今日は、いつものおうちラーメンではなく、お店ラーメン食べ歩きの記事です。
昨日、栃木県の佐野藤岡ICから近いゴルフ場でコンペに参加した帰りに、かねてから訪ねてみたかった佐野ラーメンの人気店「麵屋ようすけ」さんにおじゃましたので、ゴルフの結果などと併せてラーメンのお味についてレポートします。
ゴルフ場について
ゴルフコンペが開催されたのは5月24日(土)です。
場所は栃木県の佐野藤岡ICから近い「エヴァンタイユゴルフクラブ(PGM)」というゴルフ場です。
開場は1996年5月、設計は J マイケル ポーレット ゴルフデザインG。
全長6033ヤード、パー72の丘陵コースです。
PGMのゴルフ場は、これまで何回か回ってますよ。
結構グレードの良いコースが多い印象ですね。
PGMは過去にいろいろとすったもんだあったけど、今では国内140超のゴルフ場を運営する企業だね。
豊かな自然に包まれた丘陵コースで、広葉樹が茂る広々としたアウトコースと針葉樹が各ホールをセパレートしているインコース、グリーンは多彩な2段グリーンが多く、知力と技術を求められるレイアウトになっています。
ゴルフ場のキャッチコピーだけ見るかぎり戦略的でなかなか良いコースのように思えますね。
いやいや、アップダウンがきつく、打上げ打下ろしホール多数、フェアウェイは狭いし、なかなか大変なコースだよ。笑
レディースティーが前すぎて笑っちゃうぐらい短いけど、グリーンはとても難しいわ。
あと、昼食バイキングが美味しくておすすめよ。
OBはほとんど見なかった気がしますが、その代わり、狭いスルーザグリーンの左右はほぼ全ホール黄色杭(ワンペナ)で、打ち込むと黄色ティーからプレーイング3というちょっと変わったローカルルールのもとプレーします。
ツーオン可能な短いロングホールがたくさんあり、曲がっても前3からパーオン可能だから、ある意味思い切りドライバーを振っていけるよ。
そして、ワンペナに打ち込むともうボールを探せる状況にないぐらいブッシュや谷になっていて、とにかくボールがたくさん失くなります。
なにせパープレー級の上級者ですらボールを何個も失くしていたよ。
きゃぁ、なんだか大変そうだわ。
女子は飛ばないしあまり曲がらないからいいけど、男性は苦労しそうね。
うわぁ、僕はドライバーを振って飛ばしたいタイプだから、そんなんだと100を切れそうもないなぁ。
当日のプレー結果
管理人は、絶頂期には月に2回以上、年間30回近くラウンドしていて、自己ベストは86、平均すると90台中間ぐらい、JGAの公式ハンデは最高が15.6、現在18.5というアベレージゴルファーです。
アベレージゴルファーってより中から上級者ぐらいじゃないですか?
僕もドライバーの調子がいいと、それぐらいです。
いやいや、絶頂期でそれだからね。
今は頑張って練習しても、プラス要素と加齢による劣化要素が相殺されて伸びしろがないんだよね。
組合せですが、ゴルフはうまいが性格がひん曲がった20歳代からの友人「F常務」、ゲストで毎回参加する取引先の「O社長」、元総務課長のシニア職「Iさん」と同組。
ムカっとくるシーンあり、楽しめるシーンありの、一長一短メンバーです。笑
プレーの調子やコンペの成績は、誰と一緒の組かでかなり左右されるのよね。
私は強気のマイペースちゃんだから平気だけど。
当日は快晴で風もさほどなく、ときおり汗ばむ程度の暑さで、絶好のゴルフ日和。
このコンペは過去40回で雨に降られたことが一度もありません。
商品はすべて現金で、回によって多少違いますが優勝すると2万円ぐらい、ニアピンやドラコンは1本2000円ぐらい、もらえます。
みんな現金が大好きなんだよ、そして各組ごとでもオリンピック、ニアピンやドラコンはもちろんで、消しゴム、リセット、チーム戦、茶店など、お金をめぐるルールが山ほどあるんだよ。
うわぁ、それじゃ自分のプレーに集中できないじゃないですか。笑
最近はカートにタブレットが装着されていて、スコア入力するようになってるので、コンペの場合はリーダーズボードが見れて、プレー中もかなり盛り上がります。
管理人のライバルは「K取締役」と元部下「Y部長」に「O課長」。
午前はINスタートで、管理人は51を叩きましたが、前述したとおり皆さんこのコースに大苦戦していて、ライバル達とは一進一退となかなか盛り上がりました。
午後はどうだったのかしら?
