ごきげんよう♪
RAKU fellowのおおもりめぐみこともぐ子です。
「普通って人の数だけある」そう気づいた前回のブログ。今回はその続きとして、「自分時間」について考えて欲しいと思います。
40代になると、仕事や家庭の責任も増え、毎日「やらなきゃ」に追われがちです。そんな中で大切なのは、自分のために使う時間。でもただ休むだけでは、本当の意味で満たされないこともありますよね。旅行へ行ったら疲れてしまった…これはよくある話では?なので、なぜ自分時間を取るだけでは心が満たされないのか?についてお話しします。

 満たされる自分時間=価値観が満たされている時


旅行で楽しんだはずなのに、帰ってきてホッとする。とか、疲れてしまうのはなぜか?考えたことはありますか?それ実は自分を満たす時間を取れてない可能性があります!
たとえば、
・静かな場所で1人で本を読むと落ち着く人
・仲間とワイワイ語ると元気になる人
一見正反対の行動ですが、どちらも「自分の価値観」が満たされている瞬間です。要するに、一般的な『休む』があなたの『鋭気を養う』ことにはならないかもしれないのです。
そんな自分の価値観に気づいていると、
「私はこうありたい」がはっきりするので他人に振り回されなくなる。だけでなく、
「相手は相手の価値観で動いてる」と理解できるから、人を受け入れやすくなる。
つまり、自分のためだけじゃなく、人との関係もラクになるんです。だからこそ、まずは「私にとって心地いい時間ってどんな時?」と考えてみることが、満たされる自分時間の第一歩になります。


 勘違いしていた頃の自分時間


昔は「働く=毎日フルタイムで頑張ること」が普通だと思っていましたし、休むとどこか罪悪感を覚えるぐらい…。そのため旅行に行くならたくさん観光しなきゃ損とか、休みの日に特に何もしないで過ごすと罪悪感を感じたりと、『自分のための時間』は過ごせていませんでした。でもだからこそ体を壊したんですよね。
今は自分が何を大切にしたいか?【価値観】を把握しているので、本当の意味での自分時間を過ごせています。
本を読んで知識を深めるとき、「成長したい」という私の価値観が満たされる。
友人とゆっくり話すとき、「人とのつながりを大事にしたい」という価値観が満たされる。
好きな仕事に取り組むとき、「自分の力で何かを生み出したい」という価値観が満たされる。
ただ空いた時間を消費するのではなく、自分の価値観に沿った時間の過ごし方をするとき、心から満たされるのを感じます。




 「価値観に気づくと、芯が強くなる」


私たちは日々たくさんの選択をしています。
でも、自分の価値観を知らないままだと、
周りの意見や“正しそうに見えるもの”に揺らされてしまうことも。 旅行で疲れたり、一日中寝てしまった自分に罪悪感を感じるのはこのせいです。
ですが、自分の価値観に気づいていると、選ぶ基準がはっきりしてブレにくくなります。
たとえば「安心」が大切な人なら、リスクを避けて穏やかに過ごす選択ができるし、
「挑戦」が大切な人なら、新しいことに飛び込む勇気を持ち続けられる。そして、みんなが違う価値観を持っているとわかれば、「どうしてあの人はそうするんだろう?」と悩むよりも、「その人にとって大事なのはそこなんだ」と受け入れられる余裕も生まれます。どんな時間が満たされるかは、その人の価値観によって決まります。だからこそ、人と比べて「自分の時間の使い方は間違っているのかな」と思う必要はないのです。
誰かの基準に合わせるのではなく、「自分は何を大切にしたいのか」を基準にする。これがわかるだけでラクに生きれるようになります。

あなたにとっての自分時間は?


