仮面ライダーディケイドの嘘予告 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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『仮面ライダーディケイド』は僕が一番好きな仮面ライダー作品。


放送期間が半年だったり、再放送では最終話の終盤が作り直されていたり、色々と話題を提供している作品でもあります。


中でも、“仮面ライダーディケイド 嘘予告”は今でもミステリアスな事案として、語り継がれています。
というわけで、今回は『仮面ライダーディケイド 嘘予告』の話をしようと思います。



嘘予告の話をしていく上で、ディケイドの世界観・設定が重要になってくるので……




まず、何の“嘘予告”なのかと言うと、冬に2009年冬に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』内における、ディケイド・完結編です。


この嘘予告が流れたタイミングは、最終話の本編終了後。ちなみに最終話が放送されたのは2009年8月30日。ディケイドから仮面ライダー作品は8月末で終わる流れになります。


その嘘予告には、、、


ディケイドを後ろから襲う鳴滝。


門矢士を追いかけるディケイド コンプリートフォーム。


ディエンドを倒すクウガ。



などなど、僅か10秒ほどの間に衝撃的なシーンが。ってか、衝撃的なシーンしかない(笑)。


しかし、実際に上映されたMOVIE大戦2010のディケイド・完結編では当該シーンは一切無し
その為、最終回の放送終了後に流れた予告が“嘘予告”とか“偽予告”と言われるようになりました。


ちなみに、MOVIE大戦2010が公開されたのは2009年12月12日。
ディケイド最終回からMOVIE大戦2010公開までの約3か月に、何があったんだという話になるわけですが……


ネットで色々調べた結果、嘘予告となってしまったあのシーン達、実は劇場版の撮影のクランクイン前に初期の脚本をベースに撮ったシーンだったそうです。


ここ数年の仮面ライダーの冬映画の予告が出る時期を考えるとだいたい11月に入ってからで、夏にはまだ何も映像は出てないですよね。


ただ、ディケイドはテレビ本編では完結せず劇場版で完結するという特殊な仕組みだったので、流れ的にテレビシリーズ最終回後に“劇場版の予告が必要不可欠”でした。
劇場版のクランクインもしていない段階なので、『劇場版がどういう展開になるかは分からないけど、とりあえず初期の脚本に沿って予告を作ろうか。』で、撮って最終回放送後に流れたのがあの予告だったんじゃないかなと。


そうなると、嘘予告となった10秒ほどのシーンに初期の脚本が詰まっているわけで、考察好きの僕は既にテンション上がっていますが、、、


まず、、、


ディエンド好きの僕にとっては辛いシーンではありますが(このシーン、実現しなくて良かったわw)、、、


ディケイドはループもので(これは公式発表されてる設定)、感想記事にも書きましたが士が使命を果たすまでループさせているのは“ディエンド/海東大樹”(これは、最終回の海東さんが涙を流しながら士を引き止めるシーンを見た感じ、間違いないと思います)。


だから正直、ディケイドを止めたい側からしたらディケイドを倒すよりも優先すべきはディエンドを倒すことなんですよね。
ただ、それに気付く為にはループしていることとディエンドがループさせていることに気付かなければなりません
で、嘘予告ではクウガがディエンドを倒しているので、ユウスケがこの仕組みに気付くというのが初期の脚本だったんじゃないかなと。



そして、、、



この2つのシーン。

もう何が言いたいか分かりますね?


はい、“鳴滝がもう一人の仮面ライダーディケイド”です。


もっと正確に言うなら、“門矢士の前に仮面ライダーディケイドだった男”でしょうか。


世界を破壊するのが仕事の“ディケイド”という役職があったとして、適任者をあれこれ探してやってはいたものの上手くいかず……。
そのうち、適任者として鳴滝が選ばれたものの使命を果たせず(何度か失敗したんでしょう)、ディケイドのベルトを失った(勝手に回収された)。しかし、鳴滝はディケイドへの執念が強かったからか、何故か世界を自由に行き来出来る能力を得て、ディケイド後任となった門矢士の動向を注視していた……
って感じですかね。


嘘予告でディケイドを襲っていましたが、『真のディケイドは私だ!』っていうのが鳴滝の本心なのでしょうかね。ディケイドへの執念、ハンパないって(笑)。
コンプリートフォームで士を追いかけているのも鳴滝でしょう。




というわけで、嘘予告から初期の脚本に関する考察までしていきましたが、、、


書いているうちに引っかかる部分が出てきたりしたので、いつになるかは分かりませんが“続き的なもの”を更新するかもしれないです。


“adiós”(アディオス)。