BMWエンジンの3rdレンジを継承していこう | TAKE-SHINODA DIARY

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今月は商品車納車もそうだし
BMWエンジンの3rdレンジローバーの整備が多かった。
今までの2ndレンジのように、重整備が増えてきたのを日々感じてる。
クラシックや2ndレンジローバーを整備していく過程で
レンジローバーの整備工場の役割は
本来の良さをしっかりと「継承」することなんだと思っていますが
最近3rdレンジでも同じ思いだ。
特に2002~2005年のBMWエンジンの初期3rdレンジローバーは
形こそ現行ばりだけど、機関系はだいぶ経年劣化している。
3rdレンジローバーは、BMW社が歴代のレンジローバーに対して
いや、イギリス文化に対して
最大限の敬意を払って設計した車じゃないだろうか?
ドイツ車にまず見当たらない内装と優雅さ。
2ndレンジから一気に高級さを増して完成させたレンジローバーだ。

以下最近のfacebookページから引用です。
その他日々たくさんアップしてるので覗いてみてください。




群馬からご入庫頂いたBMWエンジンの3rdレンジローバー。
現在走行距離は24万キロ超え。
オーナーさんは4thレンジローバーを購入したけれど、
地球6周分をも共に過ごした愛車3rdレンジローバーを
簡単には手放せない。当然なことに思える。
だって地球6周分を一緒に駆け抜けた車は、
単なる移動のための道具で終わるはずがない。
話には続きがある。
オーナーさんは、これを自分の部下に継承する事にしたのだ。
今回の入庫は、エンジン不調、排気からの白煙。
オイル下がり、オイル上がりが起きているようだが
これからエンジンを下ろしての診断を行います。
おそらくやピストンリングの交換になる予定。
24万キロのレンジローバーを次世代に継承するための
お手伝いができることが嬉しいです。
「継承」って普段使わないがいい響きですね。
歴史あるものや、財産や地位の使いますが、
とてもレンジローバーらしくないですか?


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2003年3rdレンジローバーBMWエンジンの車検。
12年経っても
街で見かけると現行モデルばりの姿です。
しかし、距離に関係なく、
およそ3台中2台のエンジンは
クーラント漏れ、オイル漏れが出ていて、一新整備が必要。
この頃のBMWもそうだけど、
乗り続けるなら必ずやるべきエンジン整備です。
写真はエンジンを前から撮ったもので
ど真ん中が冷却のプールであるウォーターギャラリーを開けた所。
2枚目のオイル漏れはフロントカバーのアッパ。
その上の白い筒がBMWならではのVANOS(可変バルブ)でこれも必ず漏れる。
左右のカムカバーも含めて
ガスケット交換すれば、オイル漏れの匂いもなくなり
現行ばりに惚れ直します。
3枚目は冷却ホース一式11本。
何せ、ラジエターサブタンクからラジエター、ATオイルクーラーと、冷却系が弱いこのエンジン。
どこかのタイミングで一新して、新鮮なまま乗り続けたい名車です。


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先週の岩手、群馬、石川に続いて、
今週も遠方から車検などで自走で入庫してくれた。
新潟、群馬、土浦
沖縄からは昨年1台フェリーで来てくれたが
本当に感謝します。
オーナーさんに話を聞くと、
なかなか地元にレンジローバーをちゃんと見れる工場がないというのが、主な理由のようだ。
安心して乗るには近所に信頼できる工場があることだけど
遠方であってもできることは多い。
日々電話での相談も多く、実車を見ないで診断することは難しいし、危険なことだけど、
レンジローバーに関する修理の統計やノウハウはできる限り公開していきたいです。
本当は余裕があれば支店を作りたい気持ちもあるけど
経営はなかなか難しいし、整備士の技量の問題も大きい。
日本中どこでも安心してレンジローバーに乗れるようにレンジニアスとして出来る事をもっと考えよう。