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TAKE-SHINODA DIARY

レンジニアスとかランドローバーとか
趣味について書きたくなったら

#RANGENIUS
#LANDROVERTYLECHANNEL
#LANDROVERCHEERS


3rdレンジローバーの一回目の納車整備が
ひとまず終わり、試運転に。
一回目という言い方になるのは、
およそ毎回一回では終わらないからです。
最初に試運転をして、その後24ヶ月点検をして、整備をするものの
その後に試運転では新たな異音が聞こえてきたり
状態が良くなってくるとさらなるものを求めたくなったりです。

最初の試運転で気になっていた足回りのガタというか
コーナーリングでイマイチついてこない感じは
ロアアームのブッシュ交換で解決した。良かった。

しかし、整備の試運転で新たな問題を発見した。
高速走行で80km/hを越えると
左前あたりから、グーンと異音が鳴り始めるのだ。
疑うのは、性格的に重いものから。
この辺りはマイナス思考からくるんだろうけど

フロントデフのベアリング異音か?
左前のハブベアリングか?
プロペラシャフトか?
などと、ドキドキする。
僕は助手席に座り、整備士と試運転し
エアコンを消し、なるべく他の音が出ないようにして高速走行を続ける。
ハブのベアリングならハンドルを切れば異音がなくなる域があるだろうし
デフの異音なら、アクセルのオンオフと速度域で変化が出やすい。

原因は、一番修理の楽な
フロントガラスロアモールの風切り音だった。
ガムテープをして走行してみると、期待通り音が止んだ。
ここは一安心だ。
シーリング補強をすれば事足りる。
この風切り音は今となっては
3rdレンジローバーのメジャートラブル。
目に見える隙間が空いていたりして音がしてるわけではないので
わかりづらいが、統計的に疑う場所だ。



さて納車まであと少し
:燃料ポンプASSY交換
:ドアハンドル4箇所の純正交換
:ボディ磨き
順調にいってほしい。

今年も猛暑のレンジニアス。
相変わらずレンジローバーの整備が多いけれど
これは、もうすぐ石川県に納車の2005年BMWエンジン最終モデルのヴォーグ。
走行は約72000km。

このレンジローバーは、
ここ3年ほど前オーナーさんが定期点検整備で入庫してくれてきた車両。
既に現時点でオイル漏れもクーラント漏れもなく
新車から丸10年、いわば整備を一巡してきたレンジローバーではある。
けれど、基本整備だけを行って納車できるわけではない。
急を要する箇所はないけれど、
「これがレンジローバーです。」と、
自信を持って納車できる気持ちには、そう簡単にはなれない。
そのレベルがどの辺にあるのか、
主観も入るので説明が難しいが、
試運転を終え、納車整備中のBMWエンジンの3rdレンジと向き合うと
最近くすぶったような気持ちになる。
新車から10年を超え、年々その目指す水準への幅が大きくなっていくのだ。
昨年の夏は、今ほど悩んでいなかった。
もっと自信を持って、「これこそが本来の3rdレンジの乗り心地です。」と
胸を張れていたかな。
ジャガーエンジンのレンジローバーでは
今はそれほど悩みはないけれど
BMWエンジンのレンジを仕上げることでは、明らかに、悩む回数が増えている。

10年経った車が持つリスク。
機械的な問題は、異音や経たりやガタやオイル漏れ、クーラント漏れ
ホースの膨らみ、変色、劣化など
状況は把握しやすいので、見えたものは全て潰していけばいい。
燃料ポンプを始め、統計的に踏まえている脆弱な箇所も交換していけばいい。

一方で機関系でイマイチ自信がなく、
納車後いつ壊れるかわからないものがあるのだ。
それは、
電子制御システム、ユニットの基盤の見えない電子パーツやユニットです。

最近の修理入庫の中で「増えてきたかな?」と思う
電子制御ユニットやパーツを、値段とともにあげると
:ABSユニット 40万円(予防整備で交換したことはない。)
:ステアリングコラムASSY 80万円(ロックECUのみの修理も可能だが、予防整備で交換したことはない。)
:ATシフトポジションインヒビタースイッチ 8万円(予防整備で交換したことはない。)
:エアサスコンプレッサーASSY 14万円(予防整備で交換したことはない。)
:オルタネーター交換 14万円(電圧不安定であれば迷わず交換。)
:エアサスフロント左右ASSY 26万円(リークがあれば迷わず交換。)
:ステアリングアングルセンサー 3万円(2年未満に交換歴がなければ、今後迷わず交換。)
:燃料ポンプ 10万円(2年未満に交換歴がなければ、迷わず交換。)

いつ壊れるかわからないけれど、向こう5年以上問題なく機能することも十分にある
これらをもしも予防整備で交換するとすると
150万円ほどの追加整備が必要になってしまうのだ。
その判断がすっきりとできないので、くすぶっているんだと思う。

