7月14日、雨の三千院を訪れたくなって
約6年ぶりに大原に向かいました。
外国人観光客がほぼ皆無で、とても静かです。
日本国内で年間約4兆円もの消費をしてくれたガイジンさん。
この数字は日本の輸出額扱いとなりまして
ほぼ化学業界のそれに匹敵するそうです。
凄い金額! 本当に感謝ですが
そろそろ特定の国の観光客に頼るのは
卒業しなければならないのでは?
上の画像は聚碧園(しゅうへきえん)。
以前は縁側の襖が取り払われておらず
ギャラリーも少ない場所でした。
今は和室から抹茶を味わいながら
庭園を鑑賞出来るようになっています。
2~3組の参拝客がはんなりしてました。
三千院の一番の景観は上の画像でしょう。
これは皇室関係の方が使う部屋から眺めた往生極楽院の様子。
本当にはんなりした景観です。
極楽院の内部の阿弥陀三尊像。(↑)
両脇の菩薩は「大和坐り」と呼ばれる前屈(かが)みになっており
これは往生者(死者)の昇天を受けて、今にも立ち上がろうとする姿だとか。
つまり「あっ! いらっしゃいましたね?!」というイメージです。
この話を聞いて、オヤジは三千院が好きになりました。(?)
庭園の苔が喜んでいます。
今は苔が一番輝いている時期。
インバウンドが居ないとデカい声で話すギャラリーが少ないので
とても静かに参拝できます。
エメラルドグリーンのシャワーにはんなりです。
三千院で人気なのが“わらべ地蔵”。(↑)
実はこれ、案外新しくて
平成の時代に作られたそうです。
静岡県の杉浦孝さんというの方の作品だとか。
もっと古いものだと思っていました。
苔の部分は立入禁止なので
望遠レンズ、それも400mmくらいのものでないと役不足かも?(35㎜サイズ)
上の画像、左側の地蔵さんの顔が黒く潰れてしまいました。
これ(↑)は愛嬌のあるお地蔵さんです。
ただ、残念ながらブレてしまった。
三千院では紫陽花がまだ見頃でした。
大原は京都盆地の北東部で、市内より気温が低い所為もあるのでしょう。
紫陽花は終わっていると思っていたのに・・・
これはラッキーでしたね。
大原で、紫陽花とわらべ地蔵にはんなり。