こんにちは♪
10月になって、いよいよ秋ですね✨✨✨
今日はハライとミソギについての記事となります。
祓いというのは、人間が出す悩みや不安といった負の気を祓う行為です。
神職さんが、フサフサした紙や麻のついた棒で振ってくれますね😆
これが祓え、つまり「お祓い」ですね。
大祓いと言えば6月と12月の大晦日に神社で受ける年越しの大祓が有名ですが、すもうを取る前の「はっけよーい」も「八卦よい」という意味で、お祓いなのですね。
※伊奘諾神宮(淡路島)
そんなお祓いのデメリットは、不安や悩みを続けていると、また身体の周りに溜まり始めることです😅
溜まり始めると、増幅してしまうので、お祓いというのは、日常的に継続することが大切なのですね。
だから、もっともよい方法は、「水に流すこと」ですね✨✨
なんでもそうですが、悪意の方向に執着してしまうと、自分が悪に染まってしまうものです。
そして、ミソギというのは、お祓いの進化版、悩みや不安のおおもとを、「身から削ぎ落とす」、
だから、「ミソギ~禊~」なのですね。
わたしたちの悩み、不安、罪穢れというものはいつの間にか溜まってしまうのですが、
悩まなくなる、不安にならなくなる、ということこそミソギの効果であり、開運でもあるのです。
そんなミソギには前兆がございます。
そう、運気が上がっていくと、わたしたちは無意識にミソギへと向かおうとしているのかもしれません。
古事記では、伊奘諾命(イザナギ)が、「筑紫の日向の橘の~小戸の阿波岐原~」にたどり着き、ミソギをしました。
するとここから次々と神が生まれるのです。
最後に生まれたのが、三貴神と呼ばれるアマテラス、ツクヨミ、スサノオです。
アマテラスもスサノオもツクヨミも日南市生まれなのですね✨
※ジブリ映画「かぐや姫の物語」より
ジブリ映画「かぐや姫の物語」でも、服を脱ぎ捨てて、かぐや姫が夜に疾走するというシーンがありますが、
かぐや姫もミソギの前兆を迎えており、
月の世界に戻るタイムリミットを表しているのです。
ちなみにかぐや姫が月に戻った夜が、「中秋の名月」であり、なんとあの風習はまさかのかぐや姫由来なのです😅
※今年の中秋の名月🌕
だから、平安時代には月を眺めるのは不吉だわ~なんていう迷信があったのでしょうか?
風習になるくらい、竹取物語のブームはすごかったのでしょうね😅
そんなかぐや姫にならって、ミソギの前兆というのは、
今まで着ていた服を捨てる、
ことであります。
断捨離の一歩前進、
今まで着ていた服を捨てる。
クローゼットを一新する、
というのは、新たな生まれ変わりを示します。
古いエネルギーを捨て去るのは、「今の自分に似合わない」ことがわかっているからですね。
布製品には穢れが宿る。
そう、断捨離をするとスッキリするのは、過去の自分を捨て去っているから、ですね。
イザナギは、ミソギの前に服を脱ぎ捨てているのです。
やはり、汚れた古い服というのは、いろんな穢れが付きやすいので、しょっちゅう病気にかかる人は、肌着や下着や日常的な服を、買い替えたほうがいいのかもしれないですね。
この服を脱ぎ捨てる、というのが、「形代」となります。
人型の紙を川に流したりして、お祓いとして用いたりしたのですね✨
※スサノオバージョン(出雲の須我神社)
ひな人形も同じ原理となります。
ひな人形を引き継いではいけない、というのは、そういった罪穢れを引き継いでしまうからですね😅
祓戸の大神さまたちでわかるように、「勢いのある水」というのは、それだけ祓いの力が強いのです。
だからトイレってすごいので、神が宿るのです。
特に日本製!笑
なお、イザナギの罪というのは、黄泉の世界に行き、妻の醜い姿をのぞいてしまったこと、ですね😅
そこから戻ることを「よみがえり」といいますが、イザナギは黄泉がえりをしたから、穢れを祓い、禊ぎをした、ということですが、
復活の影には、神も生まれるが、穢れも出る。
と言うわけで、秋になりましたし、新しい服とか買ってみてくださいね✨