引き続き、今日も面接日。

しかし、東京は雨が時折、強くなり駅から会場まで少し歩くので、あまりいい気分ではない。

早速、面接を始める。

面接官をやっていると受験者に「悪いなぁ」という気持ちが湧いてくる。

うちの職員(他の面接官)は私と同様で、選考の見極めが少し変わっている。

例えば、選考に迷った場合 もう一回、面接をする。もちろん、その受験者が気になったからだ。

しかし、「的外れ」がかなり(笑)多い。面接官としての力量不足は否めない。

だから、再面接の帰りには「ボランティア案内」を差し上げる。

「普通」が一番といいながら、それ以外を追求したりする。

無責任に言えば、様々に優れた人材が欲しい。

指示や命令に従属な職員も必要だが、多少の反発や元気な職員も必要だ。

この仕事には独創性や奇抜さも必要だからだ。
お調子者を採用する積もりはない。

出来れば創造性、感受性が豊かでユーモアがありそして「真面目」な人材を求む!

しかし、この枠に収まる人材は結構、不足している。

私は「真面目」な奴を採用したい。努力を惜しまない、そんな人物を採用したい。

これから、二次、三次面接も控えている。

贅沢は言わない。でも、理想は捨てない。

それから、受験者の皆さん。面接会場に入った時から面接は始まっていますよ。

面接を受ける前にNGなんてこともあります。

気を抜かないで下さい。

私たちは「普段」の皆さんの姿が知りたいのです。

嫌な面接官です。


連日の面接。面接官として質問を一つだけする。

「あなたの夢はなんですか?」

多種多様な答えが返ってくる。採用する、しないは別にして、その人の人物像がよくわかる質問だ。

今回の採用に際して、異業種の方々の応募が少なくない。大学生も多い。

面接官をやってみて、思うことは「普通」が一番いいのだ。受け答えが、しっかり出来ていて考え方や仕事に取り組む姿勢が前向きであれば。

奇抜な回答や過剰なPRは、よほどのインパクトがないと「不可」になる。

まあ、それはそれとして。

私は昨日から施設長の許可を得て、最後の質問で「あなたは死にたいと思ったことがありますか?」と問い掛けている。

受験者にしてみれば迷惑な質問だろう。

大抵の受験者は絶句する。

しかし、中には語れる若者もいる。

彼らには私は「合格」と赤丸をつける。

嫌な面接官です。


楽天の田中将大が沢村賞を「勝ち取った」、と言えるだろう。

もちろん、ダルビッシュと競り合ってだ。

あの甲子園でのラストゲームで歓喜に包まれる早実ナインを田中将大は、バットをもちながら、どう見ていたのだろうか。

多分、あの時点では斎藤佑樹の方がピッチャーとして「上」だったのだろう。

しかしその後、斎藤佑樹は早稲田大学へ、田中将大はプロへ進む。

相変わらず、斎藤佑樹の露出は高い。東京六大学野球がスポーツ新聞を席巻する。

「人気と実力」

現実には正比例しない。

昨年のドラフトで斎藤佑樹が日本ハムに一位指名を受け、プロの一員になった。

私は不思議だった。NPBの関係者はまさか、本気で斎藤佑樹を一巡目に指名する程のピッチャーだと理解していたのか。

もちろん、華はある。スター性も充分。
でも、ただそれだけだ。

今シーズンの斎藤佑樹を観て、皆さんはどう感じただろうか。

まず、私が感じたのは大学野球の弊害、すなわち二シーズン制のためにシーズン通してのスタミナがないこと。

そして、完投が出来ないこと。残念な結果だ。

でもそんなことは、斎藤佑樹自身も承知していたはずだ。

この結果を。

田中将大は四年間、プロに揉まれた。

その結果として、ピッチャーの頂点に立った。

斎藤佑樹は来シーズン、どんなピッチングを披露してくれるのか。

もはや、田中将大と斎藤佑樹を比較するのは田中将大に失礼だろう。

今、あの甲子園とは逆に斎藤佑樹は田中将大をどう観て何を感じているのだろう。

斎藤佑樹は涼しい顔をしている。いつも爽やかだ。

彼が田中将大に少しでも近づくには、泥にまみれることだ。くる日もくる日もだ。

努力をすることだ。

「持ってる」のなら、はい上がって来い!斎藤佑樹!

田中将大は今、間違いなくダルビッシュと並ぶ、日本のエースだ。

斎藤佑樹、どうする。