夕暮れ時に、玉日女さまに誘われ、谷底へ | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。
わたしは雨降りの先週の土曜日に、はるばる奥出雲を旅していました。


ヤマタノオロチ伝説 旧八重垣神社編


さあ、夕暮れ時が近づいてくるぞ。

こう見えて主婦なのだから、広島市に帰らねば😅←それだ



と思ったのですが、ずーーーーっと前から、どうしてもどうしても、行きたい場所があったのです。


それが、鬼の舌震(おにのしたぶるえ)と言う、何とも恐ろしい名称の渓流なのです。



そこは、古代から、出雲の女神さまの伝説がある渓流があるのです。


何度も行きたいと言ったのですが、旦那がなかなかイエスと言わなかったのですよね。


まさに鬼のいぬ間に…❗️
と、さっそく寄ってみました。

ほんの、5分かと思ったのですよ🥶



ちなみにチビねずこは着物から動きやすい服に着替えました😅

着替えて正解でした…。

まず現れたのは吊り橋です。
うわあ、なんて立派😆
な、長い❗️
と言うか、娘よ、母を置いていかないでくれ😅←いつもこれ
谷底、こんな感じです。
た、高い🥶
下の川は、ヤマタノオロチとされている斐伊川の支流です。
山肌に沿って、こんな遊歩道があったなんて。
スケールが大きくて、びっくりしました。


すると、その時、向こう側から年配のご夫婦が現れ、まんまるーい旦那さんが赤ら顔で、息も絶え絶えに、こう言いました。


「ここから、まさか2キロも歩くんだぜ…こんなの、聞いてなかった」


あら、この男性、親切だわ、とわたしは思いました。
「ここから先は長いから、女と子供は帰った方がいい」
と警告を出してくれたんです。


わたし、考え込みました。
せっかくの警告です。
もうすぐ、夕暮れ時。
だって、ここは他県の山奥なんですよ。

…。

…。

ダメだ、好奇心には勝てない。
元気よく進みますよ😆
人気のない山の中、わたしたちはてくてくてくてく、谷底に向かって歩きます。

そうか、2キロもあるのかと知りながら。
ひたすらてくてくてくてく。
それにしても、うちの娘は恐怖心とかないんかーい。
夕陽が沈んできました。
こりゃ、けっこう時間がかかるな、とわたしもようやく悟ってくるのです🥶←おそっ
信じられないような大きさの岩が頭上にあります。
こわっ🥶
落ちてきたら、死ぬわ😅
もはや周りは山の中そのものです。
夕暮れ時の山奥で、どこに向かってわたしたちは歩いているんでしょうか😅
谷底が見えてきました✨
おおっ、写真通り、あれが鬼の舌震ですね。
あれは、奇形の花崗岩なんですって。
すると、突然、崖上に祠がありました。
Googleマップで、ここが玉日女神社(たまひめじんじゃ)だと知ります。


玉日女さまは、古代出雲風土記に伝わる女神さまですが、恋慕う日本海のサメを嫌い、ここに岩を積み上げたとされています。


サメ…。
あれ、古事記で、正体がサメだった女神さまって、いましたよね。
確か天皇陛下のご先祖さまの、豊玉姫🤭
妹君が有名な玉依姫だったはず。


不思議な伝説ですね…。
地面が濡れてきました。
水流が近いのです。
おおっ、すごい渓流です😆
左の変わった岩は鬼の落涙石と言います。
花崗岩が泣いているように見えるんですって。
わあ、なんて風流❗️
古い橋が現れました。
あれは何だろう。
えっ
天狗橋⁉️
天狗ってどこに❓
あれか❗️
からす天狗岩‼️
しまった、すぐさま引き返します。
ようやく分かりました。

好奇心は身を滅ぼす、って言ったの誰でしたっけ。
不思議の国のアリスだ❗️
急げーまだ間に合うぞ🥶
戻れー、戻れー。
無事に、地上まで帰ってこれました。
日が完全に沈む前で良かったです😅


わたしが来た道を戻ったのは、さっきの天狗橋に、ロープがかけられ通行止めになっていたからなんです。


この先は危険だ‼️
帰れ、というサインに思えました。

とか、予兆のサインを書いている場合じゃな〜い😅
人間さまの警告を聞け〜い。
鬼の舌震、ダイナミックで楽しかったです。
今度は昼間に来ます😆✨


さあ、帰ろ、帰ろ。
広島市に帰ろ〜‼️