こんにちは。
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
このブログは不思議な出来事を呟いておりますよ。
さてさて、昨日のブログで稲の神様であるお稲荷さんについて書きました。
ですが❗️
みなさん、よーーーく知っての通り、稲って紀元前よりも遥か昔の、弥生時代に日本に伝来したものです。
お稲荷さんは最古を遡っても、1300年前。
稲はそれよりも遥か遥か昔、神武天皇が即位した建国記念日ですら、2600年前😅
では一体誰が、稲を日本に伝来させたのでしょう?
これをぜひ神話から紐解いてみましょう。
そう…。
稲を日本に持ってきたのは、実は須佐之男命(スサノオ)なのです。
※すさのおくん♪
はるかむかーしむかし。
出雲神話の象徴でもある須佐之男命ですが、
暴れ馬だった須佐之男命は、お姉さまこと天照大御神(アマテラス)に、高天原から追い出されてしまいます。
そこで、食物の女神様であるオホゲツヒメと出会いますが、腹が立った須佐之男命は女神を殺してしまいます。
するとその身体から、
頭からは蚕(かいこ)、
目からは稲の種、
耳からは粟、
鼻からは小豆、
陰部からは麦
が生まれます。
それを祖神カムムスヒが改めて須佐之男命に授けて、彼は出雲の地へ降り立つわけです。
※降り立ったのはこちら♪
そこで出会ったのが稲田姫こと奇稲田姫(クシナダヒメ)。
クシナダヒメという名前は、「霊妙な稲田の女神」という意味です。
※石見神楽より
つまり、
五穀の種と水田が、出雲の地で出会ったわけです。
だからこのお二人の敵として登場したヤマタノオロチは、氾濫川として有名だった斐伊川だと言われているわけですね。
※うおりゃあ〜!
宮崎駿監督の「もののけ姫」でも登場しますが、須佐之男命は五穀以外にも持ち込んだものがあると言われています。
それが鉄です。
これをたたら製鉄と呼んでいます。
※もののけ姫より たたらば
実はこのたたら製鉄は、現在の製鉄のルーツとなっており、この製法にたどり着いたのは神がかり的だと言われています。
こうして出雲地方では製鉄業・農耕文化が栄えたというわけですね。
「日本誕生前の古事記について」というブログでも書きましたが、実はこの部分は日本書紀には書かれていません。
日本書紀とは海外向けに書かれたと説もあり、天照大御神の直系が主に活躍する神話です。
天照大御神のお孫さんであるニニギノミコトが地上に降りてくるときに稲穂を持ってきた設定になっているのに、
もう出雲では稲作が栄えていたなんて、矛盾していますからね😅
かの出雲大社も、大国主がアマテラスからの国譲りのお礼として「出雲にりっぱな宮殿を作ってほしい」と条件を出して建てられたことになっていますが、
それよりも前に、
須佐之男命が大国主に、
「スセリヒメを妻にして、出雲にりっぱな宮殿を建てて住めばいい」
と言っているのです。
ここ、引っかかったかたがいらっしゃるのではないでしょうか。
たまたま、どちらも、なぜ出雲に高く立派な宮殿を、と望んだのでしょう。
「大国主さまがスサノオの言葉を覚えていて、後に天照大御神に言ったのかな?」
とわたしも首を傾げたのですが😅
そう、たまたま一致しただけなのかもしれませんが、
実は須佐之男命が言葉にした時点で、
出雲は十分すぎるくらいに栄えていたという証なのかもしれません。
そう、アマテラスが地上を欲しがるくらいのりっぱな王国があったのではないでしょうか。
そう、つまり古代の時点で、雲よりも高い宮殿を作れるくらいの技術もあったのかもしれません。
この世界は2000年ごとに高度な文明が滅びているという説があります。
かの有名なピラミッドも、バベルの塔も、そしてもしかしたら出雲大社も、
一夜で建てられるくらいの高度技術を有していたのかもしれませんね。
そうやって、天照大御神直系の天皇家は地上を守り、
出雲の神々は幽冥界を守る。
須佐之男命が持ってきた五穀の種は地上で芽吹き、日本が栄えてきた礎を築きました。
その食物を、今は須佐之男命の娘であるお稲荷さんが守ってくれている、というこの神々の流れも、とても尊いものですね✨
食に祈りを捧げながら…
以上、五穀の起源についてでした♪