こんにちは。
湿気が強いここ最近、窓を開くと、ふわっと冷たい風が流れてきました。
これが、天気急変の合図、というのでしょうか😅
これこそ、龍神なんだわ、と思うのです。
さて、今日はスサノオが歌ったとされる、
日本最初の和歌、「八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
の八重垣ってなにでどこ?
というお話です😅
この八重垣に限らず、日本の神話って「八」がよく出てくるんですよね。
さて、この八重垣というのは何なのでしょう?
実際に方位も八方向なのですが、これは1=男性性という感じで、陽のエネルギー、行動力を指します。
ということは、2=女性性です😅
これが陰のエネルギーで、陰からそっと1を支えます。
この世界をさらに進化させていく、直感力ですね。
行動力と直感力、つまり男女が手を合わせると、子供が生まれます。
そう、新しい命の誕生、これが「3=岐路」ですね。
ものごとは、まず、3を目指さないと始まらないのです😅💦
そこから次々に創造して生み出して数字が連なってくるのですが、8になると、現象化される数字なのです。
この世に具現化できるのが8の数字で、循環しているのですね。
この世に具現化する数字こそ、8。
つまり、「8=統合」ですね。
それを踏まえると、ヤマタノオロチを倒したあとに、スサノオが妻であるイナダヒメ(クシナダヒメ)とこもった八重垣は、神々の結婚による寝所、のようですね。
いけにえを取り返しにくる、ヤマタノオロチ。
それを退治したスサノオは、奥出雲の女神と結婚して、この地に治まったのです。
なお、クシダナヒメは、
クシ+イナダヒメ
が、合わさって、クシナダヒメ、になったのかもしれませ?😅
クシってよく神話のあちこちで聞かれますが、これ、なんと祭祀王の称号なのだそうです。
クシ以外にも、「ミミ」や「シシ」「トト」なども、祭祀王の称号だそうですよ。
そう言えば、卑弥呼だと言われているあのお姫さまの名前にもついておりましたね✨
さて、この八重垣とはいったいどんな寝所かわかりませんが、その八重垣を作って、クシナダヒメと隠れたのは、こちらです。
※八重垣神社
そう、縁結びパワースポットとして有名な、島根県松江市にある八重垣神社、
の、奥の宮である、佐久佐女(さくさめ)の森ですね✨✨
※わたしはこの森を散策したことがあります
スサノオはこのヤマタノオロチの戦いのあと、八雲山のふもとにある須賀宮(須賀神社)で結婚しました。
このあとに佐草宮というところに移り、生まれた御子神の子孫が佐草宮の宮司をしています。
この佐草宮が今の地で合併して、現代に残るのが、今の八重垣神社の奥の宮(奥の院)ですね。
名前もまさに「佐久佐女の森」。
では、実際のヤマタノオロチ伝説の舞台となった八重垣はどこか😅?
というと、大原郡海潮郷…つまり、「日本初の宮」と名高い、須我神社こそ、やはり八重垣がもともとあった場所、のようですね。
※須我神社
背後にあるのは八雲山ですが、山を迂回すると、すぐにあるのが、出雲国一宮熊野大社です。
熊野…出雲系
なのだそうですよ😅
そして、八重垣神社の森の奥には、「鏡の池」という占いで有名な池があります。
鏡にコインを置いた紙を浮かべて、沈む速さで結婚のご縁を占うのですが、この鏡は実は古墳で、古墳時代後期の須恵器が出土しているのです。
※鏡の池
須恵器といえば、オオクニヌシの長男、アジシキタカヒコネ(アジスキタカヒコネ)ですね。
このアジスキタカヒコネは宗像三女神のタギツヒメが母親であり、航海の技術を持っていたのでしょう。
神武天皇を導いたヤタガラスの正体でもあり、賀茂神の祖神でもあります。
後に「三島の神」として、和歌山県→静岡県に信仰が移っていきますよ。
紀伊と伊豆が、双子のように地名がそっくりなのは、そのせいなのです😅
静岡に三島大社がありますし、下田もありますものね。
なお、この鏡の池は「八重垣神社鏡ノ池遺跡」と呼ばれております。
この八重垣神社には国宝である絵があり、最古のスサノオとイナダヒメが描かれておりますよ。
というわけで、縁結びのときは、ぜひ、八重垣神社と奥の森に入り、古代の空気を堪能してみてくださいね✨
この森にある大杉がとてもパワーがあってすごいのです。
ということで、ヤマタノオロチ伝説の八重垣はどこにある?でした✨
それは、
もともとは須我神社、
合併されたあとは、八重垣神社の奥の森にあるよん🎵
でした😆✨