昨日から始まった納車整備
まずはエンジン整備、ここ2年の整備で
ウォーターギャラリー、フロントカバー、カムカバーなど一掃してきたので
オイル漏れもクーラント漏れもゼロだが
新車から交換していないウォーターポンプ交換、
ラジエターロアホース、ベルトなどを交換。
油脂類は全て交換です。汚れてなくても、整備記録を含め乗り出しはオイルは全交換であるべき。


そして足回り。
マストはタイロッドロアアームのブッシュ交換。
レンジの乗り心地を実現する緩衝装置の中では、
1にタイヤ交換
2にショックアブソーバー
3にロアアームのブッシュ
です。



なんだか吐き出す思いも含め
久しぶりに書いたけど、
納車まであと2週間程度。
今週は、レンジニアスはクルマと向き合います。
変な言い方だけど、
納車時のオーナーさんの笑顔を浮かべたり
オーナーさんの気持ちと向き合うのは、
機関系整備が終わって
外装内装に仕上げに入ってから。


最近のレンジニアスは
オーナーさんのおかげで、フル稼動。
というか300%以上の入庫数。
工場に30台保管し、別に駐車場を7台借りて、それでも足りずに
板金屋さんに4台ほどは外注しながら、
常時40台ものレンジローバーに囲まれている。
世界一好きな車なので、飽きることも嫌になることも全くない。


でも実際は、食事を作るのが遅いレストランのように
長蛇の列はできていても、
整備のペースは変わらない。変えられない。
難題なトラブルを抱えたレンジローバーも全国から集まるので
スムーズにはなかなか出庫が進まないときも多いのだ。
レンジローバーが正確に扱える整備士をあと2人は雇いたい。
募集はしてるけど、なかなかね。いない。
給与も高いので(多分)、我こそはと思うメカニックは是非来て欲しいです。


3月末。
ついこの前の年末は
「年内間に合わせないと!」などと
追われるような思いで過ごしていたけれど
3月末も同じ具合だ。いや、お金の影響を考えるとそれ以上かもしれない。
「今月中に名義変更しないと!」「月内に収めないと!」
年度末はどこの業界でも忙しいものだけど
自動車税は、4/1時点の所有者に請求がいくので
レンジニアスで持っている10台もの代車もそうだし
下取車両買取車両もそう。
月内に行わないと、相当な額の自動車税の請求に影響が出てしまうのだ。


日々の整備実況はfacebookページレンジニアスfacebookページ
でアップしておりますが
以下最近の抜粋です。

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先日から続いている24万キロの3rdレンジローバーのエンジン下ろし。

アイドリング不安定で白煙を吹く。
トラブルシューティングのためには、
ヘッドをばらし燃焼室を開け
シリンダブロックの下から8本のピストンを抜き
ひとつひとつ見なければならない。
直接的な原因は、エキゾーストバルブのステムシールの劣化で
そこからオイルが燃焼室に入ってしまったことだった。
8気筒で合計32バルブ。
バルブガイドの打ち直しもそうだが、
全気筒のピストンリングも全て交換する。
内圧が新車時に戻り、BMWエンジンならではの
特に走り出しのあの力強いトルクが復活してくれるといい。






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⚫️ヴァンデンプラ1993年納車整備



1993年モデルのVANDENPLAの納車整備中。
ここ数年の間、レンジニアスで整備をしてきた一台です。
今回の納車整備では
エンジン点火系を中心に一新。
足回り下回りは、ブレーキホースを交換し、
内部破損が進行してきたマフラーを交換などなど。


機関系の後は、内装に続きます。
現在の状態でも乗り心地は相当良いけれど
そこに更なる安心や、感動をプラスしていきたい。


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⚫️3/30発売のランドローバーライフvol5が、早速届きました。



今回は、表紙のレンジローバーの車両提供と
裏表紙の広告出稿もさせていただきました。
記事ではディープなレンジローバーの世界が熟読できます。
いつものようにRANGE ROVER STYLE CHANNELとしても
記事を8P書かせていただきました。
表紙のモデルは、月野もあさん。
撮影の時にお話しさせていただきましたが、
大学生の傍、毎日休みなくステージや撮影の仕事をしているとのこと。
アイドルのファンになったことは中学生以来ないけれど
自分の夢に向かって毎日頑張ってる話を聞くと、
見守って応援するファンの人の気持ちがわかりました。
なんていうのかな
人の情熱って、そんなに日々リアルに出会えるものじゃない。
大人になるとなんとなく隠してしまう人も多いし
実際に熱い思いをそれほど持っていない人も少なくない。
その中で何かを成し遂げたいとか、形にしたいとか、
伝えたいとか、そういうエネルギーは、素直に感動できるし
間違いなく価値あるものだと思うし、自分の中にもエネルギーとして伝導する。
名を残してきた人や、世界を変えてきた人は、みんなエネルギーを放熱してきた人だ。

