今日は、いつものおうちラーメンではなく、お店ラーメン食べ歩きの記事です。
普段の仕事は毎日ほぼ100%テレワークなので、なかなか食べ歩きをしに行く機会もないんですが、先日は栃木でゴルフコンペの帰りに佐野ラーメン「麵屋ようすけ」に立ち寄ったりしましたよね。
今回は、人間ドック受診のため健診センターのある新宿に来たついでに、かねてから訪ねてみたかった西新宿の「らぁめん満来」さんにおじゃましてきましたよ。
新宿「らぁめん満来」について
満来さんといえば、焼豚がでかいことで有名です。
通常ラーメンに乗っかってる焼豚といえば、醤油ダレで煮込んだ肉のかたまりを薄くスライスしたものが一般的ですよね。
薄くスライス、といっても厚みはお店によって様々で、厚さが7mm-8mmもあれば、それはもうれっきとした厚切り焼豚と呼ばれ、賞賛されることでしょう。
しかし、そんな常識を覆すのが、この日訪れた満来さん。
満来さんの焼豚はとにかくでかいんですが、それは、ぶ厚く切ってあるとか大判とかそういうことではなく、もはや焼豚というより巨大な肉のかたまりなんです。
今どきは、見た目が奇抜なだけのビジュアル重視のラーメン(管理人はそのような店に興味はないので紹介しませんが)も見かけますが、そうではなく満来さんは昔からあるれっきとした老舗なんですよ。
百聞は一見に如かずなので、後ほど実際にいただいたときの画像を載せているので、楽しみにしていてください。
はい、厚切りとか大判とかっていうレベルじゃない「肉のかたまり」がどんなか、今から楽しみです。
その「らぁめん満来」さんの創業は1961年。
立地は新宿駅西口の目の前、小田急ハルクの裏手という駅近の一等地です。
タモリが「笑っていいとも」収録後によく食べに来ていたのは有名な話ですね。
タモリさんが笑っていいとも終わりに、ラーメンをよく食べに行ってた話は聞いたことあるわ。
そのお店がここだったのね。
管理人はこの日、人間ドック受診のため、新宿南口から甲州街道を初台方向へ進んだワシントンホテルにほど近い健診センターに来ていました。
健診が終わったのが10:20頃で、そこから歩いて新宿西口のお店付近に到着したのが開店15分前の10:45頃です。
店のシャッターはまだ半開きで、客は誰も並んでいませんでした。
バリウム検査直後なので先に近隣の百貨店で所用を済ませ、お店まで戻ってきたのが10:58頃だったかな、ちょうど開店直前でした。
この時点で、店外には既に16人の客が並んでいました。
お店の外観はこんな感じです。
(※)写真を撮り忘れたのでこちらの画像は借物です
先客が券売機で次々と食券を購入して着席していき、やがて管理人の順番がまわって来たので、健診当日は朝食を食べてないため迷うことなく「ちゃーしゅーらあめん」1800円を購入しました。
ちなみに屋号は「らぁめん満来」という風に「ぁ」が小文字で表記されていますが、メニューは「らあめん」のように「あ」が大きい文字となっています。
先客がカウンター奥から行儀よく順に着席していき、残り空席ひとつというところで管理人の前が二人連れだったため、先に最後のひと枠に案内されました。
ちなみに開店前の先客が16人というのは、別に並んでるときに数えたわけではなく、席数が15席で2人飛ばして15枠目に収まったから、14人+2人=16人です。
11時だと昼食にはまだ早いですが、人気店はお昼に行っても行列がすごくて食べられないから、開店の少し前ぐらいに行くのが正解ですよね。
着席したのは入口を入ってすぐ左端の券売機脇の席です。
ちょっと落ち着かない席でしたが、こちらでしばし待つことになりました。
後から客がひっきりなしに入ってきては、背中越しに券売機で食券を買うから、落ち着かない席だなと思ったけど、1回転目で着席できて良かったよ。
厨房は店主らしき人を含め3人でまわして、一度に4人前づつぐらいを作ってます。
カウンターの奥から順番に出されていき、3ターン目が出される頃に1ターン目の客がぼちぼち食べ終わって席を立ち、空いた席に次の待ち客が案内されていきます。
見てる限り、注文はざる系(多少量が多くても食べ切れる)か、普通の「らあめん」ばかりで、果敢に「ちゃーしゅーらあめん」を注文した客は他にいないようです。
ここで一抹の不安がよぎるも、朝食抜きで腹ペコだったので、きっと大丈夫と自分に言い聞かせます。
満来さんには行ったことないけど、仮に行きたいと思ったときは肉を食べたいからなので、僕も注文は「ちゃーしゅーらあめん」一択です。
3ターン目が提供されるまで、だいたい20分ぐらいかかっていました。
麺が太いので、茹でるのにもある程度時間がかかるものと思われますし、ざる系だと麺を冷水にとったりする分、手間や時間もかかるようです。
着席してからも、まぁまぁ待つことになるのは覚悟した方がいいですね。
だいたい30分が経過し、ようやく4ターン目が提供され始めました。
席に座ってから30分は結構長いわね。
お昼休みに食べに来る会社員は、時間内に戻れるか心配になるんじゃないかしら。
そして、管理人の「ちゃーしゅーらあめん」も目の前に運ばれてきましたよ。
店主らしき人も「熱いので気を付けてください」と、丁寧な対応が印象的です。
では早速、提供された「ちゃーしゅーらあめん」についてレポートしていくよ。
実食レポート
お待たせしました、お待ちかねの「ちゃーしゅーらあめん」が到着しました。
これは噂に違わぬビジュアルで、期待感が高まります。
きゃー、めっちゃ美味しそう!
