草津で湯治2023~秋の陣~
どうも遊木です。
季節は、もっと美しいグラデーションで変化して欲しいと思う今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
前回の記事にもちょろっと予告しましたが、10月の草津旅行について書きたいと思います。
~草津で湯治だ2023 秋の陣~
〇一日目
天気予報でわかっていましたが、めっちゃ大雨でした。
前回は梅雨という季節柄、仕方ないと思っていましたが……草津への旅は、毎回雨から始まる呪いにかかってるのか?
でも安心(?)して下さい。今回の旅、雨に濡れたのは初日だけです。
何なら自宅から最寄り駅に向かう10分間が一番濡れました。べしゃべしゃでした。
でも、以降はピーカンです!
車で向かうと結構な時間がかかる草津ですが、上野から特急草津・四万に乗るとあっと言う間。
2時間20分程度特急に揺られますが、到着直前の八ッ場ダム以外は特に見どころがないので(ぇ)、この間は作業や読書におススメ。
ちなみに上野駅は沢山の駅弁やお土産が売っているので、車内でそれを楽しむのもアリです。
今回の駅弁はこんな感じ。↓↓
秋の味覚と鱒寿司、どっちも美味しかった~!
今回も二人旅だったので、駅弁は半々ずつで分け合いました。
普段は一人の時間がないと病むタイプですが、旅や遠出に関しては、一人より、気心の知れた誰かと行きたい派。
何故ならこういうことが出来るから!
長野原草津口についたら、雨はほぼ上がってました。
ここからバスで20分程で、草津温泉バスターミナルに付きます。
上野から3時間でつくんだから近い近い。
今回は、湯畑の目の前とは言えないものの、5分ぐらいの場所を拠点にしました。
前回との大きな変更点は、素泊まりにしたことです。
食事の時間が決まっていると、どうしても行動が制限されちゃいますからね。
昔と違って手軽に食事できる場所も増えたので、行き慣れた人は素泊まりがおススメ。
宿に向かう途中、偶然熱乃湯に向かうゆもみちゃんなるキャラと遭遇しました。
初めて見た……。
宿に荷物を預けた後は、チェックインまで周辺を散策。
熱帯圏を通り過ぎ、ロマンティック街道に抜けるルートを進むと、道の脇に鐘が。
看板には「草津新四国八十八ヵ所霊場」とありました。
熱帯圏の奥に、謎の小堂が並んでるなぁと昔から思ってたんですよ。それの正体がこれでした。
普段は西の河原や天狗山、バスターミナル側に行きがちだったので気付かなかった……。
※写真を撮り忘れたので、良さげな写真を載せられている記事を貼っておきます。
その後、「瞳乃湯」あたりで引き返し、川沿いに湯畑まで戻りました。
湯畑周辺を散策していたら、猫に会える宿で有名な「中村屋」の前に人だかりが。
いたー!
HPで確認しましたが、多分コタロウくんですね。
地味に「ねこでます」の看板がウケる。でますって。
その後は西の河原の足湯でまったり。
〇二日目
二日目は、久しぶりの天狗山を目指して出発。(6月は行かなかった)
西の河原の入り口で猫ズに挨拶し、そのまま登っていきます。
3匹に戻ってた!
自然を堪能しつつ天狗山へ到着。
めっちゃ工事してて入れなかった……。
でも紅葉は綺麗でした!
周辺をぶらついた後は、再び西の河原に向かって下ります。
そして、湯畑側に戻ろうとしたとき、片岡鶴太郎美術館を通り過ぎた少し先に、すんごい急な古い階段を発見。
どのくらい急かというと、子供とご老体は絶対登れないだろうなぁと一目で理解するぐらい。
……大人になっても冒険心を忘れてはいけない。
こういう時は深く考えないで登れ!
という感じに途中まで登ったのですが、上を覗いたら工事業者っぽい人がいたので、てっぺんまでは行きませんでした。
どうやら金毘羅様に繋がる階段だったよう。
夕方になり、一旦宿に戻ろうとしたときのこと………何だかデジャブ……。
草津の猫は扉の前で待つ決まりか?
ちなみに、4日目と最終日はここのモーニングを頂きました。
和食と洋食を選べて、どちらもリーズナブルで美味しかったです。
宿で少し休憩した後は、再び湯畑へ。
ちなみに今回の旅では、夕飯はコンビニのおでんや焼き鳥を買って湯路広場で頂く、というのがルーティンになりました。
これ、めっちゃイイのが、湯畑が目の端に入る割に人が少なく、トイレが近く、寒くなったら白旗の湯に行けば良いっていうね……もう正解を見つけた感じ。
ただ、草津は標高約1200mなので、10月でも夜は6℃とかになる。
つまり、防寒対策してないと積む。
〇三日目
三日目は恒例の熱帯圏へ。
もう何度も訪れている場所なので、「ちょっと挨拶しに行こう」という感じです。
ところで皆さんは、「ザ・ベストハウス123」という番組をご存じですか?