昼食バイキングは+800円で飲み放題がつけられるから、男性は皆さんかなり飲みますよね。
管理人は生ビールを3杯はいきましたよ。
バイキングも美味しくてお腹ぱんぱんのまま午後スタートとなりました。
午後は、5番ホールまで3オーバーで来ていてニアピンフラッグ2つに名前を書き込むほど復調、リーダーボードも「F常務」「O社長」に続き「Y部長」と並ぶ3位まで順位を上げてきていました。
すぐ下には「O課長」、そして午前中は55を叩き絶不調だった「K取締役」がいつの間にか順位を真ん中らへんまで上げてきていました。
そうそう、リーダーズボードが見れると、こういう一進一退の途中経過が盛り上がるんですよね。
ところが最後の方は暑さで力尽きてダボを連発。
上がってみればOUTは47で、トータル98というスコアでした。
並んていだ「Y部長」には水を開けられ、下にいた「O課長」にも抜き去られ、2組目の自分がホールアウトした時点で3組目の「K取締役」にも1打リードを許すという、最後は我ながら不甲斐ないプレーとなりました。
結局「K取締役」は9番ホールをダボとしたため、管理人が1打勝ち。
コンペはシンペリの8位でしたが、ニアピン2本いただきました。
なんだかんだ言いながら、一日楽しく回ったのね。
良かったじゃない。笑
そうなんですが、昼食バイキングを欲張って食べ過ぎたから、ホールアウトした後も全然お腹がすかず、帰りに佐野ラーメンを食べに行く計画も微妙に。笑
佐野ラーメンについて
佐野ラーメンは栃木県佐野市のご当地ラーメンです。
わりと知名度もあるので、ご存じの方も多いですよね。
少し前に、このブログでも佐野ラーメン「森田屋総本店」さんのチルド商品レビューで取り上げたことがあり、「佐野ラーメンについて」そこでも説明してるので、以下はその記事からのほぼ再掲です。
前にも書いたけど、お恥ずかしながらラーメンの鬼「佐野実」さんのラーメンのことだとずっと思ってだんですよね。笑
テレビに多数出演してた有名人だけに、今でもそう勘違いしている人は結構いそうだよね。笑
佐野市ってどんなところかというと、位置的には県内でも南西の端のあたりにあり、北側を鹿沼市、東側を栃木市、南側を足利市と群馬県館林市、西側を群馬県桐生市とそれぞれ隣接しています。
埼玉の熊谷や群馬の前橋を結ぶ盆地の一角に位置するため、夏は猛暑になることでも知られていて、過去に39.8℃を記録したこともあります。
ちなみに観測史上、日本で最も暑かった日の記録は埼玉県熊谷市の41.1℃だよ。
そして冬は上州名物「からっ風」が吹き抜けるため、冬は寒く夏は暑い土地柄です。
そんな佐野市のご当地ラーメンの特徴ですが、スープは鶏がら主体で、お店によって豚や海産物も入った、澄んだ醤油味のスープです。
朝からでも、毎日でも、食べ飽きることのないあっさりとした味が魅力です。
麺はコシのある超多加水の平打ちちぢれ麺。
その強いコシを生み出しているのが青竹打ちと呼ばれる製法です。
青竹で打った麺は、一本の同じ麺なのに太くて噛み応えがあったり、薄くてぴろぴろだったり、ぎゅっとねじれてたりと、いろんな食感があって美味しく感じるんです。
うわぁ、すっごく美味しそう。
以前に刀削麺(とうしょうめん)というのを食べたことがあるけど、食感がそんな感じだったわ。
佐野ラーメンの特徴を聞く限り、喜多方ラーメンや東北のラーメンにも似てる気がします。
以前から、東北のラーメンはあっさりした醤油味で管理人も大好きな部類だと書いていますが、佐野ラーメンも東北のラーメンと特徴がよく似ています。
とくに、福島の喜多方ラーメンと佐野ラーメンは比較されることが多いですね。
喜多方ラーメンより佐野ラーメンの方がスープの色が薄く、麺が平べったいイメージがあるよ。
でもお店によっても違うから一概に言えないかな。
「麵屋ようすけ」について
麵屋ようすけの創業は2012年。
数ある佐野ラーメンのなかでもかなり新しい、いわば後発組のお店です。
それもそのはずで、ラーメンの食べ歩きが好きだった店主が、佐野市の「田村屋」のラーメンを食べて感動し、田村屋で修業した後に独立して開業したといいます。
食べ歩きの趣味が高じてラーメン店に弟子入りするのもすごいけど、さらには自分の店を開業しちゃうとかすごいよねぇ。
僕も食べ歩きは好きだけど、食べる方専門です。
その、弟子入りされた方の田村屋も、創業は2005年なので歴史は浅いんですね。
しかし、実は田村屋の店主は、知る人ぞ知る佐野ラーメンのニューエイジと呼ばれる才能にあふれた若きラーメン職人。
僅か数年のうちに「麵屋ようすけ」のほかにも「押山」「日向屋」「おお竹」など、のれん分けされた系列店を生み出し、一大勢力を形成しつつあります。
田村屋を総本山とする各系列店は「田村屋系」と呼ばれているよ。
古い伝統にあらがう革新的な考え方でなく、伝統をリスペクトし進化させていこうという派閥だよ。
一方、「麵屋ようすけ」は、開業年の2012年を含め2014年まで3年連続で食べログベストラーメン賞を受賞するという快挙を達成しました。
さらに、2016年にJapan Ramen Awardを受賞、2018年以降も度々食べログ ラーメン百名店 EASTを受賞しているというから、凄いですよね。
高速道路のSAでお土産用の箱入り「ようすけ」がいちばん目立つ場所に陳列されてたわ。
佐野ラーメンで今一番人気の店だと聞いたわよ。
麵屋ようすけ含め田村屋系の佐野ラーメンの特徴ですが、スープは鶏がらや豚がら、生姜、にんにく、鰹などから抽出したスープに牛すじや牛脂を加えた、コクがあり、甘みと旨味が濃縮されたスープになっています。
麺はもちろん、店内の製麺室で青竹で打った自家製麺。
これぞ佐野ラーメンの王道なんですが、他の老舗店と比べ超多加水麺とすることで、コシやもちもち食感が増しているとのこと。
良き伝統を継承しつつも、現状に満足することなく試行錯誤を繰り返し、何らか工夫をこらそうとするのは、若き才能ある経営者に共通するよね。
ちなみに、この日訪れたのは「麵屋ようすけ」本店でなく、ゴルフ場から佐野藤岡ICに抜ける通り道 東産業道路沿いにある堀米店です。
昨年11月にオープンしたばかりだそうで、外観も店内も真新しくて綺麗です。
お店の外観はこんな感じです。
ゴルフのホールアウトが14:30頃、入浴後に精算してメンバーと談笑後、ゴルフ場を後にしたのが15時過ぎ頃なので、お店に着いたのが15:30頃です。
時間も時間なので、行列はできてなく、店内にも客は2組しかいませんでした。
ラッキ!
