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TAKE-SHINODA DIARY

レンジニアスとかランドローバーとか
趣味について書きたくなったら

#RANGENIUS
#LANDROVERTYLECHANNEL
#LANDROVERCHEERS

先日入庫した30thアニバーサリーの2ndレンジローバーは
ちゃんと写真を撮ってサイトアップをする間もなく、
新オーナーさんが決まりました。

14年前の2001年に発表されたクルマに
今もその価値にドキドキして、
所有しその乗り心地や輝きを自分のものにしたいと願う
素敵な大人が沢山いることを
とても嬉しく思います。

だから、本来のレンジローバーの乗り味を体感してもらえるように
乗り心地をよくして納車したい。
今回も足回り緩衝装置は、蘇生させます。
タイヤ、ショックアブソーバー純正新品
パナールロッド前後、ラジアスアーム前後、スタビのブッシュも全交換。
異音の聞こえるフロントデフはオーバーホールして
ハブのベアリングも左右交換し、一新できるかな。
エンジンマウント、ミッションマウントも交換。

例えば、縁石に乗り上げる時、
本来の2ndレンジローバーは「ガタンッ」とか「ガッタン」ではなく
静かにこもった振動で「グブン」「ノモン」という品のある足音がします。
ブッシュ交換をしている2ndレンジローバーは少ないけれど
そういう2ndレンジローバーにぜひ乗って欲しいです。




そしてこれはまた別の新商品車。
22年前のクルマ。



1993年のクラシックレンジローバーです。
モデルイヤー1993は、国内ではバンプラが多いですが
これは3.9LのE-LH36D正規ディーラー車。
アーデングリーン 走行距離86000km
保管状態の良さだと思いますが、
ウッドが亀裂も割れもほぼ皆無です。
コイルサスに変更してあるけれど
レンジローバーは、やっぱりエアサスで乗って欲しい。
とはいえ、コイルサスにしたい人もいます。
購入者に決めてもらった方がいいのか
エアサス戻しを前提にするか
悩むところです。
価格は、1年保証付スタンダード整備プランで300万円ぐらいになるかと思います。
(整備や内外装の施工は、すべて価格に含まれます。)
「ずっと売れないで、
 いつもそばにあってもいいや」

WEBで紹介することもなく
プライスを決めることもない
そんな2ndレンジローバーが一台ありました。

そう、空色のレンジローバー。
アイスランディックブルーというレアカラーの
2001年モデルヴォーグ15万キロ。
ここ数ヶ月は工場の一番奥に保管してありました。


この水色がとっても好きで、工場の床も近似色にした程です。
これを納得いくように仕上げるには、
ATミッション交換して、ステアリングギアボックスも
触媒マフラーも足回りのブッシュも全部交換して....
などと
本来の新車の乗り心地に
いつか戻したいなあなんて気持ちで
ずっと紹介を保留してきたクルマだったのですが

先日福井県の方から電話がありました。
「ブログとか工場の写真の後ろに、
ちょこちょこ写ってる水色の2ndレンジローバーは商品車ですか?」と。
自分のこのクルマへの想いをそのまま話すと
「レンジニアスで気が済むように整備して納車してほしい。」
とのご回答。
販売することが決まりました。
オーナーさんは通算レンジローバーを6台所有。
このアイスランディックブルーの価値を
僕以上にわかってる方だったのです。
これから、想いを注ぎ、作品のように仕上げていきます。
レンジニアス推薦整備プラン
ここでもレポしていきます。

走行異音で入庫した2005年BMWエンジンの3rdレンジローバーの
ATミッションのASSY交換作業です。
3rdレンジはまだまだ現役ですが、
2005年のBMW最終モデルから10年経つんですね。


この車両は距離は10万キロ弱ですが、入庫時は徐行運転でもガラガラと異音が鳴り、オイル温度はあっという間に120度超えでした。
ATオイルを抜くと、鉄粉だらけのオイルが出てきました。
AT冷却の循環不良による慢性的なオーバーヒート状態の末の破損なのか、
機械的な破損が先なのかは断定できないけれど
こういったケースは、今後も出てくると思います。



寒くなってきたのでATオイルも自然冷却もされ
夏よりは症状は出にくいけれど
変速に異変を感じたら、ATオイル温度をチェックするのが賢明です。
メーターのメッセージセンターにも出ないし
警告も出ず、専用テスターでしかモニターできないので日常点検は難しいですが、お心当たりの方は是非お越しください。
30分以上走行してきた状態でしたら、
入庫したその場でテスター繋いで確認できます。
正常なATオイル温度は105度未満、
130度に達すると、ECU制御で変速規制(2速固定)になります。
ラジエターのつまりや、ATオイルクーラーのつまりが主な原因ですが
慢性的なオーバーヒート状態が継続すると、
AT本体交換になるので早めの対処が必要です。




