ジャパンレールパス・グリーン車の旅 13日目 | やる時はやりまっせ!

やる時はやりまっせ!

ニュージーランド南島クィーンズタウンで満天の星と赤色オーロラの撮影に人生を捧げております。同タイトルのホームページTOPを毎週移植

 

ジャパンレールパス・グリーン車の旅 13日目

 

 

2023年6月に利用したジャパンレールパス・グリーン車2週間の旅、その13日目の紹介です。

初日からの行程は

1日目 金沢→長野→和倉温泉→金沢
2日目 金沢→大宮→新函館北斗→函館→東室蘭→札幌
3日目 札幌→旭川→美瑛→富良野→新得→釧路
4日目 釧路→札幌→函館
5日目 函館→新函館北斗→仙台→山形→大石田→東京→名古屋
6日目 名古屋→紀伊勝浦→新大阪→岡山→高松
7日目 高松→岡山→出雲市→出雲大社前→出雲市→新山口→博多
8日目 博多→熊本→宮地→熊本→久留米→日田
9日目 日田→久留米→新鳥栖→武生温泉→長崎→武生温泉→新鳥栖→鹿児島中央
10日目 鹿児島中央→小倉→門司港→小倉→岡山→高知→坂出→(翌日に横浜)
11日目 →横浜→新宿→八王子→古淵→(ここからは自動車で)新倉富士浅間神社→河口湖
12日目 新倉山浅間公園展望台→長崎公園→白糸の滝→富士山本宮浅間大社→古淵

そして13日目の行程は

13日目 古淵→新横浜→三島→修善寺→伊東→横浜→横浜港大桟橋国際客船ターミナル→町田

と進みました。

写真は横浜スタジアムからの応援サウンドを聞きながら横浜港大桟橋で撮った夜景です。
三脚を立て、数枚撮った所で雨が降り始め、構図などを吟味しながらの撮影が全く出来なかった事を思い出します。

これだけの明かりがあれば、そりゃ星なんて見える訳がないというのが感想。

私の住むNZでは、夜間の人工光を空に向けて照射してはいけないという法律があり、街灯には深い深い傘が被せてあります。それでも道路に反射したLEDライトが夜空を照らすので、街中では天の川等、そりゃ見えませんよ。

でも最高制限時速100キロの「勿論無料」の郊外道路を使い街から離れれば、そこには空が星で全面銀色に染まる様が見て取れ、しかも星明かりで全ての物に影で来ているのも分かります。

 

 

 

 

 

 

さてこちらはJR横浜線、新幹線、伊豆箱根鉄道を乗り継いでやって来た修善寺で食べた「山葵(わさび)ざるそば」です。。

「山葵」は綺麗な水でないと生育しないそうだが、それなら数百倍美しい水を湛えるこの街クィーンズタウンでも栽培が可能では・・・と少々ビジネス思考も芽生えてしまいます。

ただここの水は上流の氷河が解けたもので、やや硬水です。勝手な想像ですが、山葵は日本の様な軟水地域でないと育たないような気もします。

この山葵だが、筆者がまだ日本に住んでいた頃、市販のチューブスタイルの「本わさび」などは存在しておらず、寿司や刺身に添える山葵と言えば、粉を水で戻して練った感じのもの。

逆に食欲を失うレベルの山葵だったので、筆者は寿司は当然「さび抜き」で、刺身も醤油だけで食していた。今から考えれば懸命だったと思う。

その後に長野県栂池高原で取り立ての山葵を食べた時に、市販のチューブ山葵との差を知ってしまい、この山葵抜きはそれから何年も続く事になるのでした。

そんな事をしている間に筆者は昭和63年にニュージーランドに来てしまい、山葵とは縁遠くなってしまったのでした。

しかし、伊豆では新鮮な山葵を使った「わさび丼」なんてのがあるらしく、それを求めて伊豆半島の南端近くまで行くつもりでいたのだが、後述する「サフィール踊り子」号の上り列車だとグリーン券で最前列が確保出来る事を知り、運行時間の関係で今年はわさび丼に会えなくなってしまったのでした。

今年2024年は1週間しか日本を旅できないので、残念ながら伊豆の南端には伺えない。来年に持ち越しである。

 

 

 

 

 

 

食後に同じ道を戻り熱海から南下し、伊東駅でこのサフィール踊り子号を待ち受けました。

下り列車の最前列はグリーンはグリーンでも、もう一つ格が上のグリーン券である「プレミアムグリーン券」を所持せねば着席出来ない。

ジャパンレールパス・2週間グリーン券の所持者であった筆者なのだが、追加料金を少々払えばこの「プレミアムグリーン券」に格上げ出来るのか・・・と思いきや、実はJRの規定で運賃だけは保証され、座席に関しては差額を払えば乗れるものでは無く、全額支払わないと座席種類をアップグレードすることは出来ないのです。

例えば寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号で例えると、「のびのび座席」は通常のジャパンレールパスで利用が可能だが、B寝台、A寝台の個室をとなると、「特急料金+寝台料金」を全額払わないと利用する事は出来ません。

なので幾らジャパンレールパスのグリーン券を所持していても、サンライズの個室となると、特急券+寝台券、合わせて1万円以上の追加が必要となります。

ただこのサフィール踊り子号だが、上り列車の最前列はグリーン車なので、筆者のレールパスで使えるのである。

 

 

 

 

 

 

最後にこちらが「上りサフィール踊り子号」の最前列から撮った写真ですが、JR九州等と違い運転手までの距離が「遠い」です。

ですので、景色はそれなりでした。

JR九州の「特急ソニック」や「ゆふいんの森」号等は、運転席の真後ろ直ぐに仕切りがあり、運転席の窓から広範囲に景色を見る事が出来ます。

ただ、余りに前過ぎると、踏切でダンプトラック等のヘビー級車両と衝突した際に、最前列付近のお客様にも被害が及ぶ可能性が上がります。それを考慮してやや遠くにしたのではないかと推測出来ます。

JR北海道の特急においては運転席がほぼ屋根の高さにあるので、その下の空間を利用し、先頭車のまさに「先頭」にも通路で行けました。

しかし、特急カムイでしたっけ、踏切でダンプトラックと衝突した事から、この先頭には行けなくなってしまいましたね。

恐らく多くの鉄ちゃんが、このダンプトラックの運転手を恨んでいると思います(笑)。

筆者は2人の息子が小さかった時に、特急スーパー白鳥の先頭に2人を連れて行き、若干抱っこして青函トンネルの通過を先頭窓から見せた思い出があります。その後の特急スーパー北斗でも同じ事をしたかな。

でもそれは今は出来ません。

そう「いつか出来るわ」「お金が貯まってから買おう」と思っていては、チャンスを逃してしまうことが多々ある事を肝に免じる必要があります。

1988年にNZに移住した際、11月12日からバンジージャンプが始まりました。500キロ離れた南島最大の街クライストチャーチで働いていた筆者だったが、年が明けた89年早々にバンジージャンプが廃止になるという話が飛び込んで来ました、

速攻で休みを取り、彼女さんと一緒にクィーンズタウンを訪問し無事にジャンプ出来ました。

しかし、それから36年経った今年も初代バンジージャンプは営業を続けています。という、上の話とは真反対の出来事もありますけど(笑)。