【楽爺夜話…220】結局は、何が正しい方法なのか？

楽爺の夜話⑰

頑張って勉強し、努力し、それでも勝てない。。。
もっと素晴らしい方法が、もっと勝てる手法があるような気がして、
またしても、手あたり次第に本を買い漁り、ネット情報を漁り、
どんどん知識は豊富になるけれど、

詰め込んだ分だけ混乱してしまいます。

人の脳はインプット量が増えると考えが混乱してしまうので、
一時的に心も混乱状態に陥りパフォーマンスが下がってしまいます。

あれもこれもと、過剰に異なる様々な方法を試した結果、
結局は、何が正しい方法なのか？

わけがわからなくなってしまいます。
その結果、せっかく出来つつ有った自分の型を崩し、
鍛えたメンタルにもヒビが入って初歩的なミスもする様になります。

こうして、少しなれてきた頃にスランプが訪れます。
どうしても、相場をしていると、

相場の流れに合わす必要が有ります。

ところが自分の得意な方法が、

上げトレンド用の方法論だとすると、
レンジ相場や下げ相場には通用しない場合が有るので、
そこでスランプになってしまいます。

相場というのはランダムウォークではありますが、
大きく分けると、

上昇トレンド相場・レンジ相場・下降トレンド相場があり、
しかも最中は今がどの相場であるのかはわからないので、
トレンドが変わった時に対応ができない事が多いからなのです。

例えば、上昇トレンド相場の場合であれば、
押し目買いで玉を建てていけば、最後には利益が出ます。
これを二年ほど続けていくと、それに慣れて来て、
現在の状況がずっと続くと思った瞬間に、大暴落が来ます。

そして、そこからは下げトレンド相場に変わったとすると、
もう押し目買いは、全く通用しなくなり、
今度は戻り売りが最も利益が出る投資法ってことになります。

そして、やっと戻り売りが出来るようなスキルを身に着けた頃、
相場は底練りに入っていきます。こうなると片張りでは利益は出ず、
今度はサヤ取りの出番となります。こういうことの繰り返しなのです。

少し長くなるので、この続きはまた明日。

　　　　　　　　　　　　　　　　　楽爺