前編では岡田監督について書いたので後編は選手について。
まず、投手陣でいうと先発は青柳投手と西勇輝投手が、リリーフなら勝ちパターンの浜地投手と湯浅投手がシーズン序盤或いは中盤に本来のパフォーマンスを発揮出来ずに離脱する事態がありました。
ある程度計算していた投手が4人もいなくなったら、チームとしてはしんどくなると思うのですが、先発は村上投手と大竹投手、リリーフは桐敷投手と島本投手が穴を埋める以上のパフォーマンスを発揮してくれました。
村上投手はプロ2年間で未勝利、大竹投手は昨シーズンまで在籍していたホークスで直近2シーズンで勝ちなしと、2人ともこの2年間では0勝だったのが、今シーズンは2人で22勝。村上投手は最優秀防御率(防御率1.75)をマークし、大竹投手はチームトップの12勝……2人の存在なくして優勝はなかったです。
桐敷投手はオールスター以降、リリーフでイニング跨ぎからセットアッパーまで大車輪の活躍。後半戦だけで14ホールドをマークし、欠かせない存在になりました。
島本投手は今シーズンが実質怪我からの復帰のシーズン。最初は2軍暮らしが続きました。『どんでんの期待値はそんなに高くないのかな?』と思っていたのですが、満を持して1軍に昇格すると火消しで絶大な信頼を勝ち取ることに成功。2019年の大活躍を思い出す快投っぷりでした。
野手では木浪選手の復活、ルーキー・森下選手の活躍が“+α”の部分で非常に大きかったです。
まさか、木浪選手がここで復活するとは思ってなかったですし、森下選手が1年目から二桁本塁打をマークするとは思ってなかった……嬉しい誤算でした。
木浪選手が8番でずっと打ち続けたことで、木浪選手が起点となって“木浪、投手、近本、中野”の得点パターンが生まれたり、逆に木浪選手がランナーを返したり、得点パターンのバリエーションが豊富になりました。“何処からでも点を取れる”理想のオーダーが出来たのは“恐怖の8番打者・木浪聖也”がいたからです。
森下選手は開幕直後は全く結果が出ず、スイングは出来てるけど振り回しているだけという印象でした。『オープン戦ではもう少しボールを見れてたんだけどなぁ……来シーズン以降かな。』と僕はほぼ諦めてました、正直。
でも、プロ第1号を放ってからは何かを掴んだかのように打ちまくり、終わってみれば打率は.237ながら10本塁打41打点。調子の波はありながら、大山選手とサトテルに並んでクリーンナップを張り、良いルーキーイヤーを過ごせたんじゃないかなと思います。
って感じで、投手も野手もここ数年燻っていた選手だったり怪我をしていた選手、ルーキーといった戦力の計算には入ってなかった“+α”の選手たちがチームの中心として活躍しました。
じゃあ、レギュラー陣は何もしてなかったかと言うと、そういうわけではなく、、、
先発投手なら伊藤投手が今シーズンも抜群の安定感を誇っていましたし、リリーフならシーズン途中から抑えに回った岩崎投手が最多セーブのタイトルを獲得。
野手は近本選手が盗塁王、中野選手がWBCがあったりセカンドへのコンバートもあった中でフルイニング出場を達成。
全試合4番で出場した大山選手は4年連続20本塁打こそ逃したものの、自身初のタイトルとなる最高出塁率を獲得。
サトテルは6月に一度2軍降格を味わうも、8月9月は絶好調で優勝へ突き進むチームを支えました。
捕手は梅野選手の負傷離脱がありましたが、坂本選手がそれを感じさせない“守りでの存在感”。
今シーズンはずっと坂本選手がスタメンマスクの時は勝率が高かったし、貢献度はめちゃくちゃ大きかったと思います。
+αの選手たちが活躍してレギュラー陣も活躍……そりゃあ、優勝するわな(笑)。
さあ、後は“日本一”を獲るのみ。