ペナント総括 前編 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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18年振りの優勝を成し遂げた阪神タイガース。
来週水曜日からはクライマックスシリーズ・ファイナルステージが始まりますが、その前にペナント総括を。


今年のチームは“岡田彰布・新監督”の誕生から始まりました。
“タイガースを優勝に導いた最後の監督”ではありましたが、年齢は65。どんでんが新監督という情報が最初に出たのは公式発表ではなく、リークでしたが僕自身は『ウソやろ……マジで?』と思いました(笑)。


野球界のみならず、世間でも“世代交代”、“若返り”がテーマになっている中での球団の監督要請……『これはもう2023年のペナントを獲りに来てるな。』と。



昨年までの矢野監督体制では積極性を重視してきた反面、選手任せにしていた影響で状況に応じた攻め・守りが不完全で勝負どころでのミスが目立ちました。


“普段から必死に考えて野球をやっていない”
昨年の最終戦となったCSファイナル第3戦のヤクルト戦、矢野監督体制での4年間で作り上げてきた“俺たちの野球”は酷評で終わりを迎えました。


“確認作業、状況整理”
若い選手の多いタイガースは優勝経験はおろか、1シーズンをフルで戦い抜いた選手も少なく、とてもじゃないけど選手任せで勝負どころを乗り切れるようなチームではなかった。


そこにどんでんが監督に就任し、1から野球を教えた……外野からの送球は必ずカットマンに、など細かいところから拘り、どんでんの言う“普通”に野球が出来るチームを昨秋のキャンプから作り上げた結果の優勝だと僕は思っています。
ポジション固定も選手たちの学び・吸収を助けたんじゃないかなと。


どんでんは『選手が興味を持って話を聞いている。』と感心していたけど、それは選手がどんでんに対して“監督として優勝を経験している”、“勝ち方を知っている”と思ってるからなんじゃないかなと思っています。
選手たちは何も今になって向上心を持ち始めたわけではないだろうからね。


実際に優勝して、選手たちも『こうすれば勝てる。』、『こうすれば負けない。』っていうのが分かったと思うし、観てる側の僕も勉強になった1年でした。
3点リードでも中野選手にバントさせて追加点を取りにいく“追加点の捉え方”は僕の考えと同じ……と言ったら烏滸がましいけど、『流れ的にはそうだよな。』っていう答え合わせも出来たりして楽しかったです。




あとはハマスタでの猛抗議。

勝利への貪欲さ、執念を監督自ら示したあのシーンは今年の優勝を語る上では欠かせない。



1つの勝ち、1点への執念……流れのスポーツである野球を知り尽くした伝導師がそれらを説きながら掴み取った2023年のペナントだった。