『シーズンの振り返りを書く』と言ってたけど、そういえばペナント総括は書いてたんだったな(笑)。忘れてました(^^;;
ポストシーズンはCSファイナルで2位広島に3連勝。日本シリーズではパ・リーグ覇者オリックスと最終戦までもつれる死闘を繰り広げ、4勝3敗でタイガースが日本一に輝きました。
CSファイナルの広島戦に関しては正直、ペナントで相性の良かった広島が相手だったからある程度余裕を持って戦えた、というのがあったと思っています。
恐らくですが相手がDeNAだったら日本シリーズ並みの死闘になっていたと思うし、下手したら敗退してたかもしれない……。そんな印象ですかね。
日本シリーズはタイガースもオリックスもミスが多かったですね。
投手陣が強力というチームカラーが似ているからこそ、守備でのプレッシャーが大きかったと思いますし、あとは“関西ダービー”という独特の雰囲気ですかね。
個人的にはミスが出るとすれば経験値で劣るタイガースに多く出ると思ってましたが、3年連続日本シリーズ進出のオリックスもタイガースと同じくらいミスが目立ちました。結果として、そういったミスが試合の流れを大きく左右して見応えのある日本シリーズになったわけですが、これはちょっと予想外でした。
また、タイガースもオリックスもお互い2連勝はありましたが、星2つの差がつくことはありませんでした。そういった星取りからもタイガースとオリックスのチーム力が拮抗していることが伺えますね。
本家のMVPはCSファイナルが木浪選手、日本シリーズは近本選手が受賞しましたが、僕の戦評でのMVPは森下選手が一番多かったです。
なので、僕としてはポストシーズンのMVPはルーキー・森下翔太選手です👏👏👏
CSファイナルでは初戦で同点ホームランを放って、チームに流れを持ってきてくれましたし、日本シリーズではミスだったり岡田監督に苦言を呈される打席内容もありながら、第5戦ではエラーを帳消しにする逆転タイムリースリーベースを放ち、第7戦でも貴重な追加点となるタイムリーを放つなど、輝きも見せました。
第7戦の前には森下選手をキーマンに指名させていただきましたが、シーズン中も森下選手が打てば勝てるみたいなところもありましたし、勿論チームには大山選手という4番打者がいるんですけど、森下選手が“主役”って感じでしたね。
シーズン開幕当初はフルスイングというより振り回しているだけの印象でしたが、プロ初ホームランが出た夏場以降は重圧から少し解放されたのか、好き勝手に振り回す場面は少なくなったと思ってます。
打順を3番に置いたのも良かったですね。近本選手が出塁すれば2番の中野選手が送りバントをするので、やらなきゃいけないことが明確じゃないですか。
中野選手がヒッティングだったら森下選手のバッティングは振り回すスタイルのままだったかもしれないですが、前の打者が送りバントをしたならランナーを返すバッティング……チームバッティングを優先するわけで、岡田監督の“役割を明確にする采配”が森下選手に“繋ぐ”意識を植えつけさせて、それが成長に繋がったと思っています。
リーグ優勝が決まって以降、森下選手の調子がちょっと落ちたのも納得だわ。だって、あの時は個人記録優先に切り替わったから中野選手はバントしなくなったんだもの。繋ぐ意識が少し薄れて、振り回す悪い癖が出た……そんな感じだったのかな〜って思ったり。
というわけで、以上“ポストシーズン総括”でした。