年末の小河内ダムと‟のんきや”さん、そして温泉 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

先月の30日にブラっと奥多摩へ出かけました。

急に‟のんきや”さんの中華そばが食べたくなり

ついでに小菅の湯にも浸りたくなったオヤジ。

まずは小河内ダムに向かいます。

奥多摩は昔から好きなエリアで

周辺の山々の8割位は登っています。

東京とは思えない里山の風情は

何故か子供の頃を思い出す。😃💡

 

小河内ダムは東京都の独自水源として

昭和32年に完成しました。

ダムの堤体の高さは約149mに及び

建設当時は水道専用のダムとして

国内最大規模だったそうです。😲

 

増加する東京の人口に対処する為に

工事は昭和13年に始まり

太平洋戦争の間は中断しましたが

昭和23年に再開し、9年後に完成します。

 

 

普通のダムは50年も経てば土砂が堆積し

使い物ならなくなるケースが多いそうですが

60年以上前に造られた小河内ダムは

土砂の堆積率は数%で、全国的にも少ないといいます。

 

明治の時代から植林で水源を確保する等

先人達の並々ならぬ努力のお陰で

ダムが効率良く機能している訳です。

(関連記事のリンクを貼っておきます)

昔の人は凄いよなぁ~

正に「坂の上の雲」ですわ!😍

 

 

更に今回気が付いたのはダム湖の‟地質”の事。

日本の山がちな国土は

ダムの建設に適していると思っていましたが

必ずしもそうとは言えないようです。

ダム湖には水の浸透性が良い

火山岩の地質は不向きだといいます。🤔

(面白いですねぇ~)

そこで小河内ダムの地質を調べたら

ちょうど赤い部分の堤体を境に地質が異なる。

四万十帯と呼ばれる堆積岩が

巨大ダムを支える構造になっていました。

 

 

飽くまでも想像ですが

堤体両側の岩石はひょっとしてチャートか?

(上の画像の丘の部分)

周囲の四万十帯は雲取山や鷹ノ巣山に繋がり

双方の登山道ではチャートが散見されます。

だとしたらダムの建設には適している筈。

真偽の程は不明ですが・・・・・・・

 

 

これ(↑)がダムを支える岩石。

 

 

ダム工事の殉職者は87名。↑

昔の土木工事は大変だったと思う。😲

 

 

奥多摩湖の底はかつて

人口約3,000人の集落でした。

八ヶ岳の開拓地へ移った人々も居たようです。

あまり採り上げられないけれど

多額の補償料を手にした事で

人生を狂わせた人も・・・😲

 

腹が減って来たので

のんきやさんに向かいます。😁

 

 

お店は国道411号線沿いです。

駐車場はお店の一階部分よりも

国道を隔てた斜向かいのスペースの方が停め易いと思います。

 

 

店内はこんな(↑)感じ。

飾り気の無いシンプルな雰囲気です。

 

 

お店は10時30分から始まります。

朝食抜きなので早目のランチにしましょう。

中華そばと特製のチャーハンを注文。😍

暖簾を潜ると必ずこの二つを頂きます。

アップの写真は撮らなかったけれど

トレーの左上の大根の煮つけが柔らかくて

とても美味しかった!!

 

 

中華そば(しょうゆ)のお代は800円。

なんと言っても麺が手打ちなので

コシがあって、とても美味しい!😍

スープもサッパリ系ですが

出汁がよく効いてます。

若い人が好きな〇系ラーメンとは対極的。

お店の拘りで「ラーメン」では無く

飽くまでも「中華そば」なのです。

 

 

特製チャーハンも800円。

見かけによらず、こちらもサッパリ味。

久々の‟ラーメンライス”でしたが

出来が良いので、ペロリと平らげました。

ごちそうさまでした。🙏

 

 

食後は小菅村まで足を伸ばしました。

小菅の湯でのんびりです。

前回訪れたのは10年以上前の事。

静かな山間の村は気持ちが落ち着きます。

 

 

年末の人気のない山里。

良い気分転換になりました。

機会が有ればまた・・・・・・