焼豚の量がすごいけど、スープがあっさりしてそうだから案外ぺろっと食べられそうよ。
うわっ、すご! これが噂の肉のかたまりですね。
麺がほとんど見えないし、これはどこから攻めたらいいか、攻略法にも悩みそうです。笑
まずは丼全体の景色をじっくり鑑賞します。
写真撮影する場合もそうですが、麺がのびるので慌てずゆっくり急いで。笑
白無地の丼は大ぶりサイズで、麺も含め全体量はかなり多そうです。
巨大な肉のかたまりの下にメンマが隠れていて、上には刻み海苔が乗り、スープにはネギが浮いて、僅かに麺も見え隠れしています。
丼に顔を近づけると、立ち昇る湯気からは鶏がらや豚だしに醤油と焼き海苔の香り、和風だしは感じず、肉のかたまりからは茹で豚のようないい匂いが漂ってきます。
肉塊の部位はおそらく肩ロースですかね。
トッピングされる焼豚は多少当たり外れがありますが、赤身だけでなく適度に脂身のある管理人好みの個体が乗ってて、当たりを引いた感じで期待感が高まります。
そして、スープをひと口いってみます。
あっさりしているけど、塩味がしっかりとあって、きりっとした味わいです。
スープは昔ながらの東京ラーメンスープだよ。
ラードも浮いてるけど、油っこさはなく、あっさりさっぱり系で、塩味もきりっとして美味しいよ。
では、みんな大好き(笑)麺リフト、いきます。
毎回言うけど、僕もコレいつもやってます。
お店の人に「早く食べないと麺がのびるだろ」って苦笑いされるやつですね。
麺はほぼ見えないので、肉のかたまりをかきわけて、麺を引っぱり出します。
やや平打ちで思ってた以上に太い、もっちりとした中太のちぢれ麺です。
このスープにはこの麺、といった感じでよく合っていて、とても美味しいです。
茹で加減は硬めではないが、軟らかすぎでもない、量が多くて食べるのに時間がかかるけど、多加水麺だからのびたりせず、最後まで美味しいんだ。
では、麺リフトに続き、本邦初の肉リフトもいってみます。
(ほぼ食べ終わりの頃ではありますが笑)
ぐわーっ、肉リフトの画力はんぱない。笑
僕もこのでかい肉塊にかぶりつきたいです。
巨大な肉のかたまりは全部で3つ。
そのうちの2つは、大きさは見てのとおりで厚みは15mmから20mmぐらい。
レンゲにもたせかけられたボスキャラは、厚みが40mm以上はある感じでした。
肉はほろほろに軟らかく煮込まれていて、その分肉の味はやや出涸らしというかだいぶ薄味でしたが、むしろこれがちょうどよい感じがしました。
まとめ
西新宿界隈で行列のできるラーメン店といえば真っ先に名前があがる満来さん。
噂に違わぬ肉バズーカ砲は破壊力はんぱなかったですね。
でも肉だけでなく、老舗らしい丁寧で繊細な仕事ぶりが麺やスープ、そして接客にも表れていて、とても満足できました。
大変美味しゅうございました。
今日もごちそうさまでした