そっかぁ、お昼と夕食の中間ぐらいの時間を狙って行けば、行列せずに入店できるんですね。
これはいいことを聞きました。
お店が新しくて綺麗だと、女性同士や子供連れでも入りやすいし、店内で気持ちよく過ごせそうだわ。
まだ食べ過ぎから復調してませんが、ラーメン一杯ぐらいなら食べられそうなので、一緒に頼みたかった餃子は諦めることにして、早速入店してみます。
若い外国人女性の店員さんが愛想よく出迎えてくれて、お冷やはセルフサービスですということと、空いてるのでお好きな席にどうぞ、と案内してくれます。
券売機はなく、メニューを見て口頭で注文し、食後に会計するシステムのようです。
空いてるけど1人なのでカウンター席に着席し、迷わずチャーシュー麺を注文します。
さっきの女性店員が、通常バラ肉のチャーシュー6枚のうち3枚を肩ロースに変更可能だけどどうするかと聞いてきたので、変更でお願いしました。
実食レポート
お待たせしました、愛しのチャーシュー麺が運ばれてきましたよ。
これはかなり美味しそうで、期待感が高まります。
きゃー、めっちゃ美味しそう!
いかにもあっさり味の黄金スープがたまらないわ。
あっさり系の佐野ラーメンにしては表面にラードが浮いてて、進化系の佐野ラーメンってこういうことかと思わされます。
まずは丼全体の景色をじっくり鑑賞します。
写真撮影する場合もそうですが、麺がのびるので慌てずゆっくり急いで。笑
丼に顔を近づけると、鶏がらも和風だしも香ってきますが、味ではなくて香りなのにコクのようなものが感じられて、これは何なんだろうと興味をそそられます。
そして、表面に浮いた熱々のラードをかきわけて、スープをひと口いってみます。
鶏がら、豚がら、醤油、海産物もそれぞれ感じますが、このなんとも言えないコクが牛スジと牛脂からとる出汁なのかもしれません。
そのようなスープは初めて食べるので、正直よくわかりませんでした。
驚きなのはごもっともだよね。
表面のラードや牛の出汁など、いい意味で進化系の佐野ラーメンになってると思うよ。
では、みんな大好き(笑)麺リフト、いきます。
毎回言うけど、僕もコレいつもやってます。
お店の人に「早く食べないと麺がのびるだろ」って苦笑いされるやつですね。
実は麺は、美味しいけどそれほどインパクトがなかったというのが正直なところ。
見た目のちぢれ感も、食感も、美味しいけど期待以上のものはない感じでした。
焼豚
店員さんに言われて、チャーシューの半分を肩ロースに変更しましたが、もともとの豚バラ肉のチャーシューはちょっと厚みが足りない感じもありましたが、ほろほろに軟らかくて、とくに味がしみてて美味しかったです。
肩ロースの焼豚は今風の低温調理で作ったっぽいややレアな仕上がりで、食感も味も良かったんですが、味のしみたバラ肉の焼豚があまりにスープと調和していたので、ちょっとアンバランスな気もしました。
焼豚そのものとしては、甲乙つけがたいと思います。
まとめ
今や佐野ラーメンでもいちばん人気を誇る有名店だけに、ハードルを上げすぎた感はあるかもですが、伝統的な佐野ラーメンをもう一歩進化させたと呼ぶにふさわしい、とても美味しい一杯でした。
いやー、歴史ある佐野ラーメン界にあって、さすが田村屋系、さすが麵屋ようすけという感じだよ。
ラードの浮いたスープをひと口いっただけで、おっこれは攻めてるなぁという印象を受けました。
大変美味しゅうございました。
今日もごちそうさまでした