出雲と能登をつなぐ海の女神、美保神社の高台にある奥の院 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。

地震は大丈夫でしたでしょうか😱

余震が発生するかもしれないので、ぜひ気をつけてください。

あと、6月1日〜2日(※前後も含めて)特に気をつけてください。

そろそろわたしもお水とお米を用意しておこうと思います😅💦





さて、水曜日に休みを取って、出雲大社と美保神社を参拝しました。

今回は高台にある、美保神社の奥の院(※神仏習合の時代)を参りたいと思います。

 

※美保神社

 

 

さて、過去の記事でも書きましたが、この美保神社というのは、もともとは三穂津姫(ミホツヒメ)ではなく、ミホススミという女神さまが本来の祭神だったのでは、と思っております。


名前を失った女神たち



この女神は、地震が起きた能登の珠洲岬から、島根の美保関にやってきた、出雲と高志をつなぐ女神さまです。

 

 

 

 

 

この美保神社だけではなく、日本海ルートの出雲系神社はヤマトの神になっておりますが、元をさぐると、もともとは出雲の神がご鎮座されておりました。

時代の流れとともに、祭神を変えざるを得なかった理由が、おそらくあるのだろうと思われます。


 

 

 

 

石川県珠洲市の須須神社も、現在の祭神はヤマトの神ですが、おそらく元々はミホススミだと思っております。

残念ながら地震により鳥居が倒壊してしまったようです😭





しかし、奥の宮は今でもミホススミがご鎮座されています。

この「須須大明神」こそ、ミホススミのことであり、能登から島根の美保関にやってきた女神さまでもあるのですね。

 

※地主社

 


 

先月にも有休を取って、美保神社を参ったのですが、地主社にはツツジの花がきれいに咲いていました✨

ミホススミは、この社以外に、もうひとつ鎮座されている境外摂社があったのです。

 

 

 

 

そう、神仏習合時代の奥の院は、今でもミホススミを祭神として祀っております。

美保神社の奥にある社は、ヌナカワヒメもいらっしゃいますよ♪

 

 


 

名前を失った女神たち。

ミホススミは新潟の糸魚川のヌナカワヒメの長女であり、諏訪湖の水神、タケミナカタのお姉さんでもあります。

 

 

 

 

相当に古い女神さまであり、翡翠王朝などは、縄文時代から栄えた国でしたので、出雲の初期の女神さまでもあります。

 

 

 

 

わたしは、須佐神社の奥にある美穂社も、

揖夜神社の摂社のミホツヒメも、ミホススミだろうと思っております😅

 

 

 

 

 
ちなみに、出雲はとても水神系が多いです。
出雲大社のご神体も西を向いていますし、神在祭に海の彼方から全国の神々がやってきて、その先導を切るのが龍蛇ですね🐍
 
 
 
 
沖縄でもウミヘビは神の使いだと伝わっているのですが、海のルートを通ると、九州→出雲→東北はつながっており、まさに古代のルートともなっておりますよ。

 

 ※五本松公園入り口

 


さて、神仏習合だった宝照院内にあった美保神社奥の院は、日本海を眼下に見渡す関の五本松公園の奥にひっそりと鎮座されています。
 
 
 
入り口は、ここ、五本松公園です。
ここは昔はリフトがあったようですが、今は徒歩のみ💦
20分ほど、えっちらほっちら登りますよ。

 

 

 

道はこのような感じが延々と続きます。

なんというか、ひとけが全くないのです😅

 

 

 

 

この雰囲気、いつものアレですね😅

人によっては怖いと感じるかもしれませんが、わたしは先週の比婆山のほうが怖かったです…。

 

 

 

ヒバゴンに会うんじゃないかという、物理的な怖さです😅

あ、ビバゴンがなぜか、夕方のニュースで特集されておりました😅💦

 

 

 


 

しばらくすると、朽ち果てたロフトが見えてきました。

「千と千尋の神隠し」を思い出しますね👀

 

 

 

 

そういえば…

あの映画、そもそもなぜ、朽ち果てたテーマパークの向こう側に神の世界が広がっていたのでしょうか?

 

 

 

そんなことを思いながら、てくてくと歩きますよ。

 

 

 

 

しばらくすると、目の前が開けてきました。

暑いくらいの青空です✨

 

 

 

 

うわー、日本海が一望できますね。

 

 

 

 

さらにここから登っていきますよ。

けっこう高台までやってきました✨

 

 

 

 

平和塔がある…。

そういえばここは朝鮮半島にも近い場所だったので、戦場だったのか、としばし先日のG7広島サミットを思い出します。

 

 

 

 

 

ミホススミの奥の院はこの公園のさらに奥なのです。

 

 

 

 

鳥居⛩️が見えてきました。

 

 

 

 

 

下り宮なのか、と息を飲みます。

 

 

 

 

 

そこからさらに、何本もの鳥居をくぐります。

くぐるたびに思うのは、信仰心の強さ、でした。

 

 

 

 

「口には出さないけれど、本当はみんなわかっているし、みんなが知っているんだよ」





まさに、美保関に伝わる産土神を祀る摂社だわ、と思いました。

 

 

 

向こう側が明るくなっております❗️




 

これが、美保神社奥の院である、御穂社(みほしゃ)です。

とてもきれいな社ですね😍

 

 

 「ようこそのお参りだ!」

 

 

 

狛犬さん、こんにちは😃

今日はだいこくえびすの両参りをさせていただきました✨

 

 

 

 

突き抜ける青空の向こう側にあるのは、

 

 

 

 
出ました、中国最高峰、大山ですね。
我が家が、毎年年末に訪れるお山です⛰️
海のルートを通ると、真向かいなのですよ👀
 
 
 
ちなみにヤマト国は百済から瀬戸内海ルートを通って文化が入ってきたのですが、
新羅や高句麗を通して、日本海ルートで出雲に入ってきたのが、出雲文化なのですね。
 
 
 
出雲文化は、日本海をさらに北上して、能登半島→越の国→信州→関東北部に伝来しておりますよ。
 
 
 
 
まさに水の女神が見せてくれた古代の海の国境線、ですね✨

 

 ※まつの

 

帰りに、いつも閉まっている食堂まつのさんで、お刺身定食を頼むと、海の幸がてんこ盛りでした😍
まさか、美保神社の近くでカニが食べられるとは、思わなかったです。
 
 
 
 
と言うことで、美保関の高台にいらっしゃるミホススミと、お刺身とカニを堪能したのでした😆
さすが蟹座金星ですね✨✨
 
 
 
 


日本の聖地と磁気


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