1745.【らんな劇場】填邂の幼魔⑨ 〜天界の幼魔〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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2015年7月から連続更新中っ


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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!





今日も
【らんな劇場】
填邂の幼魔第9話をお届けしまーす!

上位魔族ベリルを粉砕した一行。
しかしそこにはまだ問題が残っていた。

魔族化したアシュリー。そして、その媒体となっているらんなは無事なのか……?


それでは始まりまーす(o^-')b

ぶーーーー(はじまる音)

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

塵と化したベリルが霧散し、またルナヘンテ山には静寂が訪れる。否、先程のエンチャントソードの破壊音が少しだけまだ……
小さく、小さくこだましている。

やがてそれも消え去ると、各々武器をしまい戦闘モードを解いた。

やがて座り込んでいるアシュリーに全員が集まる。
大きく飛び出たツノ、背中の大きな爪……
異形の魔物と化してしまったアシュリー。

……だがアシュリーは座り込み、あろうことか魔族にはあるまじき涙を流していた。
アシュリー「ワタシ…
ランナを傷ツケテシマッテイル……
成長スルコトデ、ランナを危険にサラシテイル…… 

成長なんてシタクナイ!チカラなんてイラナイ!
ミンナガ悲シムのは…ヤダ!」

一気にまくしたてる異形の姿をしたアシュリー。
だが、たとえその姿がどんなに異形でも、今日だけは【邪悪な魔族】には誰がどう見ても見えなかった。

本体……らんなの無事も定かではない。
背中から皮膚をやぷり突き出した8本の爪。
大きく変貌したアシュリーの身体に、ついていけているのだろうか。もし今、もとに戻ったら……?

なすすべもなく立ち尽くす一同の間に、なんとも言えないしんみりした空気が流れる。 





しかし……

ひとりだけこの雰囲気にそぐわない言葉を吐き出したものがいた。

クルン「魔族が何言ってるのかしら……ありえないわ」

一同「!!」

一人で「カゾク」を守ろうとした幼き魔族……

姿は異形ながら小さな子のように泣きじゃくるアシュリーには、それはきつい言葉であった。




ゆうらん「クルンっ!?」
ゆうらんがクルンをたしなめる。


しかし、このウィンクルン・エルア。
下級天使とはいえ、れっきとした天界の住人である。
魔族とは敵対関係にあり、
魔族を排除すべき立場にあり、 
それに……例外があってはならない。

クルン「処理します」
ゆうらんの言葉に耳を傾けず、
クルンは詠唱を始め……

!!


誰も止める間もなく、クルンはアシュリーに聖魔法をかけてしまった!
光の球に封じられたアシュリーはそこから出ようと、球の内側をまさぐる。

ゆうらん「な!なにしたのっ!!??」

クルン「魔族の能力を減衰させるフィールドよ。純魔族なら消滅するだろうけど、本体がらんなさんなら
…大丈夫でしょ………?」


うらん「ねぇ!てんしのおねぇちゃん!
あしゅりーいなくなっちゃうの!?
だめだよ!!もっともっとあそぶのっ!!
けしたらいやだよ!!
やめて、やめてよ!!」
うらんはクルンにしがみつき
服をグイグイ引っ張って懇願する。


クルンは、どこか諦めたかのような目をしていた。
しがみついて服をひっぱるうらんの頭に手を置き、
優しくこう……声をかけた。
クルン「大丈夫……(o^-')b

魔族にもこんな子がいるんだね……
生まれながらの邪悪な魔族なんて、存在しないってことなんだよね。

それにしても、天使たるあたしが魔族なんかを助けるなんて………どうかしてるよね。

これはまた……
ゼーレ様に怒られるかな……(ó﹏ò。)」
最後の言葉はとてもとても小さかった。



そのクルンの言葉通り…
アシュリーの異形に変化した部分が修復していく。
貫かれた皮膚は元に戻り、きれいな元の肌に戻った。


クルンは輝く球の中に封じられたアシュリーを確認しながらその手をかざし、
………そして囁くように言葉を紡ぐ。


クルン「アシュリー?
チカラをコントロールできるようになりなさい?
宿主を「破壊」しないように魔力を具現化するの。

……あなたにはソレができるはず…」

天使らしい凛とした口調でクルンは、まるで信者を諭すようにアシュリーを諭す。
そしてその眼差しには、魔族に対する忌避な感情はまったく含まれてはいなかった。


アシュリーは顔を上げクルンに向き直る。


アシュリー「ニンゲンども……
ソシテ……天界の者よ……
魔族のワタシナンカヲ助ケテクレタノカ…………?」

「・・・」
………?

しばしの沈黙。


なにかをじっと考えているアシュリーだったが
少しだけ「ん……」と天空を仰ぎ……再び口を開く。


アシュリー「ママさん……
コウイウ気持ちの時……何と言エバ、イイノダ?」

ゆうらんはとびっきりの笑顔で駆け寄り、優しくアシュリーを抱きしめた。

そして……
ゆうらん
アリガトウ…って言えばいいのよ?」

震える声で言うゆうらんに抱かれたまま…
アシュリーはこっくりうなずいた。


つづく



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
はいっ!

またまた少しだけニンゲンに近づいてくアシュリー。みんなに守られ助けられ「カゾク」になれたかな?

ニンゲンのカンシャの言葉を教えてもらえたアシュリー。この気持ち大事にしてほしいですよね♬

さて、次回は最後!
Epilogueエピローグ。
最終話となりますよ。お楽しみにね(o^-')b



でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:
【(ㅅ´ ˘ `)♡ありがとこーなー
ベッキーさん◇アルティ(ㅅ´ ˘ `)♡ありがと!
って、えぇぇえΣ(゚ロ゚」)」!
もらっちゃっていいのかなぁ……
でもスクショほんと嬉しかったー!


是流武さんオリハル(ㅅ´ ˘ `)♡ありがと!
大事にカンカンするねー(*´艸`*)




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