子どもがいて
家族がいて。
温かい家庭を・・・
って夢を描いて
今、ここにいるはずなんだけど。
途切れることのない家事と育児を目の前に
うっざ。
めんどくさ。
ってなっちゃうことってますよね。
そしたら
夫がもっと家事や育児をやってくれたらいいのに。
って思っている私が顔を出してくるんです。
我が家のお話をさせていただいてもよろしいでしょうか？
私の中での男性って
料理できない
洗濯できない
子守したことない
っていう３ナイ生物やったんですよ。
どんな環境で育ってん！？
って話ですよね。
小さい頃の私の周りにいたメンズは
ほとんど３ナイ生物だったんです。
もちろん、
料理も洗濯も子守も
卒なくやれるメンズもいましたが
かなりの希少生物でした。
そんな家庭にいた女性・・・
つまり母や祖母は
甲斐甲斐しく≪家のこと≫を
切り盛りするような人で
それが本人たちにとって
当たり前で美徳でええこと
やったんですよね。
だから
母ちゃんやばあちゃんが
一手に引き受けてるんです。
昔の人にありがちなヤツ、ですね
なんていうか
外で働いてくるお父さんに
帰ってきてからまで家のことさされへん
とかみたいに気ぃ使って
外で働くしかしたことないお父さんが
家のことなんかできるはずあらへん
とかみたいなプライド持ってたりしてるんですよ。
だから（無駄に）
完璧にしようとしてたり
嫁にも完璧を求めてきたり。
そんなん見て育ってるから
知らず知らずのうちに
・私が
・一人で
・完璧に
家事育児をこなすのが
良い妻であり良い母
なんだ
って刷り込まれてたんです。
とはいえ、どう考えても
祖母も母も
完璧に≪良い母・良い妻≫ではないんですけど
テレビやアニメや雑誌など
メディアの作った幻影のような
良い妻・良い母像とないまぜになって
無意識的に
完璧スーパー良い母・良い妻像
に書き換えられたんでしょうね。
めっちゃ厄介！
だから、結婚して出産して
あれもこれも全部完璧にやらんな！
家計管理もちゃんと黒字にして
貯金もできる完璧妻じゃないと！
ってエネルギーを注いでたんです。
夫婦2人の間はどうとでもなったんですよ。
夫が朝早く出て夜遅くに帰ってきても。
子どもが生まれたら
手も時間も取られるし
体も思うように動かないし。
子どもが増えてくにしたがって
さらに思うように動かなくなったんですよね。
そしたら何が起こったかっていうと
完璧にできひん自分へのイラつきと
帰宅後や休日にスマホ見てる夫にイラつきで
どろっどろなった怒りを噴火させるようになったんです。
私は３６５日休みないのに
私は２４時間ママやのに
なんであんただけ座ってスマホ見てるん
なんであんただけ寛ごうとしてるん
私なんか座ってご飯なんて食べられんのに
私なんかテレビもロクに見てないのに
こんな風に考えが展開してるから
夫がスマホを見るたびに
ずるい！ずるい！
なんで私だけなん？
なんで私だけ頑張ってるん!？
って思って
なんかやってもらわな気ぃ済まん
っていうか
もっとやらしとかんなアカン
って思ってて
休日や仕事終わりに家事をしてくれても
こんなもんで済ませようなどと思うな
私は毎日２４時間苦労しとんやぞ
もっともっとやってもフェアにはならんぞ
くらいに思ってたんです。
まるで駄々をこねる子供のよう
まぁこれも、
今だから文章にできていますが
当時は１番表面的な
こんなもんで済ませようなどと思うな
私は毎日２４時間苦労しとんやぞ
もっともっとやってもフェアにはならんぞ
っていう部分だけが心の中を占めていました。
（家事育児の参加度合が）全然足らん！
（気配りが）全然できてない！
とか言いまくってた。
めっちゃ嫌なヤツやな。私。
そんだけしんどかったんやんね。
今ならわかることは
緩めたかったし
緩やかに在りたかったん。
でも
緩めたいっていう気持ちにも気づいてなかったし
たとえ気づいたとしても
どうやったら緩むのかなんてわからんかったはず。
家を片付け
頭の中を整理して
気持ちの処理をしたら
座ってスマホ見てる夫にずるいって
もっと（家事・育児を）やらさんなアカンって
思わんくなったの。
気配りができてないっていうのは
いまだに思うけど。
やらそやらそ！
って思てた時より
はるかに多くの家事を
夫が担ってくれているんです。
夫自身も
私がやらそ！やらそ！って思てた時期は
もっとやれって言うから
とか
どんだけやっても足らんって言われるから
とか
ブツブツ言ってたのに
家事をするのは息をするのと一緒
皿洗うのなんか何にも考えてない
って今は言ってるんです。
何が変わったんかっていうとやっぱり
自分自身の心の向きが変化したから
だと思います。
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