オーロラ/天体撮影仕様に変更 | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

オーロラ/天体撮影仕様に変更

 

 

現在、今年の休暇旅行で撮影したRAW写真を画像処理中ですので、今週は小休止ということで、筆者がオーロラを撮影する際の機材を集めてみました。

毎年休暇旅行に出向いた際の機材から、オーロラ/天体撮影仕様に衣替えしなければなりません。オーロラは突然出現するので、いつでもスクランブル発進出来るようにしておかねば間に合いませんので。

通常天体/オーロラ撮影時は、バックパックのカメラバッグを2つ持ちます。カメラ/レンズ以外にも、タイマーレリーズ、予備のSDカード群、マウントアダプター、6つのモバイルバッテリー、東レのレンズ拭き、六角レンチ群、水準器、単3と単4のニッケル水素電池多数等、バックパック一つでは全く足りません。

さて写っている機材を一つ一つ紹介します。先ずは上の列の左から右へ。

天体改造 Canon EOS Kiss X7i SEO-SP4 + Canon バッテリーグリップ BG-E8, Samyang 20mm F1.8 ED AS UMC, Samyang 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheye, Canon EF15mm F2.8 Fisheye。

次に中段の左から右へ。

天体改造 Nikon Z6II HKIR + Nikon パワーバッテリーグリップ MB-N11 + Sigma 14-24mm F2.8 DG DN, Sigma 10mm F2.8 EX DC Fisheye HSM, Canon EF16-35mm F4L IS USM, 天体改造 Canon EOS 6D SEO-SP4 + Canon バッテリーグリップ BG-E13。

最後に下段の左から右へ。

Sony α7RIII + Sony 縦位置グリップ VG-C3EM, Sony α7SII, TTArtisan 11mm F2.8 Fisheye Z, Laowa 10mm F2.8 Zero-D FF。

ここに入りきらなかったレンズとして

Samyang MF 14mm F2.8 ED AS IF UMC
Sigma 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL Fisheye (今回の旅行で売りました)
Canon EF 20mm F2.8 USM
Canon EF 24mm F2.8
Canon EF 28mm F2.8 IS USM (今回の旅行で売りました)
Samyang 35mm F1.4 AS UMC

等を2つ目のバックパックに入れてあります。

それに三脚7台と、それぞれにベルボンの自由雲台QHD-21,33,43x2個,53,63, 73x3個を持っていきます。

 

 

 

 

 

 

そしてこちらが「今回の新顔」です。

オークランド空港を13時丁度にプッシュバックする飛行機、日本航空とマレーシア航空の共同運航便 JL7976 (MH144)にて一路クアラルンプールへ。

到着が2024年5月8日(水)の20時30分と遅く、その日は移動だけで終りましたが、翌日は朝から観光+買い物を楽しみました。

そして、その市内カメラ店で購入したのが「この三脚」。Benro TMA27A Mach 3 Series 2 です。使用中の小型三脚が壊れたので、新規に探していました。しかもマレーシアは現政権になった際に「消費税を廃止」しており、買い物天国なんです。

相変わらずアルミ製の三脚ですが、オーロラ/天体タイムラプス撮影時には重い方が安定性があります。
1本目の脚直径が28mmで、「三段の三脚」です。

三脚と言えば4段が多くなってきていますが、オーロラ出現でスクランブル発進して、全ての三脚が4段もあったら、5台のカメラ+三脚を設置する間に手が攣ります(笑)。

ウソウソ、3段の方が安定感が高いのが理由です。また脚だけの販売というのが「ええ感じ」です。

しかし、海外旅行中に荷物になる三脚を買ったのでしょうね。�実は値段がニュージーランドの半額近いんです。

ニュージーランドの最安値はNZD226.00(当日のレートで21084円、NZD=93.29円)だったのだが、現地のカメラ店での価格はMYR395.00(12943円、MYR=32.7675円)。

正確には「8141円」だけ安い訳ですが、この三脚を日本で買うと、アマゾンで35787円もします。

筆者が「直付けの自由雲台」しか使わず、アルカスイス互換の自由雲台を使わないのが、三脚の「脚だけ」を購入する理由なのですが、アルカスイス互換の雲台はパノラマ撮影時にカメラを左右に振る事が得意なのですが、赤道儀での追尾中はカメラ+レンズ+バッテリーパックの機材をこのアルカスイス互換の自由雲台で固定するべきではないからです。

赤道儀で追尾している場合、レンズが向いている方向が高度60度辺りになる事が多々あり、その際に自由雲台の根元にカメラ+レンズ+バッテリ-パックの重さがのしかかって来て、強く締めてたとしてもカメラの固定が緩むことが多々あります。

これでは追尾撮影は出来ません。早い話、天体撮影においてアルカスイス互換の自由雲台を使う事は、大きなリスクを背負う事になるわけです。

これから赤道儀架台での追尾撮影をお考えの皆様、アルカスイス互換の自由雲台を卒業される事をお勧めします。そして重量のある「アルミ製の三脚」もご考慮下さい。

写真では、後ろ2本の脚に既にウレタンを追加してありますが、今回は1mm小さい27mm径のバイクのハンドル用ウレタンを2個ずつ計4つ通しておきました。今回は食器用洗剤を水で薄めて滑りを良くして挿入しました。

これで零下になっても、三脚を収納する時に冷たく感じずに済みます。皆様も28mm径以上をどうぞ。