オートモビルカウンシル(6):ガンディー二を偲ぶ | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

オートモビルカウンシルのネタ。

マルチェロ・ガンディー二が亡くなって

会場の展示内容が急遽変更になりました。

故人を忍ぶブースが設けられており

彼の遺作が一堂に会する事になりました。

という訳で、まずはこのクルマから。↓

 

 

1966年に登場したランボルギーニ・ミウラ。

何度見ても溜息が出そうな美しさです。😍

‟ミウラ”は牧場の名前で

人気闘牛士を殺した‟イスレロ”という牛を

飼育していたのがミウラ牧場でした。

(イスレロもランボのモデルにあります。)

ミウラのヘッドライト周りのギザギザは

牛のまつ毛を表現しているそうです。

いつも涎を垂らして

一度飲み込んだものを吐き戻して

口の中でもモグモグやってるのが牛。

どう考えても美的感覚とかけ離れた動物を

デザインコンセプトにしてしまうなんて

本当に脱帽です!! 😲

 

 

斜め後方から眺めると

ウェストラインの抑揚が素晴らしい。

エンジンはミッドシップに

Ⅴ12を横向きに搭載しています。

設計を担当したジャン・パウロ・ダラーラが

クルマをコンパクトに纏める事を

最優先した結果だと思います。

ミッドエンジンのレイアウトで

これ程ノーズの長いクルマは珍しいと思う。

 

 

子供の頃、クルマの絵をよく書いてました。

いつも‟ミウラルック”になっていたような。

ミウラのミニカーがお気に入りだったので

無理もありません。😁

 

 

お次は1974年のカウンタック。

コイツもミウラと同じ様に

Ⅴ12のミッドエンジンレイアウトですが

カウンタックは縦置きに搭載します。

設計はパオロ・スタンツァーニ。

 

 

カウンタックはスーパーカーブームで大人気。

時速300㎞/hが出る出ないと大騒ぎでした。

冷静に考えるとカウンタックは

‟ガンダム的”なものの‟はしり”だと思います。

ちなみにカウンタックデビューの5年後から

「機動戦士ガンダム」の放映が始まります.

 

 

現在の感覚でも充分にアバンギャルド。

車名はピエモンテの方言で驚きを表すらしい。

日本語だと「えらいこっちゃ!」って感じ?

もしも「トヨタ・エライコッチャ」

なんてクルマがあったりすると

それこそ、えらいこっちゃ!!😁😁😁

 

 

カウンタックのサイドビューに線を入れ

オヤジのデザイン解説をしましょう。

ボンネットからフロントスクリーンに至る傾斜角が

リアのタイヤハウス前方部に並行になる。

更に、前後タイヤハウスの後方部がほぼ平行になり

前のめり気味なシルエットを抑え込んで

バランスを取っているようです。🤔

 

たいした解説じゃないな。

よせばいいのに・・・・・😓

 

 

ランチャ・ストラトス。

このクルマも大人気です。😍

 

WRC(世界ラリー選手権)参加の為に

開発された競技用車両で

ホイールベースは僅か2,180mです。

ジムニーでさえ2,250mですから

‟コーナリングマシン”という名が相応しい。

 

 

過酷なラリーの為に

ボディ剛性を高めようとしたのか

開口部の面積を極力少なくしています。

 

 

ミッドエンジンレイアウトにして

運動性能を高め、ボンネットを低くして

空気抵抗の低減と軽量化を図る。

フロントのフェンダーは

ボンネットの高さとほぼ同じです。😲

 

 

ラリーカーなので

エレガンスは感じませんが

デザイン的には素晴らしいと思う。

オヤジの好みでは無いけれど

ガンディー二のベストじゃないのかなぁ?🤔

 

競技車両は徹底的にムダを排除するものですが

ストラトスは何処かに‟遊び”が残ります。

ドイツ人だと、こうは行かないでしょうね。

 

類稀なる運動性能で

WRC3連覇の偉業を達成したストラトス。

華々しいデビューを飾ったものの

親会社のフィアットとランチャの確執で

ワークスのラリー活動は長くは続かなかった。

 

次回はあのクルマの登場です。