こんにちは。
先週の祝日に、わたしは島根県松江市の海辺のほうにある出雲国二ノ宮、佐太神社を参りました。
ここは神在の社と崇拝される、旧暦10月に八百万の神々が集まる、文献上でもっとも古くから神在祭(じんざいさい)を行った社であります。
出雲風土記には、「佐太御子(さだみこ)社」と記述がある神代からの古社となります。
※佐太神社
そう、神在祭の最中には、佐太神社は封鎖されて、物忌となっておりますが、
この間にはお祭りの屋台がたくさん並んで、雨天だというのに、大変な賑わいでした✨
※植木祭りもしておりました♪
狛犬さんもなんだか楽しそうね✨
さて、佐太神社は佐太大神(さだのおおかみ)を祀っておりますが、出雲の祖神、カミムスビのお孫さんでございます。
ちなみに、カミムスビは、造化三神の一柱、結びの神さまですね。
結びとは、「生み出す」「生産」のことを意味します。
※キサカヒメの道開き守り♪
お母さまがキサカヒメですが、このかたは、出雲大社の摂社にいる赤貝の女神キサガイヒメと同神であるとも伝えられています。
このキサカヒメのお守りを、毎年授けてもらって、携帯ケースに入れています♪
さて、神在祭の期間は「物忌」ですので、社殿は封鎖されているのですが、こちらの佐太神社は、
正しい参拝ルートでお参りすると、
悪縁切りのご利益があるのです😆
※特別拝殿
神社が公式に掲げているルートとなります✨
神在祭のときは残念ながら行えないのですが、このときだけに、特別に展示されているのが、こちら。
そう龍蛇神なのです‼️
本物の海蛇、セグロウミヘビが拝観できるのです😆✨
出雲の神在祭というのは、出雲大社、熊野大社、日御碕神社、万九千神社など数カ所で行われているのですが、
神迎え神事というのは、海の彼方から依り来る神をお迎えするのですね。
※宍道湖
その先導としてやってくるのが、龍蛇神です。
「神は海からやってきて海へと帰る」
という信仰が、古代からあったのですが、出雲地方の神在祭というのは、沖縄のニライカナイ信仰や、アイヌの信仰と通じるものがありますね。
この、「どこから」やってくるのかというのが、
根の国だったり、常世の国だったりするのでしょうか😆✨
黄泉の国は「月」にあるのでは?と言われておりますが、わたしも「地球🌍の上」にあると思っております😅
ちなみに「佐太」というのは、岬という意味があります。
なお、日御碕神社や美保神社にも灯台が設置されているのですが、
わたしたち日本国🇯🇵は、海洋民族であった
という根源が、全国一宮が点在する場所から浮かび上がってきますよね😆✨✨
※龍蛇神の特別拝観
と言うわけで、古代からの神の御神体が崇める、とてもレアな期間となっておりますよ。
その龍蛇神がこちら‼️
…は写せませんが、このお写真は構図を神職さんと話し合いながら撮っております😅
新しい龍蛇の垂れ幕が出来上がったそうです✨✨
そしてなんとなんと、
龍蛇神守りが売られておりました✨
木箱に入っていて、とても立派です❗️
これで神在祭が終わっても、龍蛇神と一緒ですね😆
神職さんからは、この龍蛇の保存場所などや、その方法などを話していて、とても貴重な時間が過ごせました。
そしてなんと佐太神社といえば、
ぜんざい発祥の地、なのですね。
神在=じんざい
がなまって、ぜんざい、という呼び名になったのですね。
お腹が空いていたので、焼き立てのお餅がとても美味しくて甘くて満足でした✨
すると宮司さんが現れて、
「お餅が美味しそうだなあ。おれも食べたいなあ」と氏子さんたちに声をかけておりました。
なお、
※イザナミの陵墓
八百万の神が現れるのは、こちらの佐太神社の山となります。
こちらにはイザナミの陵墓である、比婆山の神陵を遷しておりますよ。
こちらは縁結びと悪縁切りの田中神社となります。
悪縁を切るのが先、
縁を結ぶのは後、の順番となりますよ😆
ということで、楽しかった神在祭の佐太神社でした✨
心願成就のご祈祷も受けてまいりましたが、八百万の神々も、地元の方々も大盛り上がりの神在祭でした✨
アーニャの屋台もありました🤣
また来年も参ります✨