『ダイヤのA actII』感想 #3
☆4強、出揃う‼︎
春季東京都大会はベスト4が出揃い、準決勝のカードは“青道(西東京)vs市大三(西東京)”、“稲城実業(西東京)vs帝東(東東京)”となりました。ベスト4に西東京が3チーム……夏の西東京大会は厳しい戦いになりそうですね。。。
☆準決勝第1試合“青道vs市大三”。
1.降谷、5回途中KO……。
準決勝第1試合は青道vs市大三。青道は降谷、市大三は天久と共にエースが先発。青道は天久の立ち上がりを攻め初回に2点を先制し降谷を援護。天久は初回こそつまづいたものの2回以降は立ち直ります。対する降谷も4回まで無失点できますが、5回裏に天久に逆転タイムリーを許すとそこから制球を乱し5失点。レフト・結城の後逸もありましたが、市大三の打線に捕まった印象がありました。
また、継投を早めにする片岡監督が降谷の交代をなかなか決断出来なかったのも響きましたね……。“野球ノート”で選手とコミュニケーションを取っている片岡監督。降谷は野球ノートに『日本一の投手になりたい。』と記していました。片岡監督はその降谷の言葉に心を動かされて、采配に影響が出てしまったようです……。
2. 2番手・沢村がピンチを切り抜け、片岡監督が最敬礼。
2対5と逆転を許した青道は降谷に代わってマウンドに上がったのは沢村栄純。尚もピンチが続く場面でしたが、ここを三振で切り抜けます。すると、片岡監督が沢村に『お前に助けられた。すまん。本当によく抑えてくれた。』と謝罪と共に最敬礼。ただ、沢村は“すまん”と謝られたことが悔しかったみたい。まあ、それだけ沢村よりも降谷を信頼していた、ってことですからね……。沢村も“降谷がエースだから”っていうのは分かっているけど、この信頼の差は相当悔しかったと思います。
3.沢村が好投するも、3点差は遠かった……。
練習でバスター打法を身につけた沢村は、この日天久からツーベースヒットと四球で2度出塁するも、後続が返すことが出来ず。それでも沢村は辛抱強く投げて市大三に追加点を許さない。何とか反撃したい青道でしたが、終盤バテてきた天久から内野ゴロの間に1点を返すのがやっと。3対5で市大三に敗れ、決勝進出&関東大会進出とはなりませんでした……。
勝った市大三は昨春のリベンジを果たし決勝進出。昨夏も昨秋も薬師に敗れてなかなか結果を出せていなかった市大三ですが、ここで再浮上。
☆準決勝第2試合“稲城実業vs帝東”。
稲城実業は成宮 鳴、帝東は向井 太陽……両チームのエース左腕且つ俺様キャラな2人が先発のマウンドに上がります(笑)。尚、この試合は前の試合で勝った市大三はもちろん、青道もスタンドで観戦。沢村は一人離れたところから真剣な表情で観戦。。。
1.向井、中盤に稲実打線に捕まる……。
試合は白熱した投手戦となりますが、6回に帝東のエース・向井が1番・神谷、2番・白河に連続タイムリーを浴びるなど2失点。先制を許すと7回にも多田野の犠牲フライで3点目。
向井は連投による疲れもあったかと思いますが、多分秋季大会で青道に負けた時同様にコースを厳しく突くあまり、球数が多くなって結果的に自分のスタミナを必要以上に使ってしまったのかなと。まあでも、向井は俺様キャラですから、自分の投球スタイルは変えないでしょうね。向井のコースを厳しく突くコントロール重視のピッチングは僕好みなので、向井は結構好きなキャラなんですよねぇ^ ^
2.成宮 鳴、劇中で初被弾……。
稲実がゲームを支配……したかと思いきや、帝東も4番・乾が成宮からソロホームランを放ち1対3と追い上げます。成宮 鳴は劇中で初めて打たれたホームランということになりますね……。この事実、雷に打たれたような衝撃があります(^^;;
まあ、どんなに凄い投手でも1試合に必ず何回かは甘い球が来るっていうし、それを逃さなかった乾さんは流石です👏👏👏
3.成宮から向井へ……強烈なメッセージ。
8回裏の帝東の攻撃。ここまでノーヒットの向井に対して、成宮は全ての持ち球を使って全力でねじ伏せるピッチングを魅せます。インコースに厳しい球もいってましたし、これは明らかに向井へのメッセージですよね。共に1年の夏から甲子園を経験しているし、サウスポーだし、頼れる先輩捕手がいた(いる)っていうのも共通している部分。学年は成宮の方が1つ上ですが、成宮が向井のことを認めた……ということでしょう。あくまでも、自分が上ということは強調しつつ(笑)。試合後の向井と成宮のやり取り、面白かったです

これで、春季東京都大会の決勝が“市大三(西東京)vs稲城実業(西東京)”に決まりました。と、同時に両チームの関東大会進出も決定。
準決勝2試合とも、非常に見応えがありました‼︎
#4に続く。。。