自然体の親(リーダー)になるための対話力
会話で相手に問題解決力をつけて自立を促す。
しなやか自分軸@川西未来子
課題分離と問題所有の原則との違いを問われると
今なのか、今から続くその後を見ているのか
という視点の違いでしょうか?!
■トマス・ゴードンのだれが問題を所有しているのか?の見分ける方法として欲求に注目している
子どもが何かをしていて、その行動があなたが何かの欲求を満たすのを妨げている場合。それはあなたに問題を起こしているのだから、あなたが子どもの行動を受容できない、と考える。問題を所有しているのはあなたである。
しかし子どものほうが、なんらかの欲求不満である場合は。子どもが問題を「所有している」のである。
Teaching Children Selh-Discipline P141より
ー今に焦点を当てている
■アドラーでは課題分離と目的論というのがあり
誰の課題かを見分ける方法として
「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」と考える。
ーその後を含めて考える
色々調べていると
「課題の分離」という考え方は、アドラーが生み出したものではないので、アドラー心理学関連の本を読んでも見つかりません。岸見先生の「嫌われる勇気」の中に出てくる「課題の分離」その方法はSMILEで学ぶことができます。。。。という文章を見つけました。
http://adora-tohoku.sakura.ne.jp/index.php?課題の分離
そして元STEPリーダーをしていたという岩井俊憲氏は下記の文章の中でトマス・ゴードンのことについて書いています。
http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/e/fc2141e1abf3d187b1f34a2d99247744
で、STEPもSMILEも元はトマス・ゴードンの著書を参考にしていることになるんです。
課題分離にしても問題所有にしても勘違いが起こっています。
(あくまでも私の経験だけです)
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課題分離の勘違い
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お節介は禁止と捉えられやすい
『課題』という捉え方で相手の課題なんだから関与してはいけない。自分の課題なんだから我慢しないといけないと捉えて相手に働きかけにくくなる。実際は共同課題として関わるんですよね。
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問題所有の勘違い
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私には問題はないと思いたい
『問題』という言葉が問題児とかトラブルの原因と捉えられやすく自分が問題のある人とは思いたくないので問題を考えなくなる。または問題と思ってはいけない。。。にはまりやすい。実際は自分が問題を持つことを許しましょう、と言っている。
要はよーーーく知らないと
ああーーーーややこし
ってことになるのです。
たぶんどの心理療法もどの理論も同じところに行き着きます。アドラーかトマスゴードンか心理療法かコーチングかというより
どちらにしても作者不明と言われているこの言葉が元なのかな~と。
神よ 願わくは 我に
変えられることを変える勇気と
変えられないことを受けれる忍耐力と
両者の違いを理解する知恵を与えたまえ
ラインホールド・ニーバー(実は作者不明です)
人は何百年も前、いえギリシャ時代の数千年前から人間関係での悩み事は話題にあがるものであるということと変えられることと変えられないものが区別しにくいものなんですよね。
で、川西が個人的に思うのは
自分がイヤだと思ったことをまず認めよう!
最初から問題や課題を区別しようとするのではなくイヤなものはイヤと感じて。。それから考えてみよう!
そのポイントがアイメッセージにあります!
次回はその実際を前回の事例の一部で説明します。