『佐藤(の守備)は下手になっている。』
……
まあ、元々別に上手かったわけではないよな。
肩が強かったってだけで、足を使えてないのはルーキー時代から気になっていた部分。
戦評でもよく書くんだけどさ、肩が強い人の中で悪送球が多い人って上半身の力に頼って投げていて、足を使えてないのよ。ステップの力を利用しなくても届くから。
タイガースならサトテルと小幡選手がこのパターン。2人とも足を使えてないからトンネルしたり、サトテルならこの前のバント処理とか、足元に脆さが出る。
でも、これって急に出てきた課題というわけではなくて、プロに入ってきた頃からあったもの。
サトテルに関してはルーキー時代のGWかな。大山選手が怪我でスタメンを外れて、代わりにサトテルがサードに入った時に守備を見て、個人的には『危ない守備だなぁ。』と思ってました。
だから、1試合の中でのファインプレーを褒めることはあっても、シーズンを通しての守備評判として称賛するっていうのはしたことないと思うんですよねぇ。
ちなみに、、、
『肩が強い人の中で悪送球が多い人って上半身の力に頼って投げていて、足を使えてない。』って書いたけど、ショートをやってた頃の中野選手はこの真逆。
ショートをやってた頃の中野選手のプレーを思い出してみて欲しいんだけど、投げる時に結構歩いてたでしょ?
肩が弱いのをステップで補おうとしたんだけど、ステップを踏む数が多すぎるから軸がブレていくんですよね。
肩に不安があるから守備位置も浅め。これ、結構タイガースファンの中で『中野選手をショートに戻せ。』だの『中野選手のコンバートは失敗だった。』だの言ってる人がいるんだけど、あのままショートで使い続けてダイビングキャッチをして、全力送球をしてたら今頃肩壊してますよ……。。。
だから個人的には中野選手がショートに戻るのには反対だし、コンバートも成功だと思ってます。
話をサトテルの守備に戻して、、、
サードでの守備が良化されないことを受けて、『サトテルは外野の方が良いのでは。』って声も少しずつ増えてきてるように感じます。
ただ、今のタイガース……外野を見てくださいよ。
近本選手がセンターで、両翼は森下選手と前川選手がいて、レギュラーを伺う立ち位置に島田選手や小野寺選手、井上選手、野口選手がいて、若手では井坪選手がいる。
一方でサードは糸原選手と渡邉諒選手、熊谷選手くらいですよね。2軍でも戸井選手だけかな、って感じ。
ってなると、チームの編成上、サトテルはサードをやるしかないわけです。
仮にサトテルを外野に回すなら、、、
“外野の誰かをサードに持ってくる”
or
“ファーストの大山選手をサードに戻して外野の誰かをファーストに回す”
これしかないなと思ってます。
どっちも『うーん……。』って感じで、特に後者は膝に爆弾を抱えている大山選手をサードに回すというあまりにもハイリスクな選択肢なので、正直やって欲しくはないです。
じゃあ前者はっていうと、その前に前者にしても後者にしても共通してる“外野の誰か”っていうのは別にレギュラーの座を伺っている人を動かしたって意味ないわけですよ。
左投げの近本選手と前川選手がサードをやるっていうのは現実的ではない……となれば、1人しかいないっすよね。
そうです、森下選手です。
僕は“サトテルが外野に行くのと森下選手をサードに持ってくるのはセット”で考えていて……ってか、そうじゃないとただでさえ今も外野に偏ったチーム編成なのにサトテルが外野に来ることで更にバランスが悪くなるんですよねぇ。。。
で、後出しジャンケンにはなるのですが“サトテルを外野に回して、森下選手をサードに持ってくる”っていう構想は個人的には昨オフから頭の中にありました。
森下選手はバッティングで足の力を上手く使えてる印象があって、調子が悪い時は上半身の力だけでスイングをかけてしまっているんだけどサトテルに比べて調子の波も小さいし、サードに回すことで下半身の使い方を身につければバッティングにも良い影響があるんじゃないか?というのが構想の根っこにあるところ。
守備からバッティングへの影響って部分はサトテルに期待したことと同じなんだけど、『サトテルは出来なかった。じゃあ、次は森下選手にやってもらおう。』って感じですね。バッティングの調子の波がサトテルより小さいってところがそのまま期待値としてはプラスになってます。
来年は恐らく監督が代わってるはずなので、新監督なら情が入らないからコンバートはやりやすいですよね。どんでんが中野選手をセカンドに回したように。
だから、チャンスは今年の秋ですね。
もちろん、そのままサードで頑張らせるってのも全然アリだと思います。
というわけで、、、
カバーしきれてない部分があるとは思いますが、以上が僕の意見。
あくまでも個人の意見です。
皆さんの意見も是非聞かせてくださいm(_ _)m