「仕事終わりにお友達と約束があるのに、このむくんだ足で行くのは辛い!」って思いますよね。
実はそのむくみ、放っておくとだんだんとれにくくなってしまうんです。
ご相談いただいた女性は受付という仕事上、座り仕事なので仕事終わりは、かなり足の太さが違っているようでパンツがパチパチになったり、靴が入り辛かったりするそうです。
おしゃれな服装でお出かけを考えていても、足がむくんでパンパンだと、一気にテンションも下がりますよね。
むくみがないだけでも、足はずいぶん細くすらりときれいに見えるのに…。
先日も1週間ぶりのお客様、前週はスッキリしたはずだったのに、今週は脚がパンパンに浮腫んでいるご様子でしたので、「あれ〜今日は脚がめちゃむんでいるじゃないですかー」とお伝えすると、「え〜〜、太いだけじゃないの?」と…。たった1週間でそんなに太くはなりませんよ!よくお話しを聞くと、昨日はお家に篭って、「100歩も歩いてないわ(^◇^;)」ということでした。運動不足によるむくみということですよね。
よくある勘違いに、「脂肪だと思っていたらむくみだった」「筋肉だと思っていたらむくみだった」「むくんでいると本人は思っているけれど、全然むくんでいなかった」などがあります。
むくみは、ぶよぶよと膨らんだ状態で、固いのは筋肉だと思っている女性が多いようですが、実は、良い筋肉は力を入れてないときは柔らかく力を入れた時だけ固くなるんです。
脚に力が入っていない状態(寝転んだり椅子に座ったりしている)で、ふくらはぎがカチカチに固いようなら、それは「むくみ」です。それも重度なむくみでしょう。
それを放置していると、非常に厄介なむくみへと悪化していきます。
「むくみ 」とは、細胞と細胞の間に過剰に水分がたまった状態を指します。立ち仕事や座り仕事を続ける人に多いと言われており、夕方に足のだるさなどを感じやすく、そのまま疲労感に繋がってしまう方もいるようです。
むくみにくい習慣を取り入れることで、夕方や仕事後のきつさが軽減できるはずです。
今回はなぜ?「脚は浮腫むのか」脚がむくむ2つの原因と解消法をお話したいと思います。
脚がむくむ2つの原因
脚がむくむ原因①
むくみとは、足に水分や老廃物が過剰に溜まってしまっている状態のことです。
むくみは血液循環と大きく関係しています。
心臓がポンプのような働きをすることにより、水分や栄養分は動脈を通って体の隅々に供給します。それと同時に、不要となった水分や老廃物が静脈やリンパ管を通って心肺へ回収されます。その際に、静脈そしてリンパ管をスムーズに循環できず、体の一部に過剰に溜まってしまうとむくみが起こるのです。
足のむくみは一般的に立ち仕事の人はもちろん、デスクワークの人にも多いお悩みです。
同じ姿勢のを続けることで血液やリンパ液の循環が悪くなり、結果、全身の血行も悪くなります。また、重力の影響で体の不要な水分が下半身に溜まってしまい、血流が停滞気味になり足がむくみやすくなるという悪循環を招きます。
また、運動不足や加齢による脚の筋力低下がむくみを起こしやすくします。
さらに、アルコールを飲みすぎた場合も血液中のアルコール濃度が高くなり、血液が広がり水分の処理がうまくいかなくなってむくみを起こす原因になってしまします。
脚がむくむ原因②
むくみを起こす病気の中で代表的な病気として腎臓病が上げられます。
血液の循環を調整している心臓の動きが低下している状態で、むくみは病気のサインになりますので放っておくのは危険な場合があります。
このような血管の病気や心臓、腎臓、肝臓など臓器の機能低下によるむくみは、日ごろから何をやってもむくみが一向に解消されない!ことが多いでしょう。むくみが慢性的な方は医師に相談してみてはいかがでしょうか。
デスクワークとダイエットの関係
仕事中でも痩せ体質を作る!
