はんなり京都:宝泉院 | オヤジのおもちゃ箱

オヤジのおもちゃ箱

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

大原の三千院に参拝すると

必ずと言って良いほど足を向ける宝泉院。

こちらは額縁庭園で有名な塔頭です。

人気スポット故、ギャラリーが多い場所ですが

コロナと雨の所為で閑古鳥が鳴いていました。

 

 

しかしながら、寺は静かに参拝するに越した事は無い。

額縁庭園の前にギャラリーが写っていない画像は

今迄撮れなかったなぁ~

庭の松の木も老木故、幹に何か処理を施しているようです。

 

 

やはり京都の庭園は素晴らしい。

否、京都は庭園に限ると思う。

京都の庭園以上にはんなりした庭園は

他には見当たらないでしょうね。

 

ところで、窓際の天井板は血天井になっています。

これは関ケ原の合戦の直前に、伏見城で豊臣方の猛攻を受けて自刃した

鳥居元忠とその家臣の供養として祀られているそうです。

正に死闘の地獄図で、庭園とのコントラストが

二律背反的な世界となっています。

(本当に凄まじい血のりの跡)

なかなか奥深いものがある。

 

この寺の 竹の枝間を うちこして

吹き来る風の 音の清さよ

(宝泉院のパンフより)

 

 

はんなり。

 

冬の宝泉院