可能な

マイカ調達に取り組む母体があります。

RMIに加盟している

化粧品会社の取り扱っているものだと

一応そういった可能性がないことになります。

（実際にどういう団体かまでは自分の目でみてないので、100％信用しているわけではないですが・・）

ちなみに、

ethical cosmeticがスクールで提供している

マイカパウダー、および色材に含まれるマイカは

すべて供給元に

そういった児童労働などがないことを

メーカーに問い合わせ済みです(^^)/

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取引メーカーからの回答をそのまま記載します。

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ご安心ください。
弊社マイカパウダーに限っては児童労働関与の可能性はありません。
インド原産のマイカは以前から児童労働の懸念は常に問われておりまして、弊社も安全で透明性のある持続可能なマイカ調達に取り組んでおります。

また、弊社はResponsible Mica Initiative (RMI) にも2017年から加盟しており、
児童労働撲滅の活動を積極的に支援しております。
因みに、私は3月にRMIの児童労働撲滅の現地活動に一週間ほど視察・参加してきました。