日本神話における縄文と弥生の境い目 | 運の良い座敷童子的な生き方

運の良い座敷童子的な生き方

運の良い経理事務。 神話ファン。星読みをしています。

こんにちは。

今日は「縄文時代と弥生時代の境い目」についてお話をしていきます。

と言うのも、「弥生時代と古墳時代と飛鳥時代」がごっちゃになっているかたがいるのではないか、と思っていたのです。





この弥生時代は「いつから始まりなの?」という説が複数あって、「わたしが思う境い目」であることをご了承くださいね😅←まさに



 

さて、最近コメントやメッセージで多いのが、「ユーチューブの〇〇さんの動画を見てください!」や、「〇〇というブログを見てください!」とかが多いのですが、

これ本当にごめんなさい。

実は色んな知識を持ってしまうと、むしろ真理に辿り着けなくなるのです😅





と言うのも、「偶然の力」が必要で、「導かれないと、辿り着けない領域」があるのです。

 

 


 

ツタンカーメンのお墓を見つけたのも、「偶然に少年が皿を落としたから」なのです。

偶然、

つまり、ヤタガラスが現れるのは、

ゼロからスタートしたほうが、無限の力を秘める」

という数理の世界の方式なのです。



※なるほどね…

 

 

さすがにゾっとしたのは、うちの会社の氏神神社が出てきたときで、(恐怖で)心が震えました。

そうか、ここら辺は天孫軍の本拠地だったんだな😅💦

 

 

 

 

さて、古事記の冒頭、造化三神が出てきますが、これは「何もない空間から宇宙が生まれる」というビッグバンを表しております。




まさに、ゼロからのスタート。

なぜ紀元前を語る神話で、こういった宇宙の始まりがわかっていたのか、もはやそちらのほうが神秘です😅


※ビッグバン

 

 

ビッグバンというのは、宇宙は限りある空間ではなく、最初の始まりがあって、高温高圧状態の火の玉が膨張して宇宙になったという説です。





要するに、「なにもない空間から、火の玉が爆発したため、宇宙が始まった」ということですが、

この、宇宙の始まりがアメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビの天地開闢の神であり、ムスヒというのは「生産」を表しているのです。

 

 

 

「電荷を帯びた粒子がほかの粒子に衝突すると、新たな粒子が生まれる」

 

 

 

という素粒子の始まりが、天地開闢の造化三神なのですね😅

空海さんの「すべてはだ」というのも、こういったことなのでは…と思っております。

わたしたちの肉体をすべて切り刻んでいくと、最後に素粒子になるのですが、これって「何もない空間」なのですよ😅



 

さて、古事記には数理の世界をはじめ、とんでもない可能性を秘めておりますが、「縄文時代と弥生時代の境い目」というのはどこでしょうか?

ちなみに、

 

 

 


縄文時代今からおおよそ2500年前(紀元前500年前)

弥生時代紀元前5世紀~3世紀ころ

古墳時代3世紀末~6世紀半ば

飛鳥時代592年~710年(平城京まで)

 

 

 


ですね😅

※所説あり


 

 

 

古墳時代が終わったのは、天皇による律令制度ができあがって、古墳作りをやめたから、なのです😅

そして、縄文時代が終わったのは、大陸からの稲作伝来により、自然を増産させていく、という概念ができあがったから、なのです。

 

 

 

このブログでは「縄文と弥生の神々の入れ替わり」ということを書いていますが、この時代の神々は、そもそもご神体が違っているのです。

 

 

 

呼び名(音)は同じなのですが、崇める対象が違うんです。




縄文と弥生の境い目、それは間違いなく、「稲作伝来」となります。

教科書どうりなのですが、これは、稲作によって移住から定住になったこと、

太陽の道(レイライン)が重要視されるようになったこと、

肥えた土地を求めて、一族が拡大していったことが大きな原因です。

つまり、

 

 

 

農業革命と、

 

 

 

階層社会

 

 

 

の始まりだったのです。






縄文時代自然と人間が共存しており、生と死は循環しており、祈りや祭祀が行われていたのですが、人間はみんな平等だった。

神は動物の姿を「借りて」姿を現し、恵みをもたらしてくれるので、それを自然に「お返しする」という概念があったのです。

※アイヌ民族の概念

 

 

 

 

弥生時代は、自然に「価値」を付けたのです。

そう、定住により、何よりも大切になったのが、「所有」の概念が生まれたことですね。

ここから、「が強いものが天下を制する」といった男性性優位の社会へと、変化をしていったのですね。

 

 

 

その境目は、このかたですね。

 

 

 

スサノオです。


※タオルかい

 

 

高天原をアマテラスに追い出されて、スサノオが降臨してきたのが、縄文時代後期となります。

五穀の種をカミムスビから預かっており、イナダヒメ、つまり田んぼの女神と結婚して、日本に農業革命を起こしました。




ヤマタノオロチはずいぶん古い魔物、だったのかもしれませんね😅

いま、愛知県在住ですので、あちらが栄えておりますよ😅



だから、スサノオは「ハナ」から生まれたのです。

後になって、ニニギと結婚したコノハナサクヤヒメが、怒りの中で出産したのは、ニニギが疑ってきたから。

そして、姉のイワナガヒメを娶らなかったため、山の神、大山祇を怒らせたから、なのです。

 