これは週末納車の2ndレンジローバーホワイトゴールド2001年モデル。
オーナーさんのご要望でウィンカー類はオレンジで統一し
前期モデル仕様に仕上げました。
ホワイトゴールドがまた違って見えます。
整備を終え、コーティング施工をし
登録も本日完了、最後の試運転に行きました。

仕上げた2ndレンジローバーは
誰でも一回は乗って欲しいほど最高です。
人をクルマ好きにしてしまうエントリーモデルと言って良いぐらい
車を運転する楽しみを味わえて、いろいろなことに気が付けるクルマです。
クラシックレンジでも味わえないし
3rdレンジでも味わえない
自分と一体になって走行できて
ワクワクするような疾走感とアナログ感
OHVならではのエンジンのトルクも変速タイミングも
段差を越える時の振動緩衝の体感も
クラシックレンジでは味わえない熟成感というべきか
安心感があります。

今回の納車整備は、以下のとおりです。
1年保証付スタンダード整備プラン
(全機関6ヶ月5000km、エアサス&エアコン1年10000km)
24ヶ月点検を行い発覚したすべての不良箇所と
傾向からみた予防整備
そして内外装

⚫️劣化不良箇所の整備
:ウォーターポンプASSY
:インテークマニホールド、ロッカカバーG/K一式
:フロントアクスルオイルシール左右
:エアサスドライブボックス
:エアサススプリング前後左右4本
:左フロントドアラッチ
:プロペラシャフトグリスアップ
:ドラックリンクASSY
:ATF、トランスファオイル10L、前後オイル4L
:タイヤ4本新品交換
:エアエレメント、エンジンオイルエレメント、

⚫️予防交換
:アイドラプーリー
:スロットルヒーター
:ブレーキランプスイッチ
:クランクセンサー
:ラジエターサブタンクキャップ
:ステアリングダンパー
:点火プラグ
:エアサスバルブブロックオーバーホール
:ヒータコアセンサー追加ハーネス

⚫️内外装
:ボンネット、ルーフ全面塗装
:ルーフライニング張り替え
:サンシェード張り替え
:サブウーハースピーカーエッジ
:左フロントドアスピーカーLOW
:テールゲートリリーススイッチシール
:ポーレンフィルター
:前後ワイパー

この車両は前オーナーさんの時から
レンジニアスでメンテナンスさせていただいてきたので
納車整備はそれほどのボリュームにはならず仕上がりました。

後期の2ndレンジローバーの予防整備で外せないのは
クランクセンサーとブレーキランプスイッチ
いずれも突然壊れ、不動車になってしまうので最近ではマストです。
レンジニアスの整備保証は、どうやら他と比べると長いようです。
エンジン、ミッションから電球に至るまで全機関6ヶ月5000km
エアサス&エアコン関係は、やっぱり壊れやすいので1年10000km
けれど、
整備保証はあくまでも乗り出してからの修理費をカバーするだけ。
道中に止まってしまうリスクを軽減するのはやっぱり納車整備が重要だなあと思います。

さて、明日の納車が楽しみです。
最新のレンジローバーが発表され
インターネットでスペックや動画をみてドキドキとワクワク。
そして、道中ですれ違ったりするようになると
圧倒的な新鮮さを感じます。
反面デザインなのか、新作に寄せるトキメキなのか、
およそ自分のキャパシティを超えてるような感覚になるのです。

ふと、自分が好きなモノ、
日常的な愛着を感じているモノを浮かべてみます。
例えば腕時計、車と同じぐらい機械式腕時計が好きですが
コレクションのほとんどが、10年以上前のモノ。
アンティークやビンテージが好きというこだわりが故ではなく
これなら等身大で堪能できるなあとか、
それなりに高額だが、購入したい想いを無駄遣いには思わずに
自分で肯定できる範囲で買うわけです。

OVER 10 YEARS

日々レンジニアスに入庫してくれるレンジローバーの8割以上が
新車から10年越えのクルマたち。
この先も現役で乗り続けるために、
オーナーさんはお金をかけてコンディションを維持していきます。
最近気がついたんですが
レンジニアスはそういう人たちと共に歩んで来ました。

好きなんですよね 古いクルマが。
年数を超えても新鮮で
デザインも機能もちょうど良い。
虚栄もなければ、背伸びした感も少なくて、
等身大の自分で楽しめるから付き合いやすい。
そしてそんな風なクルマ選びの観点や
想いを持った人たちのことを同士のようにも思えて大好きです。

今が2015年ですから、2005年がちょうど10年前。
あっと言う間。
2005年なんて、レンジローバーで言えば
BMWエンジンの最終モデル。
まだまだ最近な気がしますが、
クラシックや2ndレンジローバーのように
名車の域に入ってきように思えます。

OVER 10 YEARS

技術革新も消費サイクルもどんどん早くなっていく現代。
常に新製品は5歩も10歩も先を行ってることが多いですが
10年前のものが、ちょうど良く普段使いできるようになるのが
経済的でエコで人間ぽくて良い。