「空」という考え方
思考が相当頑固な人に出会った。
その人は自分が思っていることは
変わらずこの先もずっと続く
と固く信じていた。
人間に対しても
「この人は将来絶対変わらない」
と不変を豪語していた。
僕は内心
「う~ん・・・」と思いつつ
話は聞いていたのだった・・・
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「空」(くう)という思想がある。
その意味は、簡潔に例えて言うなら
”すべては実体をもたず
変化しつづける”という意味合い。
そこには不変・絶対などは存在しない。
この世のすべては「空」である
と僕も考えている。
環境も人間も常に日々変化している。
人体も常に変化している。
宇宙全体がつねに変化している。
不変・絶対などない。
このことを忘れては
本当の治療などできたものではない。
この「空」という概念、
説明するのも多少難しいのですが
一旦この意味が腑に落ちると
本当に人生は、悩み・不安なき
イージーモードと化します。
僕自身、それを証明しました。
とっかかりとして
「般若心経」が最も良い教材だと思います。
<過去記事>
📝 般若心経に学ぶ
📝 「諸行無常」
📝 「不易流行」
📝 松尾芭蕉の宇宙観