2006年から2012年まで放送されていたバラエティで、「ワン、ツー、スリー!」というコールが特徴的でした。このコールだけは覚えている、という人も多いのでは。
その番組でマスコット的な存在だったのが、アフリカオオコノハズクの「ポポちゃん」です。
アフリカオオコノハズクは、目の前の相手を“どう判断するか”で、身体の大きさを変える習性があります。
身体を細くすぼめて木に擬態する場合と、身体を膨らませて威嚇する場合があります。
ちなみに、威嚇の最終形態は羽を大きく広げた姿。これは「もう逃げられない!」と判断したときの姿なので、意図的にさせるのはよろしくありません。
さて、前置きが長くなりましたが、熱帯圏にもアフリカオオコノハズクがいます。
初めて会ったのは6月に来た時。
この時のコノハズクは、顔を近づけると「めっちゃ細ッ」とまではいかなくても、ぱっと見で身体をすぼめているのがわかる状態になりました。
ポポちゃんからの情報で、コノハヅクの生体は知っていたので「うわ~本当に細くなる」と感動したものです。
それが今回は……身体を膨らませてきよった!
いや、威嚇ってほど膨らませてはないですけど!
でも、顔を近づけたら「……もふぅ」って感じで明らかに膨らんだ……!
半年で性格が変わった!
他にはカピバラ一家や、(確か)コモンマーモセットに赤ちゃんが生まれていました。
カピバラって不思議ですよね。普通、赤ちゃんと成体って身体の比率違うじゃないですか。でも、カピバラはマジで一緒。親と子が同じ画角に入ってないと成体か幼体かわからない。
Shift押して拡大縮小した感じ。
熱帯圏のあとは、裏草津のカフェ「月の貌」でまったり。
季節限定のシャインマスカットスムージーとビール、前回も注文したキッシュを頂きました。
スムージーが想像以上に美味しかったです。
余計な味が入ってなくて、本当に純粋なマスカットの味が楽しめました。
さて、日が暮れて向かうは西の河原。今回の目的の一つ、“夜の”「西の河原露天風呂」へ!
西の河原露天風呂については、前回煮え湯を飲まされましたからね……なんや、4日間メンテナンス休館て。(詳細は前回の草津記事参照)
今回は事前にしっかり調べておきましたよ!
〇四日目
四日目のテーマは、神社仏閣巡り。
この日も見事な晴天ですね。
まずは、湯畑のすぐ近く、光泉寺から。
さて、ここには小林一茶の歌があります。
湯けむりに ふすぼりもせぬ 月の貌 小林一茶
……ハッ!
裏草津のカフェ「月の貌」はこの歌からとってきてたのか!
謎が一つ解けた!
ぐるりと一周したあとは階段を下らず、上から西の河原へ向かい、公園内の草津穴守稲荷神社をお参りし、そのまま運動のために天狗山へ。
日中は暑かったので、冷たい飲み物が染みました。
休憩した後は、天狗山から白根神社を目指します。
白根神社の裏手から入りつつ、まぁ礼儀として手水から……と思ったら、花手水になってました。
綺麗ですね~。
でもひよこは何で?
境内をぐるりと周った後は、正面階段を下って西の河原通りをぶらぶらしました。
誘惑に勝てずに、途中で食べてしまった焼き鳥が美味しかった~。
食べ歩きってなんで普段より美味しく感じるんやろ。
その後はいつも通り、湯路広場でまったり夕飯をとりつつ、最後の夜を楽しみました。
〇最終日
宿の近くでモーニングを頂き、バスの時間まで湯畑周辺をぶらぶらしました。
やはり(?)別れの挨拶をしなければと、西の河原入口の猫ちゃんズに会いに行ったら……
おい!また看板が出てんじゃねーか!
あっぶねー!もっとちゃんと予告して!?
……そういえば、帰り際にはまた見つけました。
入口で待つ猫ちゃんの背中。
草津の猫すごくない?みんな入り口で待つやん。
さて、湯畑に別れを告げ、再びバスで長野原草津口へ。
今回は、行きも帰りも特急を使いました。早いしね。
結構長く滞在してたのに、過ぎてしまうとあっと言う間。
ちなみに湯治がメインだったので、当然温泉には入っていました。
大体1日4回ぐらいですかね。朝、昼、夕、夜って。
朝は宿の大浴場、昼、夕は白旗、夜は宿、って感じですかね。
途中、混んでなかったときに、地蔵の湯と千代の湯にも入りました。
草津はタオル一本持っていれば、出先でもさっと温泉に入れるのが良いですね。
ただ、慣れていないと湯あたりするのでご注意。
ちなみに私は3日目か4日目あたりに、軽くなりました。
温泉+運動+文化的活動+適度なデジタルデトックスで、心身共に癒される旅でした。
次はいつ行けるか~。
ちなみに、今回の旅のお供本はこの子。
草津は観光地として有名ですが、小さい頃から何度も訪れている私にとっては、故郷に近い感覚の場所です。
第二の故郷は横浜、第三が草津と言えるぐらい。
いつか、草津を舞台にした作品をしっかり作ってみたいなぁと思います。
aki