中央構造線と糸魚川ー静岡構造線 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・


熊本地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

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上の画像の、横に走る赤い線は中央構造線と呼ばれ
太古に日本列島の北側半分と南側が衝突した部分。
その後、本州が裂けて形成された地溝帯がフォッサマグナです。
中央構造線に沿って、何故か有名な神社仏閣が並んでいます。
鹿島神宮には要石(かなめいし)と呼ばれる
地震除けの石が伝たわるそうです。
これは何かありそうだ!

今回オヤジが注目したのは
中央構造線と、フォッサマグナの西端にあたる糸魚川ー静岡構造線がクロスする諏訪大社。
やたらと気になったので、先週の土曜日に訪れてみました。

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実は諏訪大社、4つの宮に分かれており
最初に訪れたのが諏訪大社上社本宮。
神話の世界では、出雲の国を譲れと迫る天照大神の部下に
大国主の次男である建御名方神(たけみなかたのかみ)が力勝負を挑みますが
敗走して諏訪湖に逃げ込み、“国譲り”が成立した事になっている・・・・・
建御名方神(たけみなかたのかみ)は大そうな力持ちで
日本の相撲力士の始まりだと考えられているそうです。

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上社本宮には土俵がありました。
そもそも諏訪湖は、活断層の動きが形成した台地の“裂け目”に水が溜まったもの
場所も中央構造線と糸魚川ー静岡構造線のクロスポイントといいますから
相当な地震が発生した可能性はある。
しかも、近くに八ヶ岳がそびえていますからねぇ~

古代の人々も地震には困り果て
宗教的な儀式で、台地の怒りを鎮めようとしたのかも?
そんな推測をすると、中央構造線上に著名な神社が点在するのも頷けますね。

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上の画像は上社本宮の拝殿です。
普通、神社の拝殿は南を向いている事が多い。
でもここは、出雲(西側)を向いているようです。

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こちらは上社本宮からクルマで5分くらいのところにある上社前宮。
本宮と比較すると小じんまりしており、パワースポットとして人気だとか・・・・・・・・
そもそも神社が何故にパワースポットなのでしょう?
確かに地殻変動は地球のパワーだと思いますが
構造線のクロスポイントなんて“地震の宝庫”みたいな感じがするので
危なくて、パワーを貰えるどころじゃないと思うのです。
災害だらけの日本列島に住む現代人に向けた
メッセージが込められていると考えた方が良さそうです。

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ところで、上社本宮と前宮種変には巨木が林立しています。
有名な御柱祭が7年ごとに執り行われる。
そういえば神さまって、一人二人(ひとりふたり)とは数えず
一柱(はしら)、二柱(はしら)と数えたよなぁ~

とにかく意味深です。