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なのは◡̈です♩



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子宮体癌と診断されるまで・前回のお話














どうしよう…


また震えが止まらない…





もうダメかも…


と、思ったときでした。






看護師さんが私の肩に手を置き、




「なのはさん、

 一旦深呼吸しようか〜


 うん、

 ゆっくり吸って〜

 ゆっくり吐いて〜」





そして看護師さんは続けて、


「こうやってじっと見られちゃうと

 緊張しちゃうし

 震えちゃうよね…


 わかる、わかるよ〜…



 さぁ、もう1回深呼吸しようか〜」





私は看護師さんに言われた通り、

深呼吸を繰り返しました。



すると、

不思議なことに

あれだけ震えていた手も

ピタリと治まり、

肩の力も抜けていきました。





看護師さん

「うん、もう大丈夫そうだね!


 ゆっくり

 なのはさんのペースでやってみて!」




私は冷静さを取り戻し、

失敗する事もなく

自己導尿を終える事ができました。





看護師さん

「おお〜、完璧だね!


 それじゃあ次は4時間後…

 1時ぐらいかな?


 私、起こしに行くし、

 寝起きでふらついたら危ないから、

 このチェックが終わったら

 卒業って事にしようか〜」



と言われ、

私は看護師さんにお礼を言い、

病室に帰って一旦眠りにつきました。









そして4時間後の夜中の1時。



約束通り看護師さんは

私を起こしに来てくれました。




看護師さん

「さぁ、

 始める前に深呼吸しよ〜」



私はおまじないのように深呼吸をし、

自己導尿を始めました。







手順に気をつけて。



ゆっくり落ち着いて。




と、自分に言い聞かせました。







看護師さん

「うん、もう大丈夫だね〜


 これでチェックは卒業という事で!


 なのはさん、

 本当によく頑張ったよ〜」



「◯◯さん(看護師さん)の

 おかげですよ〜😢


 本当にありがとうございました😭」



看護師さん

「ううん、

 なのはさんの頑張りの成果だよ〜


 それじゃ退院後も頑張ってね!

 お疲れさま〜!」



と、看護師さんは

ナースステーションに戻っていきました。





一見クールそうに見える

看護師さんだったけど、


とても優しく寄り添ってくれて

私は涙が出る程嬉しかったし、



この看護師さんが

最後のチェックに来てくれて

本当に良かった…


と心から思いました。






病室に戻って時計を見ると

既に1時半近く…



入院生活も

あと12時間を切ったんだな…




と、

少し寂しい気持ちを感じながら

また眠りについたのでした。





 



つづく…






















最後までお読みくださり

ありがとうございましƬʜᵃℕҡ ყօϋ୨୧ᐝ


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