40代は、自分の価値観を改めて見直す絶好のタイミング。やらなきゃに流されるのではなく、価値観を満たす時間を意識してみませんか?
あなたにとっての“自分時間”は、どんな価値観が満たされているときでしょうか?
次回は、その「価値観を満たす自分時間」をどうやって確保するかについて書いてみようと思います。よければまた読みに来てくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。



10年後、20年後、30年後の自分を想像したことはありますか?

未来から逆算して今を考える思考法を

“バックキャスト”と呼びます。

先を描くから見えてくる選択肢もあれば、

考えないことで失ってしまう可能性もあるのです。

今回は、人生にバックキャストを取り入れる意味を考えてみます。

 

バックキャストとは?

バックキャストとは、「こうなりたい未来」から逆算して、

現在の行動を決めていく方法のことです。


多くの人が使うのはフォーキャスト

(今の延長線上で未来を予測する考え方)ですが、

バックキャストは逆方向。

 

未来を先に描いて、

そこから「じゃあ今何をすべきか」を考えていきます。

もともとは環境問題や政策立案などの分野で使われてきた考え方ですが、

実は人生設計にも応用できます。

「30年後どうなっていたいか」を描くことで、

日々の選択が違って見えてくるのです。

人生をバックキャストで考えるメリット

バックキャストを人生に取り入れると、

今の優先順位がクリアになるという大きなメリットがあります。

  • 将来像から逆算するので、「いま本当に大事なこと」が見えやすい

  • 「やらなければいけないこと」に振り回されにくくなる

  • 仕事・家庭・健康・学びなど、人生全体のバランスを意識できる

  • 40代からの副業やキャリア設計にも応用できる

例えば「60歳で経済的に安心して暮らしたい」と思えば、

「50歳までに副収入を育てておこう」と逆算できます。

「健康に年を重ねたい」と思えば、

「今日から運動を取り入れよう」と行動に落とし込めます。

未来から逆算することで、

「いま」の選択が未来につながる実感を持てるのです。

考えないまま進むリスク

逆に、バックキャストを使わず

「なんとなく」で日々を過ごすとどうなるでしょうか。

  • 気づいたら惰性で働き続けてしまう

  • 親や会社など、他人の価値観に流されやすくなる

  • 本当に大事にしたいことに時間を使えないまま年を重ねる

  • 「あのとき考えておけば」と後悔する可能性が高い

私が介護の現場で出会った方々の中にも、

「もっと早く準備しておけばよかった」

「違う選択をしていれば」と振り返る人は少なくありませんでした。

未来はある日突然訪れるのではなく、

日々の積み重ねの延長線上にあります。

だからこそ、考えないリスクは意外と大きいのです。

 

バックキャスト思考の注意点(デメリットと付き合い方)

バックキャストは確かに有効な方法ですが、万能ではありません。
未来を描くこと自体に不安を感じる人もいますし、

あまりに逆算にこだわりすぎると

「計画から外れたら失敗」と捉えてしまい、

逆に自分を追い込んでしまうこともあります。

 

だからこそ大切なのは、

バックキャストを“羅針盤”や“道標”のように使うことです。

道を歩いているうちに考えが変わることもあれば、

思わぬ出来事で進路を変えることもある。

そんなときは軌道修正すればいいのです。

 

人生のすべてを逆算で管理する必要はなく、

むしろ「計画にない余白」や「予定外の遊び」から、

新しい出会いや発見が生まれることも多いでしょう。
バックキャストは未来を縛るためのものではなく、

あくまで進む方向を照らす灯り。

歩きながら、必要に応じて道を変えればいいのです。

 

まとめ

バックキャストは、未来から逆算して「いま」を選ぶ思考法です。
すべてを計画通りに進める必要はなく、

あくまで人生を進むための道標

考えることで、未来に安心感を持ちながら今日の行動を選べるようになります。

未来は突然訪れるものではなく、

日々の積み重ねの先にあります。

だからこそ、いま一歩をどう踏み出すかを考えることが、

30年後のあなたの姿につながっていくのです。

 

「制約」と聞くと、どこか窮屈で、可能性を狭めるもののように感じませんか?