 


 

そう、天津神と国津神の分断の始まり

です。

 

 

 

だから、「ハナサク」なのです。

神に「寿命」が付けられたのは、まさにこの時からなのです。

 

 

 

ここから登場するのが、スーパーヒーロー大国主さまです。

兄たちにいじめられながら、因幡の白兎~スクナビコナとの国土開発~国譲りまで、一挙にやり注げます。

いったいここまで、何世代の話なのでしょう😅💦

 

 

 

 

ちょっと集合体すぎて分かりづらいですが、

大国主率いる出雲系は、スサノオの娘、スセリヒメと結婚してから勢力を拡大していったようですが、

根幹の大国主さまは、どうももっと後の系譜の子孫のようですね。

 

 

 

スサノオは「偉大な国の王になりやがれ!やっこめが」というセリフを吐いているのですが😅

憎めない婿の大国主を応援していたのではないかな…。

 

 

 

 

さて、ここから登場するのが、天孫系リーダーたちの活躍です😅

この時代もかーなり長そうですね。

もうここまで来たら、これは「弥生ですよ」と言いたいのですが、

去年の夏から何度も登場しているニギハヤヒ、すみません、こちらの画像を使えと言われております…。


※ハク(千と千尋の神隠しより)

 

 

 

ハクでございます。

じゃあ、大国主はいっそアシタカ(@もののけ姫)でもいいんじゃない?



※アシタカ(もののけ姫より)

 

 

確かに、舞台は出雲系勢力地なので😅

なお、たたらばの製鉄技術はスサノオがもたらしたと伝えられておりますよ。

みなさん、どちらがお好きですか?

アシタカとハク。←聞くな

 

 

 

 

この後に起こったのが、「国譲り」でございます。

そう、高天原のアマテラスに大国主が国を譲ったのですね。

美保関で海に飛び込んで「隠れた」のが、息子のコトシロヌシですが、

このコトシロヌシも、出雲のリーダーであり、古代ヤマトの王のひとりでございます。


※エビスビール♪

 

 

王は複数いた、ということです。

それだけ覇権争いが激しかったというのもあるのですが、「風土」が違うと、なかなか統一が難しかったのかもしれないですね😅


 

 

 

なお、強い豪族は婚姻関係によりどんどん勢力を拡大していったのです。

このあとに降臨するのが、ニニギノミコトでございます。

 

 

 

ここが本当の境い目、なのです。




諏訪大社の成り立ちも、ここかもしれないですね😅💦

 

 

 

 

さて、時代背景は弥生そのものではあるのですが、たぶん、このニニギノミコトの降臨が、縄文時代の終焉を迎えた原因かな、と思っております。

そう、ニニギは天孫系リーダーのひとりでもあったのです。

 

 

 

その、ニニギノミコトよりも早くに降臨したのが、

 

 

 

ニギハヤヒですね。

※兄という設定(ほんまかい)←突っ込み




ですが、

 

 

 

なんとニニギよりも、四代後ろの神武天皇の東征ルートでも、ニギハヤヒは表れるのですよ😅

この神武天皇から、時代は本格的に「弥生」となります。

ようやくやってきました、弥生時代✨✨

 

 

 

そう、神武天皇はとても長生きされているのです。なんと137歳。

この、初代天皇神武天皇~第16代仁徳天皇までが、歴代が異常なくらいに長生きなのですよ😅

とくに10代の崇神天皇はなんと163歳!

 

 

 

古事記の系譜ってわけがわからないくらい、時間系列を突破してくるんですよね😅💦

 

 

 

なお、平安時代からの甲冑師の明珍家も、代々名前を「襲名」しておりますよ。

そう、代々名前を襲名するのが、日本古来からの一族の習わし、なのでしょうね。



 

というわけで、時代は邪馬台国を経て古墳時代となり、またたくまに飛鳥時代へと移ります。

歴史というのは、点で見ていると、なかなか本質を掴めないのですが、で結ぶと、躍動感があふれて冒険があって、胸を打たれるんですよね✨✨

 

 

 

なお、邪馬台国の卑弥呼も、「歴代の卑弥呼」であったのだと思います。

 

 

 

恩田陸さんの小説で「六番目の小夜子」という物語があるのですが、まさにこのルールが卑弥呼にも当てはまるのかな、と思います。

「卑弥呼は卑弥呼を指名する」

歴代の天皇家の皇女こそ、代々の卑弥呼であり、日巫女であった。

つまり、卑弥呼はヒメミコであり、中国が「卑しい漢字」を付けたのかな、と思っております😅

 

 


なお、卑弥呼というのは古事記に出てこないのですが、歴代の卑弥呼の何人かが神さまとして出てきておりますよ😅


 

 

 

と言うことで、歴史の境目には神が降臨する,のかもしれないですね✨✨





魚座新月


熊野大社


突如やってきた古事記クラッシャー


神話のルーツ