現代人に多い運動不足、長時間続く同じ姿勢。こんな状況はデスクワークの方に多いのではないでしょうか?
これは筋肉が一番疲労を溜めてしまい、血流が悪くなり血液がドロドロになってしまう悪条件なのです。
なぜ同じ姿勢を続けていると、血流が悪くなり血液がドロドロしてしまうのか?
それは、座って仕事をしている時に筋肉にはほとんど動きがないからです。筋肉は動かすことでその筋肉が収縮(伸び、縮み)して血液が流れ(移動=循環)さらさらとした状態を保つことができるのです。寝たり、座ったりしている時、筋肉は収縮運動が少なくもしくは、全く収縮していない場合、血液の流れは非常に悪くなります。デスクワークの女性によく見受けられる長時間同じ姿勢による基礎代謝の低下=痩せにくい体質)についても併せてお話します。
※筋肉を動かしすぎて、起こる疲労(オーバーワーク)もあります。
筋肉とは
運動不足は解消出来る!
肩甲骨をほぐすex
背中をほぐすex①
肩甲骨の動きを活発にするex
お腹を伸ばすex
脇腹をほぐすex
姿勢を整えるex
むくみ解消ケア
〜そけいリンパケア〜
あぐらを組みます。左側の脚の付け根(鼠径リンパ節があります)に手を置きます。ゆっくりと体重移動しながら圧をかけていきます。※コツ
手の力だけで押してしまわず、ご自分の体重を上手に移動すること。これができれば、簡単に深いところまで手当てしていくことができますよ。
反対側も忘れずに行ってくださいね〜
膝下リンパケアのやり方
上記の2つのリンパ節をほぐせたら、老廃物回収のマッサージを行います。
次に、足先に溜まる老廃物を全て持ち上げてくる気持ちで、脚に手のひらをしっかり密着させること。
むくみやすい人の傾向と対策
塩分の過剰摂取
塩分は体内でナトリウムとなり、体内の塩分濃度を正常にするため、水分を多く取り込もうとします。その結果、血管内の水分量が増え、圧力が上がり水分が染みだしてむくみとなります。運動不足
睡眠不足
長時間座りっぱなし・立ちっぱなし
血液は重力によって脚など下のほうにたまりやすくなっています。長時間同じ姿勢をとると、心臓から離れた部位ほど筋肉によるポンプ作用が低下する傾向にあるため、血流が滞りやすくなります。冷え性
内臓の温度が低下していると冷え症となります。自律神経が乱れ、血管が収縮する時間が長くなり、むくみが起こる原因となります。ストレス
ストレスがあるとコルチゾールという成分の分泌が増大します。コルチゾールが増えると、水分をうまく排泄しづらくなり、体内に水分が滞りやすくなります。疲労による代謝低下
むくみを解消するストレッチ①
- 四つん這いになります。
- 右の膝を前に引き出し、左脚は後ろに伸ばします。
- 右のお尻を床に降ろし、上半身は前に倒します。
- 写真のように、右脚をお腹の下にしましょう
- 反対側も同様に行います。
むくみを解消するストレッチ②
「入浴」もむくみ解消にはとても効果的です。湯船に浸かるだけでもむくみは改善されます。湯船に浸かることと、水圧でリンパの流れが良くなり、温まることで血流が良くなり、体の緊張が取れて筋肉が緩みます。入浴はむくみ解消だけでなく、腰痛や肩こりなどの緩和にも役立ちます。効果的な入浴法は、ぬるめのお湯に入浴剤などを入れて、ゆっくり浸かってリフレッシュすることです。
リンパケアで大切なことは、一番はじめに左側のそけいリンパからほぐすこと。
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原田 有希子
《プロフィール》
・ダイエットカウンセラー
◆女性専門ダイエットスタジオAi
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