「この音とまれ!」感想 #9(第18話〜第19話)
厳しすぎる指導者
全国大会予選で演奏する曲のタイトルが『天泣』に決定。“天泣”は晴れているのにぱらぱらと降る雨という意味。“泣”が入るとネガティブに捉えがちですが、青空なわけですから嬉し泣きとかポジティブな感じですかね。
タイトルが決まったタイミングで、学校に鳳月会の堂島 晶が現れ、何と筝曲部の指導をすることに。『レベルが低くてガッカリ。』、『音が汚い。』、『基本が出来ていない。』など、厳しい言葉を浴びせる堂島さん。鳳月さんに対しても『今まで雑な指導をされてきたんですね。』と一言。
鳳月会を破門された鳳月さとわがいることから、かつての自分のように堂島さんは部を潰しにきたのでは?と勘繰る来栖さん……(苦笑)。実際、それはちょっと当たっていて、堂島さんのおばあちゃんが悪い性格をしてるので、鳳月さとわが箏を弾く場所を奪おうとしてるんですよねぇ……。堂島さん自身は鳳月さんが鳳月会やその周りをめちゃくちゃにしてまで手に入れたかったものを知りたいらしい……。
来栖さんや光太は堂島さんの厳しい指導にフラストレーションが爆発しますが、『自分たちが下手だから、鳳月もバカにされた。』と捉えた愛は素直に指導に従います。愛もフラストレーションはあると思うけど、どちらかというと実力不足の自分に、ですよね。“鳳月さんとの実力差”は堂島さんが来る前から愛自身が敏感になっていたポイントでした。
堂島さんの指導が始まり、真っ先に成長を見せたのは愛。奏でる音が明らかに綺麗になり、堂島さんも驚いた様子。鳳月さんが失格になったコンクールで最優秀賞を受賞した堂島さんを驚かせたのは凄い。
日常パートでは、武蔵と来栖さんのクラスが席替えをしたみたいで、何と来栖さんは武蔵の後ろの席に。来栖さん、嬉しそうでしたね〜、気持ちは物凄く分かる(笑)。
深すぎる闇
第19話は闇堕ちに至るまでのことが描かれた“堂島さん回”でした。元々は明るい女の子で、箏のコンクールで最優秀賞を取りまくる兄の影響で、箏を始めた堂島さん。しかし、事故で両親を亡くし、自分より演奏が上手い兄が椿会の後継ぎを堂島さんに託したところから、人生が狂い出した模様。鳳月さんも父を亡くしてから人生が狂い出したんだよな。。。
2年かけて仕上げた「水の変態」を引っ提げて挑んだコンクールでは最優秀賞を受賞するも、失格になった鳳月さんの演奏にインパクトを全て持っていかれ、心の闇が更に深まっていってしまう堂島さん。演奏しながら歌うって凄いことだと思うんだけど、鳳月さんが残したインパクトはそれ以上ってことか。。。
“失格演奏に負けた1位”という屈辱……。闇堕ちするには十分過ぎますね、悲しい。。。
「水の変態」
最初聴いた時は『あれ……歌の部分だけはプロが歌ってるのかな?』と思ったら、歌も堂島さん役の東山奈央さんが担当していてビックリした。だって、声が全然違うから。その道のプロが歌っているかのような低く深い歌声……凄いっすね。。。
鳳月さんが破門されたことで鳳月会の跡取りの座が空き、それに魅入られた堂島さんのおばあちゃんも闇に染まっていった感じがありました。
ある日、鳳月さん達は堂島さんがコンクールで最優秀賞を取った時の演奏を視聴。感銘を受けた鳳月さんは堂島さんに感想を伝え、改めて指導をお願い。しかし、堂島さんは『これ以上、私を惨めにするのはやめて下さい。』と突き放します。まあ、鳳月さんは素直な気持ちを言ってるだけなんだけど、堂島さんからしたら自身が2年かけて仕上げたものをたった一音で打ち砕かれた相手からの褒め言葉なんて貰いたくないよな……。
鳳月さんの言葉を軽く流した堂島さんは、『何故、あの時あんなことをしたんですか?』と、鳳月さんにコンクール失格の真相を尋ねます。ただ、聞かなくてもあの演奏が軽い気持ちで弾かれたものではないことは分かっていた堂島さん。“母を振り向かせる為だった。”と素直に答えた鳳月さんを見て、鳳月さんがまだ“高校生”であることを再認識し、孤軍奮闘した鳳月さんに寄り添うような形で近づこうとしますが……堂島さんの心に染み付いた闇がそれを拒む……(ー ー;)
結局、ここで遺恨が無くなることは叶わず、堂島さんは滝浪先生に箏曲部への指導を終わりにすると話し、第19話は終了。。。
想像以上に堂島さんの闇は深かった。
そこに光があると分かっていても、自分には背負いきれない、眩しすぎると闇からの脱却を拒んでしまっている堂島さん。
そんな堂島さんを救うような展開に、この先なっていくんでしょうか。。。
#10に続く。。。



