２０２１年の東京五輪の開会式は
ひどい内容だといわれていましたが
北京五輪の開会式は
技術や構成が素晴らしいと高い評価を得ています
２つのオリンピックの開会式と衣装を比較してみました
選手入場で選手を先導する
プラカードベアラーの衣装
東京五輪↓
この他にパンツタイプもあった
この衣装から日本らしさやコンセプトはまったく伝わらない
北京五輪↓
雪の精のような白いワンピとブーツ
帽子は干支の寅になっている
選手入場のウォーキングでは姿勢と歩き方が素晴らしかった
フラワーセレモニーと表彰式での衣装
東京五輪↓
着物をアレンジしたようなデザイン
男女ともにスタイルが悪く見える
北京五輪↓
チャイナドレスをアレンジした
赤いワンピと白いブーツ
中国らしさがあり式典にふさわしい華やかさもある
２つの衣装を比較すると
日本は正統派でシルエットの綺麗な衣装は
意地でも作りたくないという意志が感じられる
世界に発信する場合は
王道デザインに日本らしさを加えたほうが
海外の人に日本の魅力が伝わるのではないでしょうか
サブカルが力を持ち過ぎた今の日本は
あえて王道から外したほうが
おしゃれという自己満足にとらわれているように思います
日本は衣装だけでなく開会式でも
あえて王道・正統派から外した自己満足の世界観を作ったことで
中国と差がついてしまうこととなりました
東京五輪開会式
海外の人にまったく伝わらないへのへのもへじ↓
テレビクルーに扮した芸人の意味不明なコント↓
広い国立競技場を平面的にしか使わないパフォーマンス↓
欽ちゃんの仮装大賞と同レベルのピクトグラム↓
北京五輪開会式
二十四節気の立春をイメージした新緑のパフォーマンス↓
レーザーとプロジェクションマッピングを
組み合わせた光の演出↓
プラカードベアラーによる雪の精のダンス↓
平和の象徴である鳩と子供たちのパフォーマンス↓
北京は二十四節気に始まり
ストーリー性がある洗練されたステージだった
東京は構成の全体で平面的なパフォーマンスが多く
いろいろなものを詰め込み過ぎたため中途半端な印象
日本のゲーム・アニメ以外の
海外の人に伝わらないサブカル的な内輪ウケを狙うなら
国の威信をかけた開会式ではなく
下北沢あたりのミニシアターでやるべき
リオ五輪の閉会式では日本のステージが高く評価されたため
東京五輪の開会式でも
リオのようなステージを期待した人も多いのでは
リオ五輪閉会式までは
日本人の芸術的感性は優れていると日本人自身が信じ
海外から見た印象も同じだったと思います
最近では中国にもGDPランキングを抜かれ
日本は衰退国といわれるようになりましたが
東京五輪の開会式を見て
日本が衰退している現実を
突きつけられた人も多いのではないでしょうか
リオ五輪閉会式から５年で
日本は経済だけでなく芸術的な感性も衰退してしまった
東京五輪の開会式は
今の日本の社会問題を反映していたように思います
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