 

もっと自由に、もっと好きなように――そんなふうに思うのが自然かもしれません。けれど実際には、制約があることで、逆に発想が広がることもあるのです。

 

そのことを強く実感したのが、RAKU Academy主宰「着回しチャレンジ!着回し部」での体験でした。

 

 

 

 着回し部のチャレンジ

 

着回し部では、参加する部員さんにこうお願いします。

 

「トップス4枚とボトムス4枚を用意して、その組み合わせで16通りのコーディネートを楽しみましょう!」

 

一見シンプルなルールですが、実際にやってみると想像以上に奥が深いんです。

 

「柄物トップスに柄物ボトムスどうやって合わせる?」
「小物を変えると雰囲気はどう変わる?」
「真夏に上下黒を軽くみせるには?」

 

部員のみなさんは工夫を凝らし、普段なら思いつかない着こなしに挑戦していました。

 

いつもなら「このスカートにはこのブラウス」と固定してしまう組み合わせも、制約があるからこそ新しいペアを試すことができる。すると「あれ、意外と似合う!」という発見が生まれるのです。

 

 

 制約があるからこそ生まれる“ひらめき”

 

選択肢が無限にあるとき、人はむしろ「いつものパターン」に落ち着きがちです。でも「4枚ずつ」という制約があると、そこからなんとか工夫しようと自然に頭が働きます。

 

・色合わせの工夫
・アクセサリーや靴の取り入れ方
・同じアイテムでも着方を変えるアレンジ
・アイテムを洗濯する順番(?!)

 

まるでパズルを解くように、ひとつのアイテムに対していくつもの可能性が広がっていきました。これって着回しだけの話ではないんですよね。

 

制約があるからこそ、知恵が生まれる。
制約があるからこそ、創造力が引き出される。

 

そんな本質を、この小さなチャレンジが教えてくれたのです。

 

 

 自由では気づけなかった発想との出会い

 

もし「好きな服を好きなだけ選んでいいですよ」と言われていたら、きっと多くの人は自分の“いつものパターン”を選んでいたと思います。

 

実際わたしも、クローゼットから手に取るのは、だいたい決まったアイテムで、コーディネートもいつも通り。安心感がありますし、失敗も少ないけれど、新しい発見や驚きは生まれにくいのです。

 

自由は心地よいけれど、自由すぎると思考が止まってしまう。

 

ちょっとした枠やルールをあえて設けることで、逆に考えが広がり、今までにない視点を得られるのだと思います。

 

 

 日常や仕事にも通じる「制約の力」

 

この経験を通して気づいたのは、着回しだけでなく、日常や仕事にも同じことが言えるということ。限られた時間、限られた予算、限られたリソース。制約はわたしたちの生活に常に存在しています。

 

それを「不便」と捉えるのか、「工夫のチャンス」と捉えるのかで、結果は大きく変わりますよね。

 

時間が限られているからこそ集中できることもある。
予算が決まっているからこそ、アイデア勝負でいいものができることもある。

 

制約は決して敵ではなく、むしろわたしたちの思考を広げてくれる味方にもなるのです。

 

 

 制約を楽しむ生き方へ

 

着回し部を通して、部員さんは「制約の中で考える」ことを楽しんでいました。最初は「4枚ずつなんて少ない」と思っていた人も、終わる頃には「こんな着こなし、思いつかなかった!」と笑顔に。

 

日常に目を向けると、「もう昔のようにはできない」と思う瞬間は、40代になるとどうしても増えます。50代になったら、なおさらです。(毎日実感している54歳のわたし!)

 

でもそれは「不自由になること」ではなく、「新しい楽しみ方を見つけられるチャンス」なのかもしれません。制約を受け入れ、その中で工夫することで、思いもよらない発見が待っている。

 

そんなふうに考えると、歳を重ねることも悪くないなと思います。

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました!