早春の候となりました。


昨日、中学生の子どもの卒業式に参列しました。


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正直、最初の頃は、


 \(*`∧´)/  ( ムカッ ! ) という気持ちでいました。



PTA席は、卒業生席の後ろだったのですが、


厳粛な式が進行する中、


卒業生の最後列の2人が、


シャツをズボンから出していたり、


規定外の派手なベルトを締めていたり、


おしゃべりをしたり、


PTA席を振り返ったり、


……と、目立つ事、目立つ事 !!


落ち着きが、まるでありませんでした。



今まで沢山、練習を重ねて来たというのに……。


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しかし終盤、卒業生全員がステージに立ち、


群読をした時の事です。



これは、3年間の思い出と、


教師やPTA、友だちに対する感謝の気持ちを、歌を交えて


大きな声で表したものです。



最初の頃、先の2人は相変わらずでした。


しかし気がつけば、


2人は派手に、号泣しているではありませんか。



最初は驚き、思わず苦笑してしまいました。


でも次第に、周囲に感動が伝わり、


そこに参列した多くの人が、涙していました。


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式終了後、各クラスで


最後のホーム・ルームが行われました。



何人かが感想を発表したのですが、


茶目っ気のある女の子が、その時の事を


「A君が泣いていたので、私も泣きそうになりました」


と言っていました。


(ちなみにA君と、この女の子はクラスが違います)



クラスを超えて、この学年は全体がまとまっていました。


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これは、公立中学校の話しです。


私立は私立の良さがあると思います。


今回、公立中学校の卒業式に立ち会い、


私は公立で良かった……と思いました。



一人っ子でしたので  「私立にしたら」 と


周囲から言われた事もありました。


しかし、夫の


「いろんな個性の友だちの中で、揉まれて育つ」事が


大切、との意見が、正しかったと思います。



子どもなりに色々、苦労や悩みもあったかと思います。


でも、それだけ精神面での成長も


あったのではないでしょうか。



離れた所から、冷静に見守れる様な、


いざという時に、的確なアドバイスが出来る様な、


りっぱな親ではありませんが、


今回、


「人間、一人では生きていけない。


いつも誰かに、支えられて生きている。」


という事に気付きました。


本当に、有り難い事です。


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3月10日(木)には、入学する高校の説明会がありました。


新しい生活のスタートです。


私も1日1日を大切に、心新たにいきたいと思います。



最後に、中学校の学年主任の言葉を添えて


締めたいと思います。


≪ ピンチが、チャンスだ !! ≫