幼児早期教育の是非について その16 習慣の重要性、、その1



羅輝は早期幼児教育に条件付賛成である。

1.早期教育は専門業者に任すのではなく親が中心となって行う。
2.親は早期教育の為の十分な知識を学ぶ
3.3歳までの知的刺激は重要だと考える
4.健康な体、優しい心、学ぶ力のバランスを常に考える
5.子どもの能力は環境の影響が大きいので、最良の環境を与える
6.子どもの能力は後天的遺伝で決まる

7.自ら挑戦する、何事にも疑問を持つ子育てをする

8.習慣の重要性に気付く
9.3歳まで或は10歳までは専業主婦で子育てに専念して欲しい
10.子どもの能力はどれだけ伸びるか分からない事を信じる
11.子どもと対等な立場で子育てをする

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1つについて持論を述べたい。



8.習慣の重要性に気付く


親がいい習慣を実践する

人間が生まれて来た時は純白の白紙の状態にある。それが、周りの環境により徐々に色付けされる。
ある子は素直に、ある子はいつも明るく、ある子は活発に、、その反対もある。
周りの環境が、、特に両親は有形、無形の形で子どもの成長に大きな影響を与える。

親は子に取って苦しみの原因にも、励ましの原因にも成りうる。幼少期の環境の多くは親が与えるから特に重要である。

環境と同じ位大切な事が、見落としがちであるが「習慣」の重要性である。これはある意味、家風、
家柄のようなものが大きな影響を与えると考えている。

それぞれの家の家風は、その子どもの品格、行儀、言葉使い、仕草まで作りあげてしまう。
良い家柄の子どもは何となく違うのはそのせいだと思う。

それはご両親の普段の躾、モラル、常識、価値観などが子どもに伝わった結果だと思う。これは一朝一夕で身に付くものではない。

日々の繰り返しの連続がつまり「習慣」がその子の立ち振る舞い、考え、意識などを作ったものだと考える。
ここで家柄のいい子どもは、家柄に似合った大人に育つことが多い。

小さい時作られたものは強い。「3つ子の魂百まで」とも言う。

いい子育ての第一歩は「いい習慣とは何か」を考え、親が自らいい習慣を実践することだ。

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。
而してこの習慣の学校は教育の学校よりも有効にして、実効を奏する  福沢諭吉



努力=習慣、、日々の積み重ねの重要性

先天的に高い能力を持って生まれて来る子どもも居るかも知れない。しかし、どんなに優れた才能を内在していても、それを引き出す環境がなければそれは宝の持ち腐れで終わってしまう。

才能は環境と素晴らしい指導者に恵まれて初めて花開く。

例え才能がなくても努力によりそれを切り開く者がいる。「才能は有限であるが、努力は無限である」そんな言葉もある。

努力とは普段の繰り返しを諦める事無く長く続ける事である。つまり、それを日々の習慣にまで高める事ができるかどうかに掛かっている。

私は努力と習慣を同義語に考えている。

物事が一旦習慣化すると意外と楽にこなせる。習慣化するまでは今までの生き方と違う生き方を始めるので辛い。
多くの場合「3日坊主」で終わってしまう事が多い。それは今までの習慣から新しい習慣に切り替える為に当然である。

これを習慣化する為には、約3週間位は我慢して継続すべきである。そうすると、それから先は徐々に楽になって行く。
私の場合、歯磨きの習慣は、歯を磨かないと眠る事ができない。朝のTV体操、筋トレ、ストレッチ、早朝ウオーキングはきちんとしないと一日が何だか落ち着かない。

これらも習慣化するまでは大変だったが、習慣化してしまうと逆にやらないと変な感じになってしまっている。
周りの人は「凄いね」と言うが、本人は以外と楽にこなしている。

これを子どもさんに当てはめるなら、毎日の勉強、習い事、サッカーやテニスなどの練習を日々継続できたら習慣化し、恐らく凄い大人に成長して行くはずだ。

習慣によって才能が花開き、有能な大人に成長するに違いない。