雑誌は、レンジニアスでも、ご購入もいただけます。
1800円(税込)
通販の場合、定形外郵便送料プラス300円
購入特典 レンジニアスのステッカー(白か黒)
http://rangenius.com/information.html




今回のランドローバーライフVOL5は
たくさん参加させていただきました。
毎度のことですが、クリエイティブは徹夜無くして達成感に至らず
今回も数日はぐっすりと眠ることもできずの作業でした。
もっと慣れて計画的にとは思うけど、
編集長に聞いても、彼も毎回徹夜で仕上げるそうだ。
ぎりぎりまで、もっと伝わる方法があるのではないか?という思いがそうさせるんだろう。

表紙に、裏表紙広告に、見開き広告、タイアップ記事
そして、RANGE ROVER STYLE CHANNELでは、
「テーラーメイドというスタイル」とタイトルで
レンジローバーの内装についての特集に仕上げました。



レンジローバーの虜になる大きな要素として
内装は語り尽くせない魅力があるけれど
それを解き明かしていき、自分のものとしていくストーリーです。

オーナーの方はもちろんですが
これからの乗ろうと思ってる人も是非読んでみてください。
今月は商品車納車もそうだし
BMWエンジンの3rdレンジローバーの整備が多かった。
今までの2ndレンジのように、重整備が増えてきたのを日々感じてる。
クラシックや2ndレンジローバーを整備していく過程で
レンジローバーの整備工場の役割は
本来の良さをしっかりと「継承」することなんだと思っていますが
最近3rdレンジでも同じ思いだ。
特に2002~2005年のBMWエンジンの初期3rdレンジローバーは
形こそ現行ばりだけど、機関系はだいぶ経年劣化している。
3rdレンジローバーは、BMW社が歴代のレンジローバーに対して
いや、イギリス文化に対して
最大限の敬意を払って設計した車じゃないだろうか?
ドイツ車にまず見当たらない内装と優雅さ。
2ndレンジから一気に高級さを増して完成させたレンジローバーだ。

以下最近のfacebookページから引用です。
その他日々たくさんアップしてるので覗いてみてください。




群馬からご入庫頂いたBMWエンジンの3rdレンジローバー。
現在走行距離は24万キロ超え。
オーナーさんは4thレンジローバーを購入したけれど、
地球6周分をも共に過ごした愛車3rdレンジローバーを
簡単には手放せない。当然なことに思える。
だって地球6周分を一緒に駆け抜けた車は、
単なる移動のための道具で終わるはずがない。
話には続きがある。
オーナーさんは、これを自分の部下に継承する事にしたのだ。
今回の入庫は、エンジン不調、排気からの白煙。
オイル下がり、オイル上がりが起きているようだが
これからエンジンを下ろしての診断を行います。
おそらくやピストンリングの交換になる予定。
24万キロのレンジローバーを次世代に継承するための
お手伝いができることが嬉しいです。
「継承」って普段使わないがいい響きですね。
歴史あるものや、財産や地位の使いますが、
とてもレンジローバーらしくないですか?


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2003年3rdレンジローバーBMWエンジンの車検。
12年経っても
街で見かけると現行モデルばりの姿です。
しかし、距離に関係なく、
およそ3台中2台のエンジンは
クーラント漏れ、オイル漏れが出ていて、一新整備が必要。
この頃のBMWもそうだけど、
乗り続けるなら必ずやるべきエンジン整備です。
写真はエンジンを前から撮ったもので
ど真ん中が冷却のプールであるウォーターギャラリーを開けた所。
2枚目のオイル漏れはフロントカバーのアッパ。
その上の白い筒がBMWならではのVANOS(可変バルブ)でこれも必ず漏れる。
左右のカムカバーも含めて
ガスケット交換すれば、オイル漏れの匂いもなくなり
現行ばりに惚れ直します。
3枚目は冷却ホース一式11本。
何せ、ラジエターサブタンクからラジエター、ATオイルクーラーと、冷却系が弱いこのエンジン。
どこかのタイミングで一新して、新鮮なまま乗り続けたい名車です。


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先週の岩手、群馬、石川に続いて、
今週も遠方から車検などで自走で入庫してくれた。
新潟、群馬、土浦
沖縄からは昨年1台フェリーで来てくれたが
本当に感謝します。
オーナーさんに話を聞くと、
なかなか地元にレンジローバーをちゃんと見れる工場がないというのが、主な理由のようだ。
安心して乗るには近所に信頼できる工場があることだけど
遠方であってもできることは多い。
日々電話での相談も多く、実車を見ないで診断することは難しいし、危険なことだけど、
レンジローバーに関する修理の統計やノウハウはできる限り公開していきたいです。
本当は余裕があれば支店を作りたい気持ちもあるけど
経営はなかなか難しいし、整備士の技量の問題も大きい。
日本中どこでも安心してレンジローバーに乗れるようにレンジニアスとして出来る事をもっと考えよう。