「仮面ライダービルド」ベストセレクション 感想#12
第37話『究極のフェーズ』
地球を滅ぼすほどのエネルギーが眠るパンドラボックスがついに開かれた! その力を操る地球外生命体・エボルトの前に、仮面ライダーが立ちはだかる!
最後のOPナレーション変更。
いよいよ最終章って感じです。
エボルトの憑依から万丈を助け出すことに成功するも、今度は戦兎の身体に憑依し“フェーズ3・ラビットフォーム”に変身。
万丈が戦兎を助けようとするも、エボルトの遺伝子を全て吸い取られてしまった為に変身出来ず、緊迫した場面でシュールな画が……( ̄▽ ̄;)
仮面ライダーエボルの立ち方が全てを物語ってる(笑)。
万丈が変身出来なくなった今、戦えるのは“仮面ライダーグリス/猿渡一海”だけ……
いや、“仮面ライダーローグ/氷室玄徳”がいる。
『俺がライダーになれねぇなら、カズミンをサポート出来るのはアンタしかいねぇ。俺達と戦ってくれ。』
万丈からすれば玄徳は“自分の彼女の命を奪った張本人”。そんな男に頭を下げてまで共闘を持ちかける……凄いよ、万丈は。
ただ、玄徳は今まで戦ってこれたのは“親父に国をまとめて欲しかったから”で、“親父がいない今は戦う理由が見つからない”と共闘を拒否。
で、ここもなかなかに大事な場面なんだけど、玄徳が自分は科学者でも何でもなく“親父のコネ”で研究所を任されていたと明かしてます(笑)。抜かりなく小ボケを挟んでくる「ビルド」……作品として強すぎるわな。
『おい、ヒゲ!国を束ねられるのはな、親父さんだけじゃねぇはずだぞ。』
去り際に一海が玄徳に投げかけた言葉。
終盤に定着する一海の“ヒゲ呼び”はここから始まりました(笑)。
でも言ってる内容はごもっとも。玄徳はたしかに悪事を重ねてきたけど今はちゃんとその事実に向き合っているし、何より親父さんに国の未来を託されているわけだから……やらなアカンよね。
ってことで、、、
『遅くなったな、ジャガイモ…。』
グリスのピンチに駆けつけてきましたよ、ローグが‼︎
玄徳は一海を“ジャガイモ呼び”(笑)。このコンビがマジで面白いのよ(^^;;
エボルからエボルトの遺伝子が入ったボトルを強奪した万丈は変身することに成功。
ローグ、クローズマグマ、グリスのライダーキックでエボルを撃破……
と思ったら、3人のライダーキックのエネルギーを吸収したエボルが完全態になっちゃいました……( ̄▽ ̄;)
ハザードレベル6.0以上が必要みたいなこと言ってたけど、3人のエネルギーで揃ってしまったのかね。。。
エボルが完全態になったことで戦兎が解放されるも自分の名前は“葛城巧”だと告げるまさかの展開。
おーい、エボルト!桐生戦兎の記憶を返してくれー!って話ですわ。
しかも葛城巧と万丈が顔を合わせるのってマズいよな……だって、葛城巧は万丈を始末しようとしてたわけだから。
改めて観てると「ビルド」は遺恨が複雑に絡み合っているんだけど、ちゃんと1個ずつそのストーリーを消化していってるから、小ボケの豊富さとはまた違う意味で面白いです。