フレア爆発による衝撃波が来ましたが・・・ | やる時はやりまっせ!

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ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

フレア爆発による衝撃波が来ましたが・・・

 

 

2024年6月8日の日中に発生した「ほぼ大規模フレア爆発」によるオーロラを待ち望んでいた皆様、やっと衝撃波がやって来ました。

その時間は日本時間で2024年6月11日01時35分でした。

今回は珍しくNASAの博士と筆者の予想時間がほぼ一致していたのですが、どちらも不正解。フレア爆発後52時間程度で来ると思われていた衝撃波は、結局10時間以上も遅れ、結局63時間を要しました。

すなわちNZ時間では6月11日04時35分だったという事で、その衝撃波、いわゆる太陽風速度も秒速400キロを少し越えた辺り。

これだと太陽表面の黒い穴であるコロナホールからやって来る高速太陽風と何ら変わりありません。

故にそのインパクトは弱いもので、地球の磁場に風穴を開けての大きなオーロラは全く出ませんでした。

早い話「空振り」。

まあ、こういう事もあるさ!

実は太陽観測衛星の動画を見ていて、フレア発生時のプロミネンスが大きく上に向かって吹きあがったんですよ。それを見て、もしかしてそっちに濃いのが行っちまったんか?と疑ってたんですけどね。

で次回に乞うご期待であります。オーロラなんて、ホンマはこんなもんです。オーロラを35年間見てきたんで偉そうな事言うてます。

でも本日仕事仲間でアマチュア・フォトグラファーのフアン君に先月11日夜撮影の彼の写真を見せて貰ったんですよ。そしたら、頭の真上に四方八方に広がるコロナ型オーロラの中心が写っているのがあって、一瞬暴れそうになったわ(笑)。