桜の開花が終盤に差し掛かった頃
埼玉県久喜市の鷲宮神社を訪れました。⛩️
久喜や加須或いは茨城の古河あたりは
関東平野造盆地運動により
地盤が沈降を続ける地域です。
関東最古と言われる神社だけあって
拝殿と社殿に風格を感じます。
まさか埼玉県の久喜市に
こんな立派な神社が鎮座するとは!😲
画像は埼玉県東部の古墳と台地を現します。
鷲宮神社一帯は湿地帯の微高地という趣。
(赤く囲った部分)
ちなみに神社から数キロ東側の南栗橋では
3.11の地震の際に液状化現象が見られました。
やはり沈降によって水分が貯まり
地盤が軟弱になっているのでしょうか?🤔
境内にこんな(↑)解説版が!😲
約6,000年前の縄文海進の際
神社周辺は海だったそうです。
縄文海進が平野を形成する過程を説明すると
沖積平野が形成された後に温暖化によって
海岸線が内陸まで入り込みます。
そして川からの土砂で海底は平坦になり
今度は寒冷化で海岸線は元に戻って
平野が形成されたというワケです。🤔
桜と社殿のコントラストが綺麗。😍
境内の景観はスッキリしており
とても好感持てます。
祭神は天穂日命(アメノホヒ)と
その子である建比良鳥命(タケヒラトリ)
そして大己貴命(大国主命)です。
天穂日命は出雲に国譲りを迫る為に
高天原から派遣されますが
大己貴命に従うようになります。
その関係で当神社は大己貴命を
神崎神社という別社として祀っている訳です。
建比良鳥命は土師氏の祖先で
鷲宮神社の別名は土師の宮(はにしのみや)。
崇神天皇の時代に
畿内から東国へ移住した土師氏が
浅草から利根川を遡上してこの地に至り
先祖を祀ったという説もあるようです。
そして、「はにしのみや」が訛って
「わしのみや」になったという訳です。
ここで思い出すのが浅草の観音様を拾った
檜前兄弟の主人が土師真中知命(ハジノマツチ)である事。
浅草経由で出雲族が開拓民として
この地にやって来たのでしょうか?🤔
鷲宮神社の別名は‟浮島大明神”。
イメージ的には行田の忍城に似ていますね。
社殿の左側が大国主を祀る神崎神社で
右の本宮は天穂日命親子を祀ります。
天穂日命の子孫は出雲国造に繋がり
社殿が国宝登録されている出雲の
神魂神社(かもすじんじゃ)を創建します。
神魂神社は過去に参拝しました。
記事のリンクを貼っておきます。
埼玉県に出雲族の影がちらつく。
気になる、気になる・